流れ星と羊飼い

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2007.01.15
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カテゴリ: その他
【進一日記】

beerman.png

金、土曜日の京橋の路上による絵売りもいつもの如く堪能させて頂きました、、、

色々な人達と戯れ、そしてその中で絵を売れる事は有り難く、何に置いてもただただ嬉しい限りです、、

そして何かに永遠取り組め続けれる今の状況もまた決して手放す事の出来ない貴重な時なのかもしれません、、



過去の京橋の絵売りの日々に置いて、この冬の季節、風の冷たさに吹かれる中、僕の見つめる視線の先に映るものに老いさばれうずくまる一人のホームレスの老人が居た、、、

一日中正座をして、頭を地面に着くまでおじきして、そして些細なお金を恵んで貰う為に日々、毎日そうしてた、、、

時に酔っ払いにそのお金をかっさらわれたり、気持ちゆとりない人に蹴り飛ばされたり、頭の悪い女子高生に笑われ馬鹿にされ、蔑まされながらも、それでも日々、毎日そうしてた、、、、


、、、、、、、

、、、、、、、





、、、、、、、

、、、、、、、


そんなホームレスの老人に一人の人が当然と近くに寄り添い、声をかける、、、

「おっちゃん、すげぇ寒いから風邪ひかないよう体には気をつけてな、、、、」

と、軽く肩に触れながら、、、

、、、、、、、

、、、、、、、

そう、、

それは当然ながら路上で携帯のアンテナを売ってたお兄ちゃん、、、

そんな事を僕の知る限りする人は、この人くらいしか居なかった、、、

、、、、、、、




うす汚い物は見てはならない、、、


うす汚い物には触れてはならない、、、


うす汚い物には近づくな、、、、


ただ綺麗な物だけを見続けそれに触れ、綺麗にかたどった見栄え良しの心のない、

本当などは何一つ潜んでないそんな言葉で固め尽くして偽りの尊厳を得ればいい、、、




、、、、、、、、

そんな物があまりにも溢れ返るこの場所の中で、

その一瞬がこの俺には心安まる一時であって、そこには心震える感動があった、、、



、、、、、、、



そしてある時、このホームレスの老人が少し酒に酔っぱらい過ぎて、ある女の子(と、言っても実は常識わきまえる結構いい年齢に達してる)の絵売りの前にへたり込んだ時があった、、、

きっと誰でもいい、、、

話しの出来る誰かが欲しかったんだろうな、、、、

、、、、、

絵売りの女の子は視線合わさずまるでそれが存在してないかのように無視し続ける、、、

そんな物は世には存在などはしていないであろうと如く、、、


、、、、、、、


おっちゃん、、、

、、、、、、、


冬の寒さも吹かれ過ぎて慣れ過ぎたらそれは何も感じないそんなもんになっちまうって事が幾らかあったりもするよな、、、?


なぁに、なんでもねぇ事さ、、、


そうさ、、、

おっちゃんに取っちゃなんでもねぇ事さ、、、


、、、、、、、


そしてまた別の他の絵売りの男がその老人に近づいた、、、

てっきり、その女の子の変わりにほんの少しの暖かみある言葉の欲しいホームレスの年寄りに優しい一言でもかけてやるんだとそう思った、、、

、、、、、

当然と当たり前にそう思った、、、、


、、、、、


そう、、、

けどさ、、、

けれども、

世は汚い物にはふたをして捨てなきゃぁならなかったんだな、、、、

「おっさん、、、

何ここでへたり込んで座っとんねんっ!!

向こう行けやっ!!

邪魔やねんっ!!」


、、、、、、

、、、、、、

大声で怒鳴りまくしたて、いっちょまえに吠えたてやがる、、、、

弱い者だけには吠えたてる事が出来るふぬけ野郎、、、、


さしずめてめぇに取っちゃ女の前で良いかっこ出来る好材料ってこったな、、、、


冬の寒空の中、たかが知れてる小銭を得る為に恥も忍んで頭を地面に擦りつけておじきしてるこの老人がよ、、、


、、、、、、



よぉく分ったよ、、、、



よぉく分かったさ、、、


、、、、、、、



「てめぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!

ぶっ殺すぞっ!!!!

なぁに、女の前だからってかっこつけてやがるっ!!!!」

と、そいつを突き飛ばし、言葉荒げにまくしたて、その後は何を言ったかもどうしたかも覚えてない、、、



そして、そうした一つ、一つの自分自身の行為が悪評を広めこの俺自身の評判を落としていった、、、、


、、、、、、、


そしてそれはあの人も、、、、【アンテナ屋さん、、】


また違う別の時に、その老人が酔っ払いに絡まれ、いい様にされてる時に、そいつを掴み上げ、こっちこいやっ!!と、当たり前のように路地裏へと連れて行ってた、、、


そして周りの人らはそれを悪く言ってた、、、、

、、、、、、、


本当にそうなのか、、、、?

何も分からないのかい、、、?

この人の優しさが何も分からないと言うのかい、、、、?

、、、、、、、

それを思えば辛かった、、、、、


、、、、、、


ある時にある用事で京橋の前を通った、、、


そしていつもの如く、ホームレスの老人が正座をして地に頭を擦りつけおじぎしてる、、、

その傍にはお恵みをと乱暴に書きなぐった段ボールと、お金を入れてもらう小皿を置いて、、、


良い人振ってあからさまに金等やれねぇよ、、、おっちゃん、、、、

ましてや、声をかけてやる程には俺は優しい人間でもねぇんだ、、、


、、、、、、、、


だから俺はお金を落としていった、、、、


その老人の側で金を落としていった、、、、


それはお恵みでもなんでもない、、、

ただ落とした金なだけ、、、、


誰が拾うかも気づくかも分かりはしねぇし、それにポケットに手を入れ、無造作に掴んで落として行った金だから幾らかも分かりもしない、、、



、、、、、、、、


冬の寒空にはウィスキーがちょうどいい、、、、

この寒さを幾らだって掻き消してくれるから、、、、

、、、、、、

どうやら俺はおっちゃんとは違い、この寒空を誤魔化さずに一身に浴びる事が出来やしねぇや、、、、


けれども寒さは寒さとして自覚しながらも受け止めようかなぁと、そしてその中で時折はウィスキーで逃げさせて貰うな、、、、



、、、、、、、、、


寂しい奴が居るなら幾らでも来ればいい、、、、

優しい言葉が欲しいなら幾らだって来りゃぁいいさ、、、


殺し文句と飛切り上等な差し当たりない居心地良い気取った言葉はねぇかもしれねぇけども、それでも汚い中でも吐き捨てれるそんな俺なりの正直さがあるんだから、それはそれで上等じゃねぇのかな、、、、



本当に励ましたかった奴には何も励ませれやしなかった俺は愚か者、、、


だから俺は絵売りの日々の中で永遠誰かを励まし元気づける、、、、


決して取ってつけたような心ではなく、本当にそいつらを思う中で、、、、



俺の、、、


小さな、、、


小さな願いを込めて、、、、、





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最終更新日  2007.01.15 16:32:49
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