流れ星と羊飼い

流れ星と羊飼い

PR

×

カテゴリ

その他

(1419)

君に

(92)
2008.01.07
XML
カテゴリ: その他
【進一日記】

beerman.png

リンダ-.jpg


絵売りをして2.3ヶ月目くらいに
突然枚方の路上で絵を売ってたら黒人の女が
俺の絵を手に取り色々と見始めたんだよな。

本来あまり外国人があまり好きではない俺だけれども、
お客さんとしての外国人ならばそれなりに対応する俺ってな感じだな。

まぁこの当初はまだそこまでの拒絶感はなかったけれどもな。

そして俺の絵葉書を買って行ったんだよな。

どうも自分の国の友達に送る為に。

アクセサリーを路上で売ってる事に気が付いて
話しかけてみたら、
しっかりと自分の店を見ておかなくてもいいのかと
片言の日本語で心配してくれそう言った。

俺はびっくり。

どう考えてもちょいとした酔っ払いが
ちゃちい絵を【その当初な】道ばたに広げて
お遊戯がてらにしてるようにしか見えなく
店なんて上等に言えねぇのに
何の隔たりもなく、
そう言った事が俺の中で驚きなもんで


それから、
しょっちゅうリンダのとこに行ってたり、
リンダもしょっちゅう俺の絵葉書を買ってたりと、
お互い場所が近い事もあって、
路上の大半の時間いつでもリンダと過ごしてるような感じで

どちらかと言うと俺の方が積極的に
リンダの所ばかりに行ってたようにも思える。

俺の当初の哲学で言えば
あまりそれは本来あるべき男の姿ではなく、
へらへらと女の側に自ら行く事は好まない
無頼派気取りの俺としては的外れな行為とも言えたな。

けれども、
やっぱ国柄か、
人種柄なのか、
底抜けの明るさがあって、
それが何だか心地よく、
こうなんてぇのかな、
陰鬱としない日差し側の心地よさみたいなもんを感じれて
それが何よりも楽しかったのかもしれない。

そしてそんなリンダが何だか素敵に思えてた。

最後のお別れの時なんて、
妙にがらにもなく、
なぁまた日本に来るよな、
リンダが居なくなったら寂しいだろなんて
言っちまった。

そんな感じの事を人に等、
ましてや女なんかにも言った事もないのにな、
そんな事を言わせるリンダの人柄が
また俺の気持ちを鷲づかみとしたもんだけれども、
去り際に酷なもんだぜと、
何だかとてもつまらない気持ちになってたなぁ。

まぁあれからもう7.8年の月日が流れたもんで、
俺はあいも変わらずも路上で絵なんかを売ってたり、
時に個展、グループ展としてる日々を送ってるもんだけれども、
今頃リンダは自分の国で楽しく機嫌良く過ごしてるのかなぁと
時折リンダを思い出したら妙に心地良い気持ちになってる事に
気が付く事もしばしばなもん。

そして思うんだよな。

底抜けの明るさは
他の誰もがつられて明るくさせるもんで、
そうした日差しみたいな明るさを持ってたリンダは
やっぱ素敵だなぁってよ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.01.08 01:19:39
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: