流れ星と羊飼い

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君に

(92)
2010.12.31
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カテゴリ: その他
今年はかなり納得いくそんな感じでした。

絵をずっと描き続け、
趣味を充実させようと映画を観続け、
お気に入りの映画館も出来たり、
路上での絵売りも枚方、京橋以外での場所も見つけてたり、
それと、
サム兄とたかしと仲良しになれ、
二人とは解り合えたと本当に思えるし、
家族とも理解を深め合え、

もう意味が分からなくなる程に酒を煽る事もなくなり、
極力と大人しく静かな自分にもなれ、
もしかしたら自身の命の正体はそこにあったのかも
しれないなぁとそう感じてます。

何だかどうにも全く違う自分になったような
不思議な感じです。

なるべく人にも優しく出来た様にも思えるし、
人の事も守れたし、
やっぱり何事も腐らず卑屈に拗ねる事無く、
自分がどうしたいのか、
そしてどうするつもりなのかに掛かってるのかも


もしかしたら
僕の命に心は解放され自由になったのかもしれません。

人と争ってばかりの人生で、
僕の瞳に映る世界の全ては呪われていて、
安らぎなどありもしなく、

なんて思ってます。

最近、
本町の方で立ち飲み屋さんをしてるお客さんが
お店に飾る為にと僕の文章つきの絵を沢山買ってくれ、
その理由に僕の言葉が素敵であるからだと言ってくれたのですが、

確か去年の暮れに歌を聞かせてくれた子も
そう言ってくれた事を思い出しました。

僕の素行に言動が悪く、
あんなに綺麗な言葉を書ける人なのにどうしてと、、、

自分が
善い奴だとか、
優しい奴だとか、
とてもじゃないけれども
到底受け入れる事なんて出来るわけもなく、【人によく言われる】
それでいいと、そんな調子にもしてたのですが、

僕と言う人間を一番理解してくれようとしてたのは
やっぱりこの子なんだなと、
僕を叱りつけてくれた彼女に心から感謝の限りです。

けど、
ほんと、
何を感じ、
何を見るかで、
自分の生きて行く世界は変わる、、、

僕はあまりに
かけ離れたものばかりを見てきたのかもしれません。

けれども
それでも僕はまだ弱い人間だから、

人を罵ったり、
悪態ついたり、
時には手もあげたり、
馬鹿みたいに酒に溺れたりもしてしまうのかもしれませんが、

それでも、

それら一つ、一つを幾らとて繰り返しながらでも

それでも、
人と人とは理解し合い解り合えるのだと知ったから、

人のせいにも、
血筋のせいにも、
物事のせいにもする事無く、
しっかりと巻き起こった現状を己の眼で見据え、

僕は僕の欲しいその世界を鷲掴みといきたいもんです。


=============

【貧困街の兎】

もう虐げられまいと牙を剥き出し凶悪にと
どれほど強がってみせても孤独な狼にはなれなかった

もう腹を空かせまいと憎しみ悪意をその瞳に宿らせ、
全てを奪いさる気骨を持ったアウトロー気取りとしてみせても
野良犬に成り下がる事も出来なかった。

子供の頃、白い小さな兎を一杯育てた、、、

大人しく、
静かで、
散歩に連れて行けば、
皆黙って後をつけてきた、、、

乾いた空気が立ち込める中、
通り抜ける道筋に目にするものは、

トタンで出来た家

割れた窓硝子をガムテープで補強した家

朽ち果てたボロボロの家

動物の死骸が溢れかえった廃車置き場

配送の為トラックの荷台に詰め込まれ
悲鳴をあげる養豚場の豚

何時でも何処でも交尾ばかりしてる飼い犬

ゴミ袋を喰い漁る鴉の群

ドブ川を全力でかけ抜けるドブ鼠

錆び付き壊れた数多くの自販機

真っ赤な瞳に映るものは果たして何なのか

ただ静かに大人しく鳴き声一つ無く、
全力でぴょんぴょんと飛び跳ね
僕の後をつけてきた、、、、

貧困街育ちの兎

何処と無く飛び跳ね
目にするもの全てが
憎しみ、悪意、怒りに濁る無く、
毎度、毎度とその一つ、その一つがただ目新しく、
ただ、ただ広がりを見せて、、、
健気に生きてた、、、


貧困街育ちの兎

それでいいじゃねぇか、、、





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最終更新日  2010.12.31 16:56:30
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