松尾大生の独り言

松尾大生の独り言

2011.02.19
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この家を購入してから、じき十年になる。買った時に築二十五年だったから、もう、築三十五年ということになる。

今度はこんな豪雪地帯のヒグマの出る山の中の住宅地ではなく、札幌市内の、もう少し利便性の高い場所に家を建てたい。

不思議に思うのだが、家……というものは、本来、メンテナンスさえしていれば、百年でも二百年でももつものではないだろうか? 事実、北海道でも、戦前からの家が、立派に使用されている例は沢山ある。

特に小樽に顕著だし、サッポロでもまだ残っているが、軟石を切り出して造られた戦前からの倉庫は、まだ残っており、中には楽に、百年を超えるものもあるだろう。


確かローマに行くと千年も前に建てられたら家に、まだ人が住んでいる例もあるらしい……。妻がヨーロッパ旅行してきたが、勿論、古い建物がたくさん残っていてまだ使われていたそうだ。

本州を車で旅した時、農村部に、江戸時代からの建物が倉庫などとして、まだ使用されている風景に驚いたことがある。江戸の建造物の隣にみんな、家を建てていたが、三十年後四十年後には、戦後の家は見るかげもないと容易に想像がつくが、江戸時代からの建物は少しも変化していないだろう。

家って、一度、建てたら、代々、住めるものではなかったのだろうか?

子供の頃、サッポロの二条市場に行った時に、

「この市場の建物は築八十年」



昔の家は平気で百年二百年三百年、もつのに、なぜ、いまの家は、築三十年も過ぎたら住み難くなるのだろう。うちも縁のしたの板は落ちてくるし、冬は寒いし、既にガタガタだ。うちの実家も、同じ町内にあるが、やはり築三十五年にして既にボロボロである。

リフォームすれば、あと二十年は大丈夫だろうが、リフォームした家は売る時に安く査定されるし、いまはデフレで新築した方が安いかもしれない。

自分は建築不動産の会社で働いていたことがあるが土地の仲介の営業が主体だったから、建築に詳しくないが、ガッコの後輩にあたる一級建築士に、

「いまの家は、どうして、こんなに短命なのか?」

と、尋ねたことがあるが、彼には回答できなかった。

理由は、調べたらすぐに分かる筈だが、次に家を建てる時には、孫子の代まで、自然に住める家を建てるつもりだ。

築二十年も過ぎたら、気の早い人は、もうリフォームする。それでも、もって五十年だろう。リフォームを繰り返しても……。

家に限ららず、戦後のものは、何でも短命である。戦前は戦前で確かにヒドい部分もあったワケだが、いまほど、何もかも短命ではなかったと思う。

例えば、教育。うちの父はもう、八十一歳だが、十五歳まで戦前の教育を受けている。敗戦の直前は学校もヒドい状態だったが、それ以前は案外、なごやかな雰囲気だったそうだ。

父は昭和五年生まれだが、自分は明治生まれの祖母から教育を受けた。善悪は抜きにして、父にしても祖母にしても、人間的な迫力というか、強さが我々とはケタ違いだった。父ですら、明治生まれの祖母と比べたら、小僧に見えたものだ。自分が子供の頃には、まだ、ほんの稀に江戸時代うまれのお年寄りがいたが……。

家と同じように、人間もまた、弱くなった……。生活や仕事する為に使う道具にしても、同じである。



やはり明治生まれの祖父が日曜大工で作った踏み台も、もう四十年以上になるのに、当たり前に使える。百年後にも壊れてはいないだろう。材質が違う。

今、自分が踏み台を造ろうと思っても、
数百年もつ材料が、そもそも、販売されていない。あんなに分厚い板は、よほど探さないと入手困難だ。

今、我が家の玄関にある下駄箱は、祖母が四十年近く前に、吟味した末に購入したものを形見としてつかわせてもらっているな、まるで新品である。祖母はもともと資産家だったから、相当にお金を出して吟味した下駄箱。やはり材質が違う。新品だと偽って販売しても、売れるかもしれない。祖母のまあ、自慢の下駄箱であった。

人間にしても、家にしても、道具にしても、昔のものはどうしてこう、強いのだろう。うちの両親にしても、戦前の教育を受けたワケだが、ギリギリの局面における強さは幾度も観てきたが、舌を巻くものがある。



アメリカ映画の「風と共に去りぬ」は、確か制作から、八十年弱になると思うが、自分の中では、風と共に去りぬを超えるアメリカ映画は、うん、まだ、出ていない。勿論、趣味の問題だが、自分にとっての史上最高の映画は黒澤明のSEBUN SAMURAIであるし、これは、自分が高校時代に読んだキネマ旬報の世界の映画評論家が選ぶ映画ランキングでは、風と共に去りぬな、市民ケーンを抑えて、七人の侍が世界一位であったから、まんざら的外れでもないと思う。

ビジネス書にしても、日本で出版されるビジネス書の寿命は、長くて数年。しかし、ドラッカーもそうだが、例えば渋沢栄一の「論語と算盤」は、百年後も読まれて要ることだろう。

ツイッターでも述べたが、世阿弥が述べたように、世の中には、変化していく自在性と普遍的原理があり、このバランスが大切である。

ところが、自分は商業雑誌や新聞などに小説等を執筆した経験があるが、世阿弥の述べた普遍的原理を入れると、途端に読者が離れる時代である。

テクニカルな面にしても、例えば、小説に基本的な描写を入れると、ネット上の携帯小説サイトで顕著だったが、若い読者が拒絶する、描写を理解できないのだ。数年で消えていくような文章でないと、いまは銭がとれない。

はばかりながら、ふざけて書いた小説は別にして、自分の真面目に描いた小説は 数百年後の方々がよんでも、充分に読ませるものがあるとおもう。たとえ小さな家であっても自分は、正統派小説では、三十年で建て替えが必要みたいな小説は建てていない。ところが、そういう、小説は、いま、銭にならないし、一部にしか読まれない。

自分の小説で若い頃、数万点から主席になった「群青」という作品をネットで公開している。「群青 松尾大生」で検索すると読めるから、読んでみるといい。五十年や百年で無価値になる描き方はしていないつもり。若さゆえに、テクニカルな面での未熟さは目立つが……。


とにかく、現代人は五年や十年で消えていく、消耗してしまうコンセプトや道具類が好きなのだと思う。

心理学や哲学の啓発書にしても、すぐに消えていく本がよくうれる。そんなものより、例えば仏典を現代語訳で読んだ方が、よほど蘇生の為になると思うのだが……。

これがビジネス書や映画の世界だけの話ならいいのだが、企業が五年や十年で忘れられては、これは困る……。ところがリアルな問題として、今、起業家が十年後に生き残っている割合は一割か二割である。原因の所在は様々だろうが、結局は、人間力の弱さだと思う。

自分は日本を憂う。読んでいる本にしても、テレビにしても、思考パターンにしても、また、学校教育にしても、短期的成果ばかり求めるから、起業までが短命になってしまっているのではないか?

自分がSkype上に、古代ギリシャのアカデミーや、古代インドの大学、また、江戸時代の寺子屋的コンセプトの大学校を創ったのは、憂いゆえである。授業料もいただかないが、教師への報酬もない大学校であり、行政の許認可もいずれ、得るつもりだ。そうすれば卒業生が履歴書に書ける。名前は、

●地球大学校

……である。起動したばかりだし、平日の夜と、土日しか対応できないが、自分はツイッターで毎月、フォロアーを一万人以上増やす方法を、なんだかランキング全国一位のツイッターアドバイザーがお客にいて、直接ならった。

勿論、任意だが、学生にはツイッターのフォロアーの増やし方を教えて宣伝していただくつもり。つまり連鎖マーケティングである。

出る杭は打たれるし、必ず足を引っ張り揚げ足取りする人々が出ることは、分かっている。人間のクズである。

出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない……。

おれは、……我が命を使い切ってから、あっちに逝きたいだけなのだ。



心の中に、こころのなかに、千年はもつ家をたくさん造りたい……。



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Last updated  2011.10.11 03:01:04


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