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2017.06.03
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龍は戦時中の空飛ぶ兵器として人間と契約を交わしている。
龍の歯医者はその歯近辺の歯周病菌みたいな得体の知れないモノと戦い、滅菌し、衛生状態(健康?)を守るといった感じのお仕事なのだが、何しろ龍は空を飛んでいるので、歯から滑り落ちたら上空だってところがこの作品の舞台。
地面の上なら成立しない世界観。
空飛ぶことへの人の憧れ、異世界感って、根深い。


又、龍の歯は死者の魂の通り道でもあり、主人公野ノ子の弟分ベルは龍に選ばれて歯から蘇って現れた。
自ら選んだ訳ではないが、歯医者となって野ノ子を何かと補助する役目となる。


自ら歯医者を志願した者は、志願試験の時に自分の死に際を知る。
というか、それを受け入れないと歯医者にはなれない。
そのことに対し、一回死んで蘇ったベルが「そのまま死を受け入れるんじゃなく、抗って運命を受け入れるな」と何度も繰り返すのだが。

「生きるって、長生きする事が目的なの?」

毎日自分の仕事をして、死に向かって暮していく。
それはこの、龍の歯医者という危険な仕事も、現実の平凡な毎日も同じだな。

どんなに安全な暮らしをし、健康に気をつけていても、必ず人は死ぬ。
でも、それを受け入れるのは難しくて・・・ずっと続く課題だね。
失われていくもの、死者や自分の死への執着をどう扱うかが、この作品の大きなテーマ。

撃たれて肺に血液が満ちていくベルの・・・多分意識が抜けていく際の、
「血液とは違う何かが僕の胸を満たしていく」という言葉が胸に響いた。

そして最後に野ノ子はベルの名を呼び、どこにいるのかと呼びかける。
さて、野ノ子はベルの喪失をどう受け止めていくのだろうか?
これには幾つかの予想があるようで、ざっと読ませていただいたブログでの感想でもいろいろだった。


それと、野ノ子の声の清水富美加さんが想像以上に良かった。
声優誰かなんて、全然頭に浮かばないほど。


http://www.nhk.or.jp/anime/ryu/






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最終更新日  2017.06.03 20:48:10
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