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2019.06.23
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先日読んだ「月まで三キロ」で興味を持ち、何冊か読んでみることにした。
まずはこの「コンタミ」
あれ、意外とドライ。
「月まで三キロ」は、科学の専門知識を取り入れつつ、かなりウエットな人間の感情が読後に残った短編集だったけど。
「コンタミ」はニセ科学と戦う科学者・・・が主人公と言うわけではなく。
戦う科学者とは似て非なる立場の、
つまり怒りはするが戦うなどという無駄なことに時間を割くつもりは無いが、とても才能のある科学者、宇賀神(うがじん)教授の・・・研究室で雑用係をする大学院生、町村が巻き込まれていく物語。


実は昔の日記で書いた、近藤誠医師の本を思い出しながら読んでいた・・・
彼は

本物のガンは切るとその瞬間から爆発的に増えるので、切ってはいけない。
でも、ほとんどが偽者のガンなので、切らずに放置する方が良い」
みたいな主張をしている。

それを信じて治療が遅れたのが、川島なおみさんや、小林麻央だと言われている。
でも、私もその著書を読んだ時には衝撃を受けて、この日記でも紹介してしまったという訳。

こんなちいさなブログであっても、紹介を読んだ人が興味を持って影響されてしまったとしたら?
恐ろしい気持ちになる。

ニセ科学・・・
この本では、ガンが治るし、土や川を元の美しい環境に変えられる万能のものとして、深海酵母という架空のものが登場し、それを使って金儲けをたくらむヤカラと、それに希望を見出しすがろうとする庶民の気持ちが描かれていて、一般庶民としては確かにウソでも、わずかな希望にすがりたい気持ち、よーくわかる。

勧善懲悪で割り切れないところを丁寧に描いてあり、登場人物も一癖あってなかなかの作品だった。

​
コンタミ 科学汚染 [ 伊与原 新 ]





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最終更新日  2019.06.23 18:46:07
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