りぃ-子’s SCRAP BOOK

りぃ-子’s SCRAP BOOK

2022.05.15
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韓国映画のリメイクということで、韓国版を観るか、日本版か迷ったんだけど
多部未華子と、賠償美津子が観たくなって日本版にしてみました。

多部未華子は上手いし、観ればいつも面白いんだけど、どうも軽い青春映画かなってイメージで自分から観ようかってならなかったんだけど、今日は彼女をとても見たい気分だった。

最初は、相手の気持ちなど何も考えず、毒舌をはき散らす、いわゆる「苦労して生きてきた老女」そのもので、イヤなばばぁだなーって思うわけよ。
夫に先立たれ、女性の働く場も無い時代に必死で娘を育ててきた彼女の言葉は、娘にとっては押し付けがましい恩の押し売りでしかないのよね。
当時は良くあることかもしれない。

今でこそ、夫と死別したり離婚したりしても、なんとか就職もできるし、公共の支援も受けられる時代だけど、昭和は・・・良い事ばかりあった時代とはいいがたい。


それでもね、丁度まさに今年は若い人に昭和の歌謡曲が流行してると聞くけど、ほんとに良い歌が多いなあって思う。



主人公のカツは愛する孫を語るオレオレ詐欺に引っかかり100万円を失い、娘の慰めも逆にカンに触って言い合いになってしまって、じゃあ自分の好きなように生きてやると家を飛び出すが、実際74歳の彼女のやりたい事って?


その晩、奇跡が起きる。
シャッターが閉まった夜の商店街に、一軒だけ明るい灯がともる写真館で、写真屋さんの魔法にかかり20歳に若返ってしまうというね。

私結構こういう設定の映画かなり見まくってるなあ ( ´艸`)
好きなのね、きっと。


カツにはみなしご同士助け合って生きてきた、幼馴染のジローという友がいて、
若くなったカツは大鳥節子という偽名で、ジローの銭湯の一室に転がり込むことに成功する。
ジローってとっても人が良いの。
そして、幼い頃助けてくれたカツに心から感謝し続けているのね。

そこで暮らしながら、大事な孫のバンドにボーカルとして参加することになっていくんだけど。

歌がすごく良いんだわ。

心に沁みる~~(´;ω;`)



笑ったり、切なかったり、もういろんな感情を味わえる、豊かな内容だった。

カツが元の老婆(って、今時70歳をそう呼むのはしっくりこないけど、便宜上ね)に戻ってからも良い。



それと、昭和の歌はカツ最高だったけど、孫が作ったオリジナルの曲は、カツの入る前の元々のボーカルの子が歌うともっともっと良い曲だった!

このボーカル、映画の冒頭でもいい声で上手いなって思ったけど、越野アンナさんっていうそうで、とても良かったです。

思いがけず良い映画と出会えて大満足でした。







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最終更新日  2022.05.15 16:15:50
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