しろやぎさんからのお手紙

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ayu.flo910

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2005.08.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私には、27年前に亡くなった、弟が居る。
彼は、1歳の誕生日を迎えることなく、この世を去ったのだ。


基本的に長寿な私の実家の家系。
お墓って、『父の姉』と『うちの弟』の二人分。
つまり、子供地蔵しかなかったんだ。

小さい頃は、他の家の立派なお墓がうらやましかったりもしてた。


ところが、去年の秋、祖母が90歳を越えて、他界した。


お地蔵さんのあるその区画に、新しくお墓を建立することになった。
それで、お地蔵さんに一時避難してもらい、弟のお骨も、一時避難中、



滅多にないコト。
姉が、「お骨に会いたい」、って言う。
ので、石屋さんにお願いして、お骨の箱を出してきていただいた。


弟のお骨の箱を見て、姉は、泣いていた。
そして、私にお骨の箱を渡された。



      ・・・



こんなに小さい箱だったんだ・・・


私は、弟が死んだとき、5歳だった。
その割に、祭壇の色やお骨箱をくるんでいた錦の色、お骨を拾っているときにオトナの人がみんな泣いてたコト・・・
悲しいくらいに、克明に覚えている。


でも、5歳の私には、お骨の箱がこんなに小さいなんて、思えなかったから。



その小さな手で、すっぽり持てる程、箱は小さかった。


気付いたら、ぼろぼろ涙が出ていた。




                   お姉ちゃんなんだよね。



20年以上ぶりに味わった、その実感。


そして、母は、私の歳で、自分の子供を荼毘に・・・



お墓が建立されたら、もう、弟のお骨と対面するコトはない。
ちゃんとうちら姉二人を見ててね、そうココロの中で、お願いして来た。


気持ちを新たにした、ちょっといつもとは趣の違う、お盆の出来事。





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Last updated  2005.08.14 18:29:19
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