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Ryu-chan6708

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2006.12.14
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カテゴリ: 映画


私: クリント・イーストウッドは果たして、 神がかりな日本の異常な軍国主義 を理解して「硫黄島」の映画を作れるのだろうかと心配したが、やはり、その心配は当たったね。

A氏 :どういう点だね。

私 :12月10日発売の文藝春秋新年特別号で「 硫黄島・栗林忠道の士魂 」というタイトルで「硫黄島からの手紙」に主演した 渡辺謙 と栗林中将を書いた「 散るぞ悲しき 」のノンフィクション作家の 梯久美子 さんの対談があるんだが、そこで 栗林中将の死に方
 最初のアメリカ側の脚本では、 栗林中将は切腹することになっていたという 。

A氏 :どうのようにして彼らは理解したのだろうかね。

私 :渡辺謙が説明したらしいが、理解を得られるのに大変だったらしいね。
 海外では「 死んで美学を追求する 」という「 サムライ像 」がしみついていたんだね。
渡辺謙の説得でやっとハラキリはなくなったということだね 。

A氏 :栗林中将は、玉砕が嫌いだったそうだね。
 そして徹底的な合理主義者だったわけだ。

私 :現場と同じ目線と平等主義は、 現場主義 だね。

 栗林中将が最後の電報にある辞世の句は「 国のため重きつとめを果たし得で、矢弾尽き果て散るぞ悲しき 」が、大本営によって「」に改ざんされる。
 このエピソードをなんとか映画に取り入れたいと渡辺謙は思うが、「 悲しき 」と「 口惜し

A氏 :最後の電報で「 宛然、徒手空拳をもって 」という文句も削られているね。
 大本営の無策に対する皮肉に聞こえるからね。

私 :しかも、最後の電報の数日前に、天皇の近くにいる 侍従武官長 宛に電報を打っているそうだ。
 本当に「 口惜しい 」でなく、「 悲しく 」なったんだろうね。
 梯さんは、寄せ集めの日本兵が兵備も数も絶対的に勝る米軍に対して、何故、あのような戦いができたのか、栗林中将の指揮があったとはいえ、60年後を生きる我々にはわからないかもしれないといっているね。

A氏 :それはやはり、一種のカルト集団となっていたからではないの?
 司馬氏の言う 魔法 だね。
 何故、魔法にかかったのか、司馬さんもよくわからないと言っているがね。

私 : 「 父親たちの星条旗」の原作 では、アメリカの硫黄島攻撃をした若者はあらかじめ、 硫黄島向けの十分な訓練を受けて投入されていたことが書いてあるね。
オーアール (OR)も活躍したしね。
 実に入念な準備をしただけに意外な抵抗だったんだろうね。
 しかし、クリントも硫黄島を戦った十代、二十代の米兵たちの出来事を、今の若者に説明するのはむずかいしいと言っていたというね。

A氏 :クリントが尊敬する 黒澤明 は昭和の戦争映画は作っていないが、 本当に観客に戦争の怖さを伝えるには、客席に弾が飛ばないとだめだと言っていたそうだ。

私 :それから、クリントは「 南京虐殺 」の映画も撮るということを以前聞いたが、これは原爆を落としたアメリカにとの2部作にすべきだね。





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Last updated  2006.12.14 14:24:20 コメントを書く


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