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私 :インターネットで見ると、 コーヒーのUCCの昨年07年4月のニュースリリース に次のニュースが載っている。
「 仏領レユニオン島
で 65年前に途絶えた幻のコーヒー
をUCCが再生
『 UCCブルボンポワントゥ(豆)100g
』世界初限定発売!
日本のコーヒー市場最高水準の販売価格
( 7,350
円)で4月12日(木)から予約受付開始」
「 UCC上島珈琲株式会社
(本社/神戸市、資本金/49億6千万円、社長/上島達司)は、 フランス共和国レユニオン海外県と共同で研究開発
に取り組んできた 幻のコーヒー『ブルボンポワントゥ』の再生に成功
しました。
その初出荷コーヒーを限定プレミアムパッケージ入り「 UCCブルボンポワントゥ(豆)100g
」として 世界で初めて発売
します。
販売価格
は、 日本のコーヒー市場最高水準7,350円(税込)に設定
し、完全予約販売で明日4月12日(木)から予約受付を開始します。」
今年も同様のニュースが載っているね。
この「 幻のコーヒー
」を 数年かけて商品化し、同時に、レユニオン島の庶民に経済的な収入源を与えた功績者が、この本の著者
だ。
著者は、まだ、50歳台そこそこ。
それなのに、 世界をマタに、コーヒー一筋に偉大な事業を成し遂げた半生
はすばらしいね。
この本は、その コーヒー一筋の半生の人生記録
だ。
A氏 : レユニオン島 というのはどこにあるの?
私
:俺の世界地図にないので、 ウィキペディア
で調べたら、インド洋上の島といっても マダガスカル島の東
にある小さい島だね。
著者の父親は静岡で コーヒー焙煎卸業
をやっていて、子ども時代からコーヒー漬け。
コーヒーをさらに追求したくなり、高校をでるとともに、中米の エルサルバドル
の有名なコーヒー研究所に単身飛び込む。
そこで、 レユニオン島
で昔、 ブルボンポワントゥ
という非常に香が高い素晴らしい品質のコーヒーが栽培されていたことを知る。
A氏 :その好奇心がスタートとなったわけか。
私
:しかし、あまりに生産性が低いため、 消滅
した。
著者は、この種がまだ、痕跡を残していないかと、レユニオン島を訪ねるチャンスをさぐっていたが、 1999年8月に同島にその探索の旅に向かう。
最初、島側も何を探しにきたのかと、思ったらしいが、目的を知り、島の産業を起すために積極的に動き出す。
A氏 :著者の訪問がなかったら、気がつかなかったわけか。
私
:現在、著者は 、生産現場とマーケットをつなぐ役割
を行っているという。
コーヒー豆の国際価格が下がると喜ぶのは 消費国の業者
。
一方、生産者である農民は低価格の毒性の強い農薬を使用したり、肥料の回数を減らしたりしてコストを下げようとする。
さらに価格が下がると、 担保の土地を奪われ、一家離散の憂き目
にあう。
借金のかたにコーヒー園を手に入れた 銀行などの債権者
は、価格が安く手間のかかるコーヒー園を整地して、 牧草地として牛を飼い始める。
A氏
:そして、また、 コーヒー豆が高騰
すると、農民ばかりか、都市の資本家まで参加して 原始林を伐採して、コーヒー栽培
をはじめるんだね。
農民は貧困から抜け出せないし、コーヒーの供給は不安定だ。
私
:そういう状況を見てきた著者は、「 維持可能なコーヒー栽培
」を目指しているわけだね。
これは「 フェアトレード
」の考えと同じだね。
A氏
:それにしても、このコーヒーは高いね。
それでも品質がいいから売れるんだね。
私
: フランスの管理下
にあるのか、 レユニオン島の労働者の時給
は発展途上国のコーヒー農園で働く労働者の日当を上回るし、 週の労働時間はEU規格で週35時間
に決められているという。
こういう生活を継続できる価格でないと「 維持可能なコーヒー栽培
」は無理だね。
アフリカのカカオ農園
のように、 児童の長時間労働
で支えているような栽培では、供給は不安定だね。
「 フェアトレードの冒険・草の根グローバリズムが世界を変える
」の「 マックスハベラー・コーヒー」のブランド品
も、 メキシコのコーヒー豆
に目をつけ、 メキシコの貧しい生産者を組織化して、有機栽培をして、公正なコストで買い、そしてオランダのマーケットに売り出して成功
した。
それを推進した ニコ・ローツェン
、 フランツ・ヴァン・デル・ホフ
の二人は、搾取する大企業と戦いながら、グローバルに活動する。
その活動エネルギーはすごいね。
川島氏も同様でそのエネルギーはすごいね。
こういう人材を アフリカ支援
に投入
されるべきだね。
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