知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2011.02.02
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



【送料無料】銃・病原菌・鉄(下巻)

「科学としての人類史」

私 :著者は、人類の長い歴史が大陸ごとに異なるのは、それぞれの大陸に居住した人びとが生まれつき異なっていたからでなく、 それぞれの大陸の環境 が異なっていたからだとしているね。

 そしてその要因を 4つ あげている。

A氏 :今までの話から、まず、 食料生産の相違 があるだろうね。

私 : 1 つ目の要因 はその通りだね。
栽培化 できたり、 家畜化 できたりする 動植物種の分布 が大陸によって異なっていたことだね。
食料生産が向上 すれば、 人口が増加 し、 専門化 が進み、 技術も発展 し、 政治的にも統合 されていく。
2つ目の要因 は、 各集団での文化の伝播や拡大の速度 だね。
  これが大陸によって相違がある。
この速度がもっとも速かったのはユーラシア大陸 で、それはこの大陸が、 東西方向 に伸びており、 生態環境や地形上の障壁 が他の大陸より比較的少なかったからだという。
東西方向 だと、 緯度的に環境が似ている から、 他の地域の作物や家畜を利用 しやすいね。

A氏 : アフリカ は 南北に緯度をまたいで伸びている大陸 だね。
  その点、不利だね。
南北アメリカ大陸 もそうだね。
ニューギニア では 急峻な山岳地帯 が伝播や拡散をきわめて難しいものにしただろうね。

私 : 3つ目の要因 は、 異なる大陸間での伝播 に影響を与えたものだね。
  大陸間の伝播は、どこも同じだったわけではない。
ユーラシア大陸からサハラ近縁地域への伝播がもっとも容易 だった。
オーストラリア大陸 の アボリジニ は インドネシア海峡によってユーラシア大陸から隔てられていた。

A氏 : 大陸間の伝播 は、 その大陸内部の文明の進化 と関係するんだね。

私 : 4つ目の要因 は、それぞれの 大陸の大きさや総人口の相違 だね。
面積の大きな大陸や人口の多い大陸 では、何かを発明する人間の数が相対的に多く、競合する社会の数も相対的に多い。
  新しい技術を取り入れなければ競争に負ける。
  「 人口ボーナス 」現象かね。
  世界の大陸のうちで、 面積がもっとも大きく、競合する社会の数がもっとも多かったのは、ユーラシア大陸 だ 。
南北アメリカ大陸 は面積こそ大きかったが、 地理的、環境的に分断 されていて、実際には 連続性のない2つの少大陸として機能 していた。

A氏 : ユーラシア大陸 の人びとが他の大陸より知的に恵まれていたのでなく、 地理的に恵まれていた というわけだね。

私: 著者は言う。
  彼の知っている ニューギニア人 の中にも 知的に優れた人 もいる。
  しかし、それらの人で エジソンに匹敵する才能の持ち主 たちは、 自分の才能を蓄音機の発明に使っていない。
彼らは ニューギニア の 密林で自給自足の生活 を送るという、 自分たちの状況に見合った問題を解決するためにその才能を使っている のだと言う。

  こういう 自然環境の影響 を考えると、 小さな国土で東西南北と伸びている日本 。
  砂漠のない、 温帯性で四季があり植物が豊富な日本 。
  海で隔てられていたために長い間 大陸からの侵略 を受けなかった日本。
  これが、 今の日本人の伝統的な性格 に大きな影響を与えているだろうね。
  たしか、 和辻哲郎 氏が「 風土 」の中に見られる「 風土が人間に影響する 」という思想を展開していたね。
  この本は、それをもっと 全世界的 に、 人種論的 にに広げたものといえるかもね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.02.02 08:17:09
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: