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:著者・ 金文学
氏は、韓国系知識人だね。
この本は、韓国問題で 伊藤博文
と彼を暗殺した 安重根
を客観的な史料をもとに事実を冷静に明らかにした本だね。
この 2
人
をめぐる日韓両国民の「 反知性主義
」、すなわち、
「 実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する態度
」、 「『 自分に都合のよい物語
』の中に閉じこもる姿勢」、「とりわけ問題になるのは、 その物語を使う者
がときに『 他者へ何らかの行動を強要する
』」。
これを 実証性 や 客観性 を中心に 批判した知的な好著だね。
韓国側
は 安重根
を伊藤博文を撃った 民族英雄
として極めて高く評価する反面、 伊藤博文
に対しては無条件に「 朝鮮植民侵略の元凶
」として 悪者の象徴
としている。
一方、 日本側
は 安重根
を テロリスト
としてのイメージが定着しているし、 伊藤博文
の認識も戦後は割合低い。
A
氏
:「 実証性や客観性
」を軽んじた「 反知性主義
」の典型だね。
私 :ところで 日露戦争 で勝った日本は ポーツマス条約 によりロシアから 韓国の保護権 を得る。
同時に 英米など西洋列強 から 韓国を日本の保護国とすることの同意 が得られた。
さて、日本の 初代総理大臣
までやった伊藤博文は 65歳
になって楽隠居の身分でありなから、なんでわざわざ 韓国総監
を志したのか。
明治時代の60代は現在の80代だ 。
当時の韓国は資源もなく経済も貧弱であり、 日本の植民地として全く魅力がなかった。
重要なのは、ロシアなどにとられると日本の 安全保障上の問題
になるだけだ。
A
氏
:ある先進国とアフリカ奥地の地域が合弁会社を作るようなもので、その人的資源や経済レベルの差は極めて大きく、 難事業
だね。
私 :難事業を承知で 伊藤博文 が 韓国総監 になったのは、まず、 使命感 だね。
自ら 日本の近代化 を達成したように、 韓国をも近代化 させるという雄大な構想だ。
個人的には韓国の儒教文化に通ずる漢文詩人、知識人的性格があり。 韓国文化に愛着
を持っていた。
伊藤博文が自ら総監になったもう一つの大きな狙い は明日ふれよう。