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私 :現在、結構、 服用する薬 が増えていて、それに薬によって1日1錠と毎食後とかいろいろあるので、ある薬を 服用をしたのか忘れる ことがある。
先週の新聞 を片付けていたら、朝日新聞のこの欄が目についた。
A 氏 : 俺 も 服用している薬 は結構多いね。
私 : 1人の患者に、多くの種類の薬が同時に処方されている状況を「多剤処方(ポリファーマシー)」と呼ぶ というそうだ。
種類が増えると副作用が出やすく、いろんな病気を抱えて「多剤処方」になりがちな高齢者で特に問題視されている という。
秋下教授
は、 高齢化
が進み、 患者の3~5割が、5種類以上の薬を処方されている
が、 教授たちの研究では、常用薬が6種類を超えると副作用が出やすくなる傾向が確認
でき、ほかにも、 5種類以上で転倒しやすくなる
、 消化器への影響で低栄養
状態になるリスクが高まると報告されている
という。
薬の相互作用 によるものだろうが、あくまで目安だが、 5種類程度に抑えることを提案 しているという。
A 氏 :俺は 5種類 ではすまないね。
私 :ただ、 教授 は、処方する薬の種類を減らせばいい、という単純な問題ではなく、 糖尿病 、高血圧、心臓にも持病を抱える患者の場合、10種類の薬が適正だということもあり 、 要は、それぞれの患者に合わせ、適正な処方を追求することだ という。
A 氏 :安心したよ。
私 : 高齢者に薬の副作用が出ないようにするには、服用する薬に優先順位を付ける必要 がある。
例えば、 認知機能に問題があり、高血圧で糖尿病 でもある患者がいた とすれば、 認知機能を下げないことを優先し、他の病気の服薬基準を少し緩める 、といったようにだね。
日本 では「 かかりつけ医 」の 制度が完全には整っておらず、役割が明確ではない。
患者
は、 専門分野の診療科を自由に受診
でき、専 門医は目の前の患者の病状に合わせ、最適と思われる薬をそれぞれに処方する
ので、それが、 循環器と神経内科と泌尿器科
という具合に重なり、 医師同士の情報の連携がないと結果として「多剤処方」になってしまう
。
A 氏 :今、俺はそれぞれの 医者に近い薬局が3つ あり、 各々の薬局 で薬をもらているが、 「おくすり手帳」を1冊にまとめている よ。
私 :俺もそうしている。
教授 も、 薬剤師 の役割も非常に重要 で、 処方箋や「おくすり手帳」 を見て、 医師に飲み合わせの状態などを問い合わせてほしい という。
「 多剤処方」 は、 薬の飲み残しの問題 も引き起こし、 残薬の額は全国で年間に数百億円とも数千億円ともいわれ、医療財政を圧迫する。
A 氏 : 処方の適正化を進めれば結果として薬剤費も減り、いまの医療体制の持続や質の向上も期待できる ね。
私 : 北氏 は、 病院の救急科 に勤めていたころ、 薬の副作用が原因で救急搬送される患者 を、たくさん目の当たりにしてきたが、 多くの場合が、「多剤処方」された患者 だったという。
北氏
は、 医師は特定の臓器や疾患だけをみて必要性を判断するのではなく
、「 その人の全体像をみて本当に必要な薬か」を考えて処方すべきだ
というが、これは 秋下教授
と同じ意見だね。
A 氏 : ドクタージェネラル だね。
私 : 北氏 は、やはり、 そこで薬のプロとしての役割に期待したいのが薬剤師だ という。
A 氏 :また、「 おくすり手帳」の登場 かね。
私 : 北氏 が 近隣の薬局 にお願いしているのが、 患者や服薬に関して薬剤師が得た情報を医師に送る「トレーシングレポート」の積極活用 だという。
例えば 腎臓の悪い患者 に、 整形外科が腎機能にリスクのある鎮痛剤 を処方 してきたら、 内科と整形外科の両方に注意を促すことができる 。
そして、もちろん「 おくすり手帳 」の活用にもふれている。
強調したいのは、 「おくすり手帳」は「1冊だけ」持つから価値がある 、と 北氏 がいう。
採血データなども挟んでおけば、その手帳を携行するだけで、出先で倒れても初めての医療機関が情報共有できる という。
A 氏 :なるほど、 採血データのシート なども挟んでおくという手もあるね。
私 :最後に 北氏 は「 この話題を機に、患者と医療職、医療職同士の対話が活発になり、医療全体が、より良いものになればと思います 」という。
まぁ、われわれ 患者側
としては、とりあえず、 1冊の「おくすり手帳」の維持
からだね。「
ところで、新聞記事は「 お薬手帳
」だが、手元の現物は「 おくすり手帳
」で、 薬の漢字をさけている
。記者はそこまで気配りすべきだね。