りゅうちゃんミストラル

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2007.02.20

核廃棄物はどこへ行く？

テーマ：ニュース(95839)

カテゴリ：社会問題

核廃棄物についてこんな報道がある。

核廃棄物の行方：東洋町・最終処分場誘致計画　徳島・海陽町で反対署名開始　／高知（毎日新聞）

原子力発電所は 「トイレのないマンション」 といわれる。
それは、建物はきれいだが核廃棄物を保管する場所が決まっていないからだ。

高レベル放射性廃棄物　ートイレなきマンション

そればかりではない。
処分方法もステンレスの容器に入れて地中に埋めるというアイデアが決まっているだけだ。
地震の多い国である日本。
どこに安定した場所があるのか？
そして住民は「核のゴミ」の保管に賛成するのか。

原発は「見切り発車」した列車といってもいい。
当然、乗客は我々だ。
何しろ原子力発電は国の政策として行われているのだから。

原発を推進したい人々は、「原子力発電はコストが安い」などと主張してきた。
だが、 放射性廃棄物 処理の実績もないのに、どうしてそんなことが言えるのか。
誰にも最終的なコストなど計算できるわけがないのに。

地方自治体は、以前なら拒否してきた刑務所や核廃棄物の誘致にまで乗り出すようになった。
これは、地方の財政が悪化していることと大いに関係がある。

刑務所や核関連資質建設は、地方に莫大な助成金をもたらす。
自治体の首長は考えた。
この助成金があれば財政を立て直すことができる。

それにしても、トイレのないマンションを建設する人は考えられない。
同じように核廃棄物の保管場所を決めないで原発を推進してきたのは政策の誤りだ。

このままなら今後も同じようなニュースを目にするかもしれない。