December 3, 2005
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カテゴリ: 映画
映画を観てきた。

『9songs』というイギリス映画。

数年前に観て感動した『インティマシー』と似た映画のようだったので期待したがハズレ。柳の下に二匹目のどじょうはいなかった。

まあ、69分で600円だったから諦めもつく。

映画の半分ほどを占めるセックスシーンが『インティマシー』では自然だったのに、この映画では自然さを狙った不自然さが鼻につく。

主人公のひとりが若い女なのも失敗した理由だ。若い女が奔放に生きても、風呂屋の脱衣場でみなが裸なのと同じで、何の意外性も発見もない。

「孤独」がテーマなのだろうけど、都会で根無し草のように生きる人たちの孤独など底が浅い。要するに、この映画の監督は孤独というもののほんとうの深さが分かっていないのだ。

私費制作したらしい映画をけなすのはしのびないが、私費制作だろうが大企業のひもつき映画だろうが、ダメなものはダメだし、いいものはいい。それだけのこと。

それにしても、映画における監督の重要性をあらためて感じる。



予告編でおもしろそうな映画を見つけた。珍しく日本映画。内田けんじ監督の『運命じゃない人』。

この監督は日大を落ちてサンフランシスコ州立大学に留学した人らしい。「映画は映像ではなく脚本が命」と言っているのには共感する。この映画ではクラシック音楽の「ソナタ形式」の発想を応用しているという。

さっそく初日に行ってくることにしよう。





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最終更新日  December 3, 2005 11:53:40 AM
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