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2011.07.13
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カテゴリ: ニュース
著者が語る隠された福島原発事故の恐怖

2011年7月12日 掲載 日刊ゲンダイ

復刊した問題のルポ「闇に消される原発被曝者」

●作業をしているのはロボットじゃない

 福島原発の事故以来、現場作業で被曝(ひばく)した労働者は何十人何百人に上るのか?
 東電は「特例上限の250ミリシーベルトを超えたのは6人だけ」と発表しているが、本当のところは誰にも分からない。いくらでも隠し事やゴマカシのきく世界が原発労働者なのである。
 世間から隔離され、隠されてきた原発労働者の実態を37年間追いかけてきたルポルタージュ問題作が復刊された。「闇に消される原発被曝者」(八月書館)だ。写真家の樋口健二氏が嫌がらせや妨害の中、体当たりで原発内部と被曝者に直接取材してきたものである。
 あらためて樋口氏に聞いた。

 与えられた作業のノルマを達成しないと、労働者は賃金をもらえない。だから、線量計のアラームが鳴ろうと無視して作業を続ける。暑いし苦しいし見えづらいから、防毒マスクをはずして作業する労働者も少なくない。その結果、体が動かなくなり、やがてがん死。そんな人を樋口氏は何人も見てきた。
「それでも昔は、上限が50ミリシーベルトだった。それが100に緩和され、今回の福島では250に上げられた。250という数字は死に直結するものです。労働者の声を聞こうと、私は福島に行った。でもJヴィレッジに隔離され、取材は禁止。取材したら罰則が待っている。なぜ、そこまで隠すのか。大変なことが起きているからでしょう。あと5年、10年したら、がんで死ぬ被曝労働者がどれだけ出ることか」
 闇に消される原発労働者は、いま現在も生み続けられている。それが現実なのだ。







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最終更新日  2011.07.13 08:36:40


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