ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2015/08/27
XML
テーマ: 京都。(6078)
 第11回1級 問題5の解答その2です。

■私の解答 正解の場合は◎、不正解または部分的に正解の場合は正解を【正解】に記載

◆は関連する「お勉強」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【問題5】生活・行事について、次の問いに答えなさい。
                                (2点×10問=20点)


(46)以降



(46)護王神社で11月1日に行われる亥子祭は、宮中の儀式に由来する。その儀式とは何か。

■??? 【正解】御玄猪

◆11月の祭・行事
・1日 護王神社 亥子祭 御玄猪(おげんちょ)の由来
     亥の月(旧暦10月)の亥の日に亥の刻に餅を食べると病にかからない。

・8日 かにかくに祭
・第2日曜 嵐山もみじ祭 嵐山蔵王権現に感謝
  小督(こごう)船、能舞台船、狂言船 嵯峨念仏狂言 島原太夫お点前披露・道中
・22日 広隆寺 聖徳太子御火焚祭 聖徳太子の忌日
・23日 正覚庵 筆供養
・23日 地主神社 もみじ祭 剣の舞・扇の舞・紅葉の舞
・26日 北野天満宮 お茶壷奉献祭 北野大茶湯ゆかり




(47)六波羅蜜寺で12月13日から31日に行われる空也踊躍念仏の別名は何か。

■隠れ念仏 ◎

◆12月の祭・行事
・1日  北野天満宮 北野天満宮献茶祭 
・7、8日 千本釈迦堂 大根焚き。成道会法要

      諸病退散を祈った
・8日 針神社・法輪寺 針供養
・9、10月 了徳寺 鳴滝大根焚き
・10日 安井金比羅宮 稲宝来が授与
・13~31日 六波羅蜜寺 空也踊躍念仏 「かくれ念仏」とも

              舞妓点前 討入りそば
・14日 山科義士祭 毘沙門堂・瑞光院・山科区役所・岩屋寺・大石神社
     岩屋寺の大石良雄ゆかりの茶室「可笑庵」
・20日 西本願寺・東本願寺 お煤払い
・21日 東寺 終い弘法
・25日 北野天満宮 終い天神
・31日 八坂神社 をけら詣り 「白朮詣」 「をけら火」を吉兆縄に点火して
     消えないように回しながら持ち帰り、神前の灯明や、正月の雑煮を炊く
     火種とする




(48)公家や武家に料理を供する包丁家の中で、戦国武将の細川清元の包丁人から興った流派は
  何か。


■生間流 【正解】進士流

◆京料理
・室町時代、小笠原・伊勢の両家が特別の地位
・足利将軍家の包丁人大草公次から始まる大草流
・細川晴元の包丁人から興った進士(しんじ)流
  藤原山蔭を祖とする公家の四条流を伝える
・三河の松平氏の園部流
・こうして武家の式正料理としての本膳料理が成立
・この形式の最も整った姿が「七五三膳」
  本膳に盛られる菜の数からの呼称とする説と、伊勢貞丈による膳の数から来たとする二説




(49)西本願寺の御用菓子「松風」は、織田信長の石山本願寺攻めの際に門徒たちへの兵糧とし
  て考案されたという。のちに菓名の由来となる歌を詠んだと伝わる人物は誰か。


■顕如 ◎

◆季節と行事の京菓子(「は」行以降)
・はなびら餅(正月)
  丸い白餅に紅の菱餅と味噌餡を置き、甘煮にした牛蒡をはさみ半円状に折ったもの。
  もともと宮中の正月の行事食である菱葩(ひしはなびら)が原型。
  明治以降、裏千家の初釜で使われるようになった。
・引千切
  菱餅、草餅同様、雛祭りの菓子。先端をひきちぎる形状からの名前。子だくさんを意味。
  宮中で祝儀に用いられた戴餅がルーツ。
  「ひきちぎり」「あこや」とも
・吹き寄せ
  薄茶のための菓子。干菓子盆に盛られる
・松風
  織田信長の一向一揆制圧の石山本願寺攻めの際、亀屋陸奥の当主が兵糧として考案。
  顕如の「わすれては波のおとかとおもうなり枕に近き庭の松風」に因む。
  西本願寺の御用菓子。
  茶の湯がたぎる音を松風といい、故人をしのぶ茶会でなどでもよく用いられる。
・水無月
  6月30日の夏越祓にちなみ食べる菓子。三角形状は氷室の氷、小豆は悪魔払いを表す。
・麦代餅
  刈り取った麦で菓子代を支払ったことからの名。中村軒。
・清浄歓喜団
  奈良時代、遣唐使によって伝えられた唐菓子(からくだもの)の一つで団喜と言われる。
  密教の祈祷の際に供えられる。
  「御団」「聖天さん」とも呼ぶ。
  餡にはハッカ、丁字、肉桂など七種の香り。亀屋清水。




(50)昼は朝廷に仕え、夜には六道珍皇寺の井戸を通って閻魔大王に仕えたという伝説が残る平
  安初期の人物は誰か。


■小野篁 ◎

◆小野篁
・小野妹子の子孫
・孫に三蹟の一人小野道風 小野小町も孫と伝える
・遣唐使に任命されたが病気を理由に隠岐に配流された
・「和漢朗詠集」に入集
・文章博士菅原清公(菅原道真の祖父)とともに、令の解説書「令義解(りょうぎげ)」編纂
・六道珍皇寺の井戸から冥府に往き、嵯峨の福王寺(廃寺)の井戸(生の六道)からこの世に
 戻ったという
 六道珍皇寺に篁作という閻魔大王像、等身大の篁の木像が安置されている
・明治期合弁の旧福王寺遺仏の「生六道地蔵尊」と「小野篁像」が清涼寺境内塔頭薬師寺に
 移され安置されている
・引接寺(千本閻魔堂)は、朱雀大路の北端であるこの地に篁が「閻魔法王像」の姿を刻み安置し
 たことを開基とする。その観音堂に「篁像」がある。
・篁を開基とする大善寺(六地蔵尊)地蔵堂にも篁像があり、一木から篁が刻んだという6体の
 地蔵尊の一つ(木像地蔵菩薩立像)が安置されている。六地蔵巡りが今に伝わる。
・智恵光院の地蔵堂の「六臂地蔵像」は篁作と伝わる
・堀川通北大路下ル西側に墓と伝える墳丘があり、紫式部の墓と連なる。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


問題5全体 推定得点 20点中 12点

logo.png


よろしかったらぽちっとお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018/08/07 11:38:08 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ワルディー・ヨーリョ

ワルディー・ヨーリョ

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: