ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2016/03/29
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カテゴリ: 京都のニュース
2016年

 日本茶の最高峰とされる 手摘みの宇治碾(てん)茶 が注目を集めている。主な用途は石臼でひく茶道用の抹茶に限られていたが、水出し碾茶を詰めた1本5千円を超すボトル飲料や玉露とのブレンド茶、茎を使った水出し茶などが考案されており、関係者は高級な碾茶の消費拡大につながることを期待している。

 JA京都やましろ(京田辺市)と神奈川県のメーカー・ロイヤルブルーティージャパンが共同開発したワインボトル入りの水出し碾茶「京都宇治碾茶 The Uji」。同社の佐藤節男会長(63)は「『何これ?』という衝撃の味。あまりのうまみに度肝を抜かれた」と話す。

 昨年6月に販売を開始したところ贈答やパーティー用にと注文が殺到。月100本しか生産できなかったため、今月、新工場を建設した。「あまり知られていない碾茶を新しいスタイルで広めたい。いまの5~10倍は需要がある」とみる。

高級碾茶は覆いの下で栽培。 年に一度、手摘みで収穫され、製茶過程ではもまずに高温で乾燥させる。繊細でまろやかな風味、独特の香ばしい香りがあるが、もまないため湯に浸した時は味が薄い。玉露とのブレンドで双方の茶の良いところを引き出しているのが、宇治市と宇治茶商工業協会の「碾玉(てんぎょく)」(2014年開発)と京田辺市の茶問屋祥玉園の「玉碾(ぎょくてん)」(15年開発)だ。

 祥玉園の小林裕社長(41)は中国で玉露と碾茶を振る舞った時、外国人は碾茶が好きだと気付いたのをきっかけに、100通り以上のブレンド比率を試し作り上げた。大阪のホテルで30グラム5千円で販売している。宇治市はイベントで振る舞った時の「どこで売ってるの?」の声に応え、商品化を目指す。どちらのブレンド茶も「熱くても水出しでもおいしい」という自信作だ。

 また、特にうまみの強い茎に注目し、碾茶の茎の水出し茶を売り出すのが、宇治市の碾茶農家山本晃一郎さん(64)と長男甚太郎さん(30)。碾茶は通常、茎が取り除かれるが、茎のほうが葉よりアミノ酸が多く渋みが少ない。山本さんは、よしずを使って遮光する伝統の「本簀(ほんず)栽培」を手掛けており、「宇治市産100%、本簀100%」のおいしさを生産者として発信する。碾茶アイスクリームも作り、毎週金~日曜と祝日のみ、宇治橋通り商店街にある自宅で販売する。「これをきっかけに宇治茶をもっと楽しんでほしい」と呼び掛ける。




左からJA京都やましろと神奈川県のメーカーが共同開発したワインボトル入りの水出し碾茶(宇治田原町郷之口) 宇治市産の碾茶と玉露をブレンドした「碾玉」(宇治市宇治) 山本さんが販売する碾茶の茎を使った水出し茶葉(左)やアイスクリーム=同市宇治
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最終更新日  2019/03/10 07:22:06 PM コメントを書く


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