ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2016/09/17
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テーマ: 京都。(6100)
カテゴリ: 修学旅行ガイド
2016年 9月14日(水) 修学旅行研修第1回のその4・最終回 です。


その1は こちら 。その2は こちら 。その3は こちら


◆14:20 銀閣寺道から三条京阪に向かう(市バス5系統)


 ぎりぎりバスに飛び乗り、最後の目的地、伏見稲荷大社に向かいます。


◆14:45 三条京阪着

◆14:55 京阪電車乗車

 すでに書いたように、行き先変更で余分な運賃がかかることになりますが、それは生徒全員に了解がとってあります。行き先変更を決めたとき、先輩ガイドが、すぐに「余分に往復で420円かかるけどいいか。」と聞いていました。何も調べずに運賃が出てくるのはさすがです。



 席が空いていても、近くに座らせ、同じ乗降口から乗り降りさせるなどの工夫が必要です。


◆15:05 伏見稲荷駅着


 先輩ガイドが「鉄道ファンの人いる?」と聞きます。ははーん、JR稲荷駅近くの「稲荷駅ランプ小屋」に連れて行くのだなと思いました。これは、現存する最古の鉄道関係建物です。一人の男の子が手をあげたので、皆で向かいました。しかし、食いつきは今一つ。

 関西人の同行ガイドをするときには、いい材料かもしれません。ランプ小屋よりも、「東山トンネルができる前は、東海道線はここを通って、名神高層道路が通っているあたりを大津に向かって走っていたのですよ。」ということに「へぇー。」となると思います。しかし、関西以外の人なら土地勘がないので、「あっ、そう」っていうような感じでしょうね。


◆伏見稲荷参拝

 一通りの説明をし、朱塗りの説明もされていました。

 手水舎で手洗いの作法、本殿の参拝の作法(二礼二拍手一礼)を説明して、生徒たちにやらせます。改まって学ぶのは初めてなので、食いつきはいいです。


20160917-手水作法.jpg
出典~http://howcollect.jp/article/1104


 鳥居をくぐるとき、「真ん中は神様の通るところだから、端を通るように。」とも言っておられました。私が単独でガイドするときは、お寺の門も含め、一礼をすることも教えてみようかと思います。

 ただし強要はしてはいけないようです。中にはキリスト教など他の宗教の信者もいて、礼拝を拒絶したりする生徒もおり、宗教信仰の自由の妨げとクレームになる場合もあるようですから。

 千本鳥居では、何人かの生徒が本数を数えてました。途中であきらめたようですが。やはり感動の空間ではあります。幸い、2つある列のうち一つが工事中で、人が通っておらず、分かれ道のところで、誰も通ってない鳥居のトンネルの写真が撮れたのはラッキーでした。

 昔は、それほど混んでなくて、少し待てば誰もいない鳥居のトンネルの写真をとることができましたが、今は混雑していて到底無理です。ちょっと神秘感は薄れてしまいました。

 千本鳥居を出た奥社で、「おもかる石」の説明をして、生徒たち全員やっていました。幸い空いていて、ほとんど待たずにできました。皆喜んでやって、楽しそうでした。外せないスポットですが、混んでいることが多いので、いつもできるとは限りません。



 ネットで調べると、人の通れる鳥居はお山全体で3000本強だそうです。奥宮までの部分は約800基だそうです。

 鳥居の初穂料は、面白い材料だと思います。一番小さな直径15センチの5号 175,000 円、30センチの10号 1,302,000 円だそうです。奥宮までの千本鳥居は5号で一番安いそうですが、朽ちる鳥居が出て建て替えるため、4~5年待ちだそうです。建てる前にお金を払えばよいそうです。4~5年で朽ちるそうです。

 お土産屋が並ぶ参道を京阪の駅に向け下ります。

 生徒たちの食べ物系お土産のお目当ては、やはり「八ッ橋」。先輩ガイドは、途中いくつかの八ッ橋の会社の名前を紹介していました。清水寺参道には、複数の会社の出店があるのですが、伏見稲荷参道にはあまりありません。途中で聖護院八ッ橋の店があり、試食をするかと先輩ガイドが切り出し、皆、おいしそうに試食しました。先輩ガイドがお店の人に「明日、清水寺参道の聖護院さんの店で買いますからね。」とフォロー。どこで買うかは分からないのですがね。これもテクニックですね。



 できたら、早い時点で解体お土産を聞いておいて、こちらから「このお店いいよ。」とか差し向けるのがいいのかなと思います。そのためには、お土産屋さんの勉強も必要ですが。

 時間があれば、明日の清水寺参道のお土産さんを下見させてあげたいと、先輩ガイドは言っていたのですが、結局時間なく、京阪伏見稲荷駅から、三条に戻りました。


◆16:20 京阪三条駅着

 帰着は16:30~17:00の間。そのまま帰れば10分で着きますから、余裕はあります。

 三条大橋で鴨川を渡る前に、男子生徒が「鴨川の水に触りたい。」というので、河原に行かせました。女子生徒も男子生徒について行きました。疲れてはいると思いますが、最後まで乗りはよかったですし、男子、女子も適度な距離感で仲がよかったです。

 池田屋跡で池田屋事件のことを説明しましたが、反応はイマイチでした。明治維新という言葉は知っていても、詳しい内容までは知らないのでしょう。


◆16:40 ホテル着

 余裕でホテル前着。ホテルの前で最後のあいさつ。

 先輩ガイドが「どこが一番良かった?」と聞きました。正確には憶えていませんが、全部が3人、金閣寺が2名、伏見稲荷が1名だったと記憶しています。

 最後に生徒からも笑顔で「ありがとうございました。」とのお礼のあいさつがありました。最後に先輩ガイド「また、ゆっくり京都に来てね。」

 「実は、おじさんは新入りガイドで勉強中で、何もガイドしなかったんだよ。皆さんのおかげで、とても勉強になりました。ありがとう。」とひとこと言えばよかったなと後悔しました。

 生徒をホテルに送り届け、ホテルのロビーで、先輩ガイドは報告書を書き、リーダーに渡していました。報告書といっても、行き先と余分な交通費、昼食手当金額を書き、何か特記事項があれば書く程度です。特にないので、それも「特になし」で終わり。ガイドは三々五々解散のようです。

 先輩ガイドによると、「今日の子たちは良い子だった。10のうちの上から2、3番くらい。」とおしゃってたので、本番ではもっともっと苦労するだろうといいうのは想像に難くありません。「それでは、今日は終わりです。ご苦労様でした。」ということで、ホテルをあとにしました。外に出ると、他の班が続々と帰ってくるところでした。

 これも後悔ですが、新入りの4人が集まって情報交換すればよかったなと思いました。


 ということで、修学旅行研修の第1日目が終了しました。とても勉強になりました。次回は、他の先輩ガイドの指導で、9月25日(日)にあります。


(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。) 



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最終更新日  2019/08/25 12:41:22 PMコメント(0) | コメントを書く


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