ワルディーの京都案内

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2016/11/22
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カテゴリ: 京都のニュース
2016年

 京都市上京区の滋野学区で住民たちが、平安時代からあると伝わる名水の井戸 「滋野井(しげのい)」 の井桁を地域のシンボルとして保存しようとしている。所有者は学区に寄付する意向で、住民らは「大切にして未来に残していきたい」としている。

 滋野井は、古くから 京洛七名水 の一つに数えられてきた。学区名の由来となった平安初期の公家 滋野貞主 の邸宅の敷地から湧き出ていたとされる。

 鎌倉期に藤原定家が 「明月記」 で滋野井について触れており、明治期には 岩倉具視 がこの名水を見に来たという逸話が残る。邸宅跡地の元滋野中の校歌は「滋野井の泉のほとり」で始まっている。



 井桁は花こう岩で造られ、大きさは最大で一辺が約180センチと約140センチ、高さは約70センチ。隣には滋野井であることを記す石碑が建てられている。

 調査した市考古資料館によると、井桁は石材や形状から江戸時代に新たに作られたとみられるという。石碑には「滋の井 往昔精大明神-」などと刻まれている。

 所有者が、地元の滋野団体連合会に寄付する。所有者の一人である瀬野世津子さん(68)は「両親も生前に寄付を考えていた。地域の歴史に思いをはせてもらえたら」と話す。

 連合会は設置場所として、現在は「京都まなびの街生き方探究館」になっている元滋野中の敷地内を検討しており、市教育委員会と協議を進めている。

 連合会の船野道弘会長(73)は「歓迎している。滋野井が残っていることを知らない住民もいるので、誰もが見やすい場所で保存したい」と喜んでいる。


名水とたたえられた「滋野井」の井戸のものと伝わる井桁(京都市上京区)
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最終更新日  2019/05/13 07:15:52 AM コメントを書く


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