ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/06/11
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テーマ: 京都。(6436)
カテゴリ: 常駐ガイド
【 2017年 6月11日(日)】

 今日は「旧三井家下鴨別邸」ガイドの第14日目でした。団体さんも多く来られ、今日も楽しく案内をさせていただきました。


 旧三井家下鴨別邸のご案内続きです。

 主屋の4回目です。

 六畳の間は、襖を開けると 水屋 があります。円筒形の鉄製の炉 「丸炉(がんろ)」 が備わっています。「点茶する場所」と「喫茶する場所」とが分離していた書院茶では、ここに釜を掛け湯を沸かして点てられた茶が、書院へ運ばれていました。それとよく似ていますが、ここでは広い座敷で多人数をもてなす必要があったため、ここでお湯をあらかじめ沸かしておいて、座敷の蛭釘下の炉に運ばれたとのことです。この水屋は最初は非公開でしたが、途中から公開されるようになりました。





 なぜ襖に隠されたところに水屋があるのかですが、妙心寺の茶室の考えと同じではないかとのこと。参禅を第一主義とする妙心寺では、茶の道が修行の妨げになると禁じた時代があったところです。密かに作られた茶室は茶席とわからぬよう巧みに作られたといいます。

 この六畳間の真ん中あたりがへこんでいると感じるのは、もとお茶の炉が切ってあったのですが、その後掘りごたつを作っていたためだとこと。


 六畳の間に面した中庭のシュロチクは修復前からあったものです。


シュロチク




 またこの六畳の間には、三井家の商売に関する資料、高利が定めた 「諸法度集」 と高利の三男・高治のよる「 商売記」 が展示されています。
 「諸法度集」は高利が江戸に店を出したとき、松坂で作成した店の規則。武士相手の掛売り禁止、帳面の規定、奉公人の生活の指針など、細かな規則が記されています。
 「商売記」は、享保7年(1722)に完成した記録の一つで、創業期の事業や高利の言行について詳細に記されています。


勝手口




座敷東縁から南浴室方向を見る



 写真はありませんが、南浴室の風呂桶は檜で、壁も檜です。家庭裁判所の所長官舎では主屋の北東に増築した使い勝手のよい風呂が使われていました。


南便所の洗面所
 いただいた平面図によると昔はトイレだったのかもしれません。




北東男子便所   レトロです。




(続きます)


【過去のご案内】

4月11日  ロケーション、開館時間、入館料など

4月15日  公開に至る歴史、敷地・建物面積、建築年代、公開対象

4月24日  【番外】木屋町別邸所在地探索

建築目的と顕名霊社

5月3日  三時代に渡る建築の歴史

5月11日  玄関棟外観

5月20日  玄関棟内観

5月27日  主屋#1

6月2日  主屋#2

6月5日  主屋#3


 6月15日に名古屋の次女が新居に引っ越しするため、その準備で家内には新幹線で名古屋往復をしてもらいました。もちろん行きたかったのですが、勤務などと重複して残念ながら折り合いがつきませんでした。


(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。)



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最終更新日  2019/06/02 11:54:40 AM
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