ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/09/13
XML
テーマ: 京都。(6078)
カテゴリ: 常駐ガイド
2017年 9月13日(水)】

 下鴨神社ガイド第9日目でした。

 お天気もよく平日にしては多くのお客様に来ていただきました。以前、旧三井家下鴨別邸でのガイドのときお世話になったスタッフの方がお二人見学に来られました。お一人は私が特別参拝所でガイドをしているときに来られたそうですが、気が付きませんでした。失礼してしまいました。

 今日は結婚式2組以外に、十二単特別拝観がありました。私が担当のときに、これがあるのは初めてです。三井神社エリアの舞殿で、巫女さんが十二単の着付けを見せ、その後王朝舞を披露します。団体での申し込みがあれば行われ、神社のホームページによると1回4万円の初穂料のようです。1回の時間は30分程度です。

 この上演時は、三井神社エリアは立ち入りができなくなりますので、特別拝観所の見学が終わったお客様を、外から回って、大炊殿エリアにお連れしなければなりません。初めての経験でしたが、特に問題なく対応できました。



●大炊殿エリア その2

 賀茂斎院御所が応仁文明の乱で焼失したときに、 大炊殿 と呼ばれる社殿も焼失しました。大炊殿は平安時代の「鴨社古図」にも描かれている歴史的な建物でした。賀茂斎院御所は再建されることがありませんでしたが、この大炊殿は江戸時代初め、寛永5年(1628)に再建されました。大炊殿は神様にお供えする 神饌 を調理する社殿です。今ではここで神饌を作ることはありませんが、昔はここで、主にご飯やお餅などの穀物類を使った神饌を調理し、魚鳥類は別棟の「 贄殿(

 神社建築の中で、この種の社殿が現存するのは非常に珍しく、重要文化財に指定されています。


大炊殿




 中に入ってご覧いただくこともできます。入り口の土間には竃(かまど=おくどさん)があり、中の間は台所になっており、流し台、用具類、神饌の材料などを置く所です。ここでは「大炊殿神」が祀ってあり、調理を始める前にお祓いが行われました。奥の間は、調理した神饌を盛り付けしたり、ご神前にお供えする前に配膳棚に並べておくところです。ここには神饌料理とはこういうものだというサンプルも置かれています。


竈(かまど)(おくどさん)








大炊殿の古写真





屠蘇(とそ)






神饌調理の様子 (ピンボケすいません)





七五三餅(複製)






下鴨神社葵祭神饌(複製)






御蔭祭の神饌(写真)






御粥祭神饌(複製)






賀茂祭舗設図 並仮建物図 (かもさいいほせつずならびにかりたてものず)















(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。)



よろしかったらぽちっとお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019/06/08 06:41:56 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ワルディー・ヨーリョ

ワルディー・ヨーリョ

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: