ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/11/12
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カテゴリ: 常駐ガイド
【 2017年

 大徳寺塔頭興臨院でのガイド第9日でした。

 そして、今日は思いがけないことがありました。ガイドの案内中に誰か知った人に会うこともあるのではないかと思っていたのですが、始めて1年になりますが、今まではありませんでした。ところが今日朝早い時間に、M社子会社時代の先輩Nさんにバッタリお会いしました。

 私はいつかは知っている方にお会いするのではと気をつけているのですが、Nさんは私がガイドをしていることをご存知ないので、目を合わせても私に気付いていません。私から「Nさんですよね。」と声をかけました。向こうは名前まで思い出したかどうかは分かりませんが、私だと気が付きビックリ。こんなところで会おうとはまさか思っていないわけです。残念ながら私の案内の時間ではなかったので、ペアの方に案内していただきましたが、拝観が終わってから少しだけお話することができました。これからも、こういうことが時々起るのでしょう。

 最高気温14.6度と少し寒かったですが、お天気は良く、多くのお客様にお越しいただきました。


●興臨院案内#8 興臨院#5 本堂(方丈)室中

 興臨院の本堂について続きです。

 南側の部屋の中央は 「室中の間」 です。仏事を執り行う方丈の中で最も大切な部屋です。中央に祀られているのが、 開祖 小渓紹ふ (付の下に心)(しょうけいじょうふ)禅師です。幕に隠れて見にくいですが、その向かって左に祀られているのが、ご本尊の 釈迦如来 です。普通はご本尊が中央に安置されますが、大徳寺の塔頭では開祖を非常に大切にしますので、他の塔頭寺院でも、このように開祖が中央に祀られていることが多いです。

 その左にお位牌が多く安置されています。向かって右側に 畠山家 代々のお位牌、左側が 前田家 のお位牌です。中央の一番大きなお位牌が 前田利家 公、その右側が 畠山義総 公のものです。

 この部屋の上部が 響き天井 になっていて、天井の下で手を叩くとよく響きますが、人が余り多く天井の下に集まると少しも鳴りません。パンフレットにこのように記載されていますが、残念ながら拝観では室中の間は入っていただけないので、この現象は体験できません。実は私も体験したことがありません。

 襖絵は 村石米齋 氏による水墨画で、向かって左側が、 山口県青海島 中国北京郊外 にある 頤和園 (いわえん)の風景を描いたもので、冬山水ともいわれます。頤和園は代々の皇帝の離宮になった景勝地で、世界遺産に指定されています。

 村石画伯の画風は、繊細かつ緻密である点においては他の追随を許さず、岩や山の配色バランス、線の描き方に非常に神経が使われていることが分かり、簡素ながらも主題の追及に無駄がないところが高い評価を得ています。

 中央の扉のにある彫刻の 唐草模様 が、室町期の特徴である左右対象式から、少し乱れ始めたものになっています。所々の装飾に用いてある唐草模様の円曲線が、何れも同様の曲線を表しています。

中央扉の唐草模様の彫刻















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最終更新日  2019/06/12 04:23:30 AM コメント(6) | コメントを書く


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