「動植綵絵」は絹本です。絹本絵画には通常の絹織物ではなく 「絵絹(えぎぬ)」
と呼ばれる、織目を密にしないで、隙間を作って織りあげた絵画専用の絹織物が使われます。隙間があるので、下絵を下に敷きながら描けるし、 「裏彩色(うらざいしき)」
顔料
系絵具と 染料
系絵具の違い(染料系は絹の繊維に染み込むが、顔料系は織目隙間を覆うことなど)を熟知したうえで、彩色表現をしていることも分かりました。さらに、 肌裏紙(はだうらがみ)
には、通常自然色( 生成り色
)を使うのですが、「動植綵絵」では、濃灰色に染めた紙が用いられており、この色が絵絹に透けることによって、コントラストが強調されていることも分かりました。




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