ワルディーの京都案内

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2026/08/19
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テーマ: 京都。(6435)
カテゴリ: 京都研究
熊鷹社の「お塚」研究 その2

3.お塚の構造

「お塚」の構造は、それぞれの「お塚」によって、若干異なるが、標準的には次のような構造であることが分かった。「熊鷹社」の「お塚」の例を 図1 に示す。


図1 「熊鷹社」の「お塚」の例



 腰の高さほどの四角形の台(ここでは「塚台」と呼ぶ)の上に、階段状の四角形の台(ここでは「基台」と呼ぶ)があり、その上に「お塚」(ここでは「塚石」と呼ぶ)が設置されている。塚石は、1個だけのこともあれば、複数基の場合もある。塚石には「熊鷹大神」など、神号が刻まれている。

 1個の塚石に刻まれる神号は、1つだけのこともあれば、複数のこともある。塚石の形は、上下に長い楕円形状(完全な楕円ではなく自然な形)のものが一般的であるが、墓石のような四角柱のものもある。熊鷹社では、それぞれ1個だけだが、扇形のもの、神殿形状 (図2) のものも発見した。


図2 塚石部分が神殿形状の「お塚」



 塚台や基台には、狛狐像1対が置かれていることが多い。また、屋根付きの「ろうそく台」が1個なし1対、塚台の上に設置されていることも多い。塚石の前には、小さな石造の鳥居が1基ないし複数基設置されている場合もある。お供え物を置く、祭壇が塚台の前に設置されている場合もある。面積の広い「お塚」では、大きな石鳥居が塚台の前の少し離れた位置に建てられていることもある。稀ではあるが、灯籠が設置される場合もある。

 塚台や基台に建立者の名前や住所が刻まれている「お塚」も多い。個人や会社組織によって建立されもの以外に、稲荷講社や各種団体によって建立されたものもあり、この場合は、共同建立者の多くの名前が刻まれている。稲荷講社によって建立された場合は、教師の名が刻まれるのが一般的である。建立年月が塚台、基台、塚石裏面に刻まれている場合もあるが、刻まれていない場合も多い。

 雨天でも参拝できるよう(「お塚」の風化を防ぐ目的もあるかもしれない)、木製の屋根が設けられた「お塚」も多い。ただし、木製なので劣化が早く、建て直しが頻繁にあるため、書かれた建築年代は古くはない。




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最終更新日  2026/08/19 12:00:11 AM
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