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最近のベストセラーで、書店で平積みにされているので読まれた方も多いかと思う。
私は読んでいないし買うつもりはない。(天邪鬼なので、ベストセラーは買わない?^^;)
あれは、昨年の12月頃?だったか、朝のNHKの番組で、著者のインンタビューを放映
していたので、支度をしながら、耳だけを傾けていたことがある。
「求めない」・・・仙人のような白い髭の男性が著書について答えているのを半端に聞きな
がら、「へぇ~~、ずい分枯れた心境になった人なのねぇ~」と思った私。
今日、芥川賞受賞作「乳と卵」が掲載されているので、それを読みたくて「文芸春秋」を買
って、パラパラ~っとめくっていたら、、、
「求めない」僕が愛した女性・・・というタイトルが目に入り、即!そちらから読み始めた!
(何たって、、、愛だ、恋だ、の話題が好きな私なので?^^)
「求めない」の著者である、加島祥造氏の半生が綴られていた。
やはり、最初に感じた通りだった。
著者は、「求める」ことを否定しているわけではなく、むしろ肯定している。
そして、今、自分が求めているものが、ほんとうに求めているものなかどうか、検討してみ
よう。だから、まず「求めない」とつぶやいてごらん。
そういうふうに考えてもらえばいい。
(中略)
私たちにできるのは、自分が「求める」存在であることを知ったうえで、、、
「求めすぎそうになったら、やめておこう」とバランスをとること。
僕の「求めすぎた」人生経験からいえるのは、それくらいですね。
う~~ん、、、やっぱりそうだったのねぇ~~~(シミジミ・・・)
著者は穏やかな風貌からは想像出来ないけれど、かなりの情熱家のロマンチスト?
50代後半で恋にオチて、女性と新しい生活を始めるために家を出た。
子供も成人していて、第二の人生をスタートさせたのだが、2年後、その女性は別の男性
と恋をして去ってしまう。その後、一度は前の家庭(残した妻子のもと)に戻ってはみたも
のの、家族もすでに心のなかで、彼を棄てていて、彼の居場所はなかった。。。
そして、70歳の時、現在の住まいである、伊那谷に移住して84歳になった今、著書の
「求めない」がベストセラーになって、本人が一番驚いているらしい。
確かに「求めない」と言われても、、、人は常に何かを求めて生きている。
夢、希望、愛、豊かさ、安らぎ、幸福、名誉、生きがい、、、精神的なもの、物質的なもの
も含めて、尽きることなく、求め続ける。
求めることを、ほんの少しだけやめた時、ほんとうに心から自分が求めているものが見え
るのかも知れない。
と、、、考えて、一体、私は何を求めているのだろうと、ふと、立ち止まってみた。
元々、あまりに多くを期待しない性分なので(宝クジの当たりは期待する?^^;)
求める思いは希薄かも知れない(サビシイ人ネ~^^;)
で、、、あっ!と思ったのであります~~!
「求められること」を「求めている」のではないのかしら~?と・・・
「君がいないとダメなんだ・・・」
「君がほしい!」
な~~んて、ダダッ子みたいに言われると、、、弱いんだナ~~これが~(笑;)
だから、、、お願い!
「求めないでネ~~~!」
えっ?そこの誰かさん、何かおっしゃいました?
「間に合っているよ~!」って~?(トホホ~~~~^^;)