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2008.02.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類

なかったような気がする。今回の芥川賞受賞作を読んで、新鮮な驚きを感じた。

題名からして【乳と卵】 (あのぉ~、朝食のメニューではありませんから^^;)

思春期の少女、緑子の日記を通して描かれる、母親の豊胸手術の顛末と、著者の分身

では?と思われる主人公とその姉で緑子の母である、巻子。

小説にはこの3人の女性しか登場しない。

語られるのは、巻子が大阪から娘の緑子を連れて、夏休みに豊胸手術を受けるために、

上京し、妹(主人公)の部屋で過ごす3日間の出来事。

非常にシンプルなのだけど、緑子の視点で綴られる日記の内容は、女性の躰を通して、

人間存在を問いかける、鋭い思春期の感性に満ち溢れていて、ハッ!とさせられる。

「第二の性」で、女は女に生まれない、女に成るのだ・・・と、書いた、ボーボワールだが、

彼女は女性の精神的、人間形成の部分に重点が置かれていて、女性の躰については

書いていなかったように記憶している。(高校生の頃なので、かなり忘れたかも?^^;)

今回、選考委員の中でも、かなり意見は分かれたようで、選評を読むと作家のみなさんの

感性の違いがよ~くわかり、それもまた面白い!

大阪弁、それも日常会話(口語体)で綴られた文章は、かなりエグイ?感じなので・・・

かなり抵抗感のある人もいるのでは?と思うし、その内容も女性の躰のことについて深く

綿々と綴られているので、男性は嫌悪感を持つかも知れない。

けれど、これは女性の躰を通して、人間存在を問いかける、哲学的小説だと感じた。

先日、このブログにも書いたのだけど、朝の支度をしながら、何気に聞いている朝の番組

で、芥川賞受賞者の川上未映子さんがインタビューに答えていた。

それを聞いた時、「あっ、読もう!」と即座に思った。

彼女の言葉が哲学的だと感じたから・・・

そして、文藝春秋の受賞者インタビューを読んで、やっぱり~!と納得!(^^)

家が豊かでないので、大学進学せず、様々な仕事をしながら、大学の通信教育で哲学を

学んだとのことで、「育った家には本が一冊もなかった!」と言う。

通信教育で哲学を学ぶうちに【自分が何を問題としてきたのか】がわかり、それまでは、

難解だった哲学史が急に生き生きと系統だって見えてきて、カントやニーチェの考えてい

たことが、次々と腑に落ちてきたと言う。

そして、、、現代に生きる自分は、この綿々と続く流れの先端にいるんだと。。。

小説が面白いのは、読んでいくうちに登場人物に自分を投影し、いつの間にか、その中

に入り込んでしまい、別の世界へ旅を出来ることだと思うけど、、、

今回、この受賞作を読んでいくうちに、緑子を通して、昔、昔の中学生の頃の私に戻って

いくような感覚を覚えた。

大人の身体になってゆくことへの戸惑い、抵抗感、女性であることの嫌悪・・・

当時の私へ、まるでタイムスリップしたような不思議な旅をした気分。。。

まっ、とにかく、是非!今発売中の【文藝春秋】をどうぞ!(まわし者?^^;)






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Last updated  2008.02.20 07:37:27
コメント(14) | コメントを書く


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Re:女性の躰にここまで向き合う小説は???(02/20)  
おはようございます
昔は芥川賞や直木賞は必ず読んでいた私ですが最近は読まなくなりましたね
何年か前続けて面白くない、、と思ったので結局はその後ずっと読みませんでした
でも紹介された作品「乳と卵」は読んで見ようかなあと思います
丁度図書館にありましたので借りてきます
ありがとうございます (2008.02.20 11:18:46)

Re[1]:女性の躰にここまで向き合う小説は???(02/20)  
はあちゃん0408さん
>おはようございます
>昔は芥川賞や直木賞は必ず読んでいた私ですが最近は読まなくなりましたね
>何年か前続けて面白くない、、と思ったので結局はその後ずっと読みませんでした
>でも紹介された作品「乳と卵」は読んで見ようかなあと思います
>丁度図書館にありましたので借りてきます
>ありがとうございます
-----
★もう、図書館にあるのですか!
それはよかったですね(^^)
大阪弁の語り口、東京弁しか知らない私ですが、読みやすくて、グイグイ引きこまれて読んでしまいました!樋口一葉の文体に近いと書評にあったので・・・

今度は樋口一葉を読みます!(^0^) (2008.02.20 12:49:44)

今発売中の【文藝春秋】をどうぞ  
 文藝春秋は加島祥造さんの記事が出ているそうだから買うけど、その小説は、読むかどうか?とりあえず数ページ読んでみて決めますね。 (2008.02.20 13:11:11)

Re:今発売中の【文藝春秋】をどうぞ(02/20)  
たかが、人生じゃないか!さん
> 文藝春秋は加島祥造さんの記事が出ているそうだから買うけど、その小説は、読むかどうか?とりあえず数ページ読んでみて決めますね。
-----
★最初の数行はちょっと、読みにくいかも知れないですが、文体の流れに乗るとす~っと入り込める感じでした。内容が男性はどう感じるか知りたいので
もし読まれたら、感想を教えて下さい♪
(2008.02.20 23:22:01)

Re:女性の躰にここまで向き合う小説は???(02/20)  
ヨウコ さん
こんばんは。

丁度、先日書店で見つけました。
今日もポスターの本のタイトルと目が合いました。
これもご縁ですかね~。

是非!! (2008.02.20 23:33:59)

Re:女性の躰にここまで向き合う小説は???(02/20)  
電車の吊革でこのタイトルを見て、
なんともスゴイなぁ・・・・と
思っていました。
アップル姉さんのこのブログを読んで
興味深々になりました~~~(笑 (2008.02.20 23:40:52)

Re[1]:女性の躰にここまで向き合う小説は???(02/20)  
ヨウコさん
>こんばんは。

>丁度、先日書店で見つけました。
>今日もポスターの本のタイトルと目が合いました。
>これもご縁ですかね~。

>是非!!
-----
★そ、それは、、、ご縁以外の何者でもありませんから・・・本が呼んでいたのでしょう(^0^)
感想を聞かせて下さいネ! (2008.02.20 23:52:27)

Re[1]:女性の躰にここまで向き合う小説は???(02/20)  
色彩コンサルタント★明嶺(めい)★さん
>電車の吊革でこのタイトルを見て、
>なんともスゴイなぁ・・・・と
>思っていました。
>アップル姉さんのこのブログを読んで
>興味深々になりました~~~(笑
-----
★著者はキリッとした感じの美人です。
クールビューティな冬カラータイプ?
彼女のシャープな感覚が新鮮で、ドキっ!としてしまいました(^0^)
(2008.02.20 23:57:13)

えっと  
佳奈美 さん
あなたは死ぬまで童貞ですか?
きっと、キッカケ作りが無いだけと思います。
私と一緒にキッカケ作りしませんか?
http://runba.zz.tc/zetui/?y20n1kq (2008.02.21 11:41:43)

Re:女性の躰にここまで向き合う小説は???(02/20)  
いぬい さん
「文學界」では永井均先生と「哲学と私」というタイトルで対談しているようですね。
受賞第一作の「あなたたちの恋愛は瀕死」も掲載されています。

小林秀雄特集ではN先生も書いているようです。 (2008.02.21 13:59:20)

Re:えっと(02/20)  
佳奈美さん
>あなたは死ぬまで童貞ですか?
>きっと、キッカケ作りが無いだけと思います。
>私と一緒にキッカケ作りしませんか?
>http://runba.zz.tc/zetui/?y20n1kq
-----
★それなら、それで善いのではないですか?
哲学者、カントもそうだったという話しを聞きましたが、無理してキッカケを作ることもないのでは? (2008.02.21 20:00:45)

Re[1]:女性の躰にここまで向き合う小説は???(02/20)  
いぬいさん
>「文學界」では永井均先生と「哲学と私」というタイトルで対談しているようですね。
>受賞第一作の「あなたたちの恋愛は瀕死」も掲載されています。

>小林秀雄特集ではN先生も書いているようです。
-----
★4月から永井先生の聴講生になると、インタビューで話していました。
文学界、読んでみます。
哲学的センスがないと、教授のお墨付き?をいただいた私ですが、哲学的な匂いには敏感なのだ~(笑; (2008.02.21 20:13:16)

文学の世界も  
ふうさぎ*  さん
女性進出なのですね、
私は、本は、まるっきり、読まない方だから・・・
いきなり、芥川賞は、難しいかも・・・
いつものことながら、ねえさんの感性は、素晴らしい! (2008.02.21 21:38:57)

Re:文学の世界も(02/20)  
ふうさぎ*さん
>女性進出なのですね、
>私は、本は、まるっきり、読まない方だから・・・
>いきなり、芥川賞は、難しいかも・・・
>いつものことながら、ねえさんの感性は、素晴らしい!
-----
★そういえば、数年前の「蹴りたい背中」と「・・・に
ピアス」?も若い20代の2人の女性のW受賞だったし、最近は審査委員も女性作家の人が多いですネ
~! (2008.02.22 00:37:43)

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