太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け
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旧ソ連の生物学者イワン・パブロフによる条件反射の実験「パブロフの犬」はご存じですね。条件反射とは「最初は無関係だった刺激と生理的変化を結びつけてしまう」ことです。 パブロフは、犬の頬に手術で管を通し、唾液の分泌量を測定できるようにして、エサを与える前にベルを鳴らすということを繰り返すと、「ベルを鳴らしただけでよだれを出すようになる」ということを証明しました。 つまり、「ベルの音→エサ→よだれ」間隔「ベルの音→エサ→よだれ」間隔「ベルの音→エサ→よだれ」を何度も繰り返すうちに神経回路にショート・カットができ、そのうちに「ベルの音」を聞くという条件だけで「よだれ」が反射的に出るようになると考えられています。 この生理的な条件反射は、一度形成されると理性で押さえることはなかなかできません。私たちが、梅干やレモンを見たり思い出したりするだけで自然と唾が出てきてしまうのも同じことと言えます。 昔の嫌な体験が染みついていて起きるトラウマ現象や、朝になると頭やお腹が痛くなる登校拒否や出社拒否なども同じで、過去の体験を思い出したり学校や会社での嫌なことを想像することで条件反射的に起きる行動といえます。
2016.10.01
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