太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2018.01.13
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​ 志をもち自らを創っていくことが大切

「なりたい自分がわからない」「自分のどこを、どう変えればいいのか分からない」という人は多いが、自分という人間がどうなりたいのかが分からなければ、自分はどう生きていけばいいのか、何をすべきなのかは絶対に見えてきません。

そういう人は、自分の得意なものと苦手なものとを見極めていないからです。

​
 そこでまず、次の点を真剣に自問し、しっかりと見極めることから始めて下さい。​

①何らかの夢、つまりこれから創っていく自分の姿を明確にする。

 ・ どういう人間になりたいの どういう仕事をしたいのか 
(何が本当に自分がやってみたいことなのか)
 ・どういう生活をしたいのか


 とくに大切なことは、世間体や時代の流れ、給料の良し悪しなどに惑わされないことです。それらは、生き甲斐や働き甲斐とは一致しないことが多いものです。


 佐藤さんは一流銀行に就職し、アメリカ留学経験もあるエリートだが、「自分は高い収入
を得るためだけで仕事を選んでしまった。お金を右から左へ動かすだけで、誇りを持てな い。自分の人生を銀行に売ってしまったようなものだ」と自嘲気味に語ります。

 柴原さんは、ボランティア団体でアルバイト的な仕事をしています。必死に働いても収入は少なく、両親にも反対されたが、自分の仕事に誇りをもってイキイキと働いています。


 「人生を歩む上で、目的意識があるかないかが最も大事だ」

と宗教哲学者のカール・ベッカーさんは言うが、この頃では志しや使命感に欠ける人が多く、その結果、生き甲斐や働き甲斐喪失症にかかっている人が多いような気がします。


 その人が「何をするか・どんな方法でするか・何を、どの程度与えれば満足するか」を観察すれば、いかに自分を隠そうとしても隠すことはできないと言われた人がいます。

 金や地位を与えれば動く人、酒やセックスで簡単に動く人、政治家も官僚も経済人も、 自分さえよければ他人のことなどどうでもよく節操もなく動く人が多いように思います。

 逆に、筋が通らなければテコでも動かない人もいれば、自分のことは後回しにして理想や正義のために「敵が幾千万人いようとも我は行かん」という人もいます。


 若い間は無限の可能性があるのだから、夢をできるだけ大きく膨らませてみてください。

 夢は風船のようなもので、どんどん膨らませることができるし、小さくしぼんだままにしておくこともできます。
 「これは私の等身大」とあきらめている人も多いが、人間そのものに「等身大」というものなどなく、その人の心の持ちよういかんで大きくも小さくもなるものだと思います。
 初めから諦めていては、あなたの未来が大きく開ける可能性はほとんどありません。大きな夢に、諦めずに挑戦し続けることでしか輝かしい人生は開けてきません。大きな夢を描いて、自分を創っていくことが大切です。


 ②それを本当にやるつもりかを真剣に問いかけて下さい。

 「イエス」なら、課題を明確にし、それに至るまでの道筋を描いて、ダメ元主義で思い切って挑戦してみることです。
 それには、次の二点を見極めることも大切です。
 ・
自分にできること
 ・
自分にできないこと

 人間は一人ひとり違い、長所も短所も併せ持っています。
 どんな人にも欠点があり、不完全だからこそ人間なのです。
 そんな中で、長所だけを見つけてそれを限りなく伸ばしていき、決して人後に落ちない優れた能力を獲得することができたら、短所はその人の愛嬌や面白みに変わります。

 誰でも、「これではあの人には勝てない」けれども、「これでならあの人にも勝てると」いうもの、つまり得手不得手があるはずです。
 互いの得手で相手の不得手なものを補いあっていけばいいのであって、一人で何でもできなくていいのです。


③あとは思い切って挑戦するしかありません。

 職業選択は結婚に似ています。好きな相手と結婚したらうまくいくかというと、必ずしもそうではありません。
 大切なことは、どちらもそれを選択してからの姿勢です。


 三〇代に離婚して屋台のおでん屋を始めた女性がいた。彼女の偉かったのは、絶えず工夫と努力を続けたことです。
 商売は11カ月で切り上げ、毎年月をずらして残りの一カ月は東京から京都の料理屋に奉公して修行し、12年で季節の料理を身につけた。そして、八畳一間だが、おそらくお茶屋料理としては日本一といわれる惣菜料理屋になりました。


 ジャズダンサーとして押しも押されない第一人者の女性は、踊り始めたころは決してダンサーとしてやっていける体の条件を持ち合わせず、劣等生のレッテルを貼られていた。踊り始めて15年ぐらいたったころ、大きな壁にぶつかって自由に踊れなくなった。

 それまでは寝ても覚めてもダンスのことだけで、上手く見せようとか、人にほめられる踊りをしようとしていた。すると、どうしても自分の器以上のものを見せようとする。これでは、ある一定のところまでなら通用するが、それ以上となると通用しません。

 あるとき、「私は私、どうあがこうと、それ以上の私を見せようと背伸びしても仕方がない。人間、裸になればいいんだ。どうぞ私をじっくり見てください」という心境になり開き直った。そうしたら、スーッとわけもなくその壁が乗り越えられたといいます。


​





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最終更新日  2018.01.13 04:49:51
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