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今朝、ある方がこの町を旅立って行った。
ある方とは、レストランのシェフなのだが
東京の超一流レストランで料理長をつとめた事もある
筋金入りの名シェフである。
そのシェフが故郷であるこの町に本格イタリアンレストランを開いて28年
毎日、魚市場に通い、全国的にもトップレベルの新鮮な魚介類を
驚くほどの低価格で提供してくれました。
私も、大事なお客さんはこのレストランに連れて行く事が多かったのですが、
「こんな田舎でこのような料理が食べられるとは・・・・・」
と、皆さんは一様に驚くのでした。
東京の一流レストランを食べ歩き、仕事柄外国の一流レストランの
味を知っている方達がです。
そのシェフが先日、お店を閉めました。
原材料の高騰で「今までの価格ではつくりたい料理がつくれない」
と、いうのが理由です。
料理のクオリティーと値段を考えると、東京の半値、いや、三分の一の
価格だとは思うのですが
大手ファミリーレストランと単純に値段を比べるとやはり、割高感があったのでしょう。
どこの、どんな材料をつかっているかわからず、食品添加物がいっぱい入っているが値段の安い料理。
多くの方はそちらを選んじゃうんですね。
もちろん、このお店の料理にぞっこん惚れている方も多いのですが
そこが田舎の悲しさ。人口が少ない分、
値段が高くてもおいしい物を選ぶ人の人数が少ないんです。
値段が高くてもおいしい物を選ぶ人の割合ってのは
都会も田舎もあんまり変わりがないと思います。
でも、都会は人口が多いので、同じ割合でも、絶対数が多いのです。
しかし、理由はともあれ、
この町からすばらしいお店がなくなってしまったというのは事実です。
私の個人的な感覚では
やる気のある人、才能のある人、頭の良い人は
逃げるようにこの町からいなくなっていくような気がします。
この先、この町はどうなっていくのだろう。
ちょっぴり凹んだ朝でした。
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