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2021.06.13
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カテゴリ: 怪奇蒐集者
怪奇蒐集者 小原猛のご紹介です。
沖縄に住み、沖縄の怪談や妖怪を研究する第一人者です。


怪奇蒐集者 57 小原猛 [DVD]


【収録作品】
赤い蟻
家を改築することになったOさん。
古い家の跡を掘り返すと、二体の藁人形が出て来ました。
さらにその藁人形には両親の名前が書いてありました。
ユタに見てもらったのですが、これはとても強い呪いで手に負えるものではないので、蓋をして触らないようにとのことでした。
ですが気になったOさんは後日そこを掘り返してしまいました。
それ以降赤い蟻のようなものを頻繁に見るようになったのですが……
人の想いはそう簡単に消えるものではないようですね。負の感情もまた然り、ですね。


ユタを操るもの
沖縄の霊能者、ユタ。
ユタになる(神や霊に見込まれる)というのは一種の呪いなのだそうです。
四六時中霊に振り回され、決して幸せとはいえない生活なようです。
それゆえに親は我が子がユタになることを望まない場合があるようです。
そのユタに力を与えるもの、操るものとは……
霊の世界にも色々な事情があるのだなあと思いました。


中城高原ホテル
廃墟などの壁に絵を描くストリートアートというものがあるそうです。
ある日Oさんにアーティストの先輩から電話がありました。
心霊スポットとして有名な中城ホテルにいるのだけど、体調が悪くなってしまったとのこと。
急いでホテルに向かったのですが……
明確なオチがあるわけではありませんが、これも不思議な話でした。
神様と人間の付き合い方が変わって来たがゆえに、こうしたお話もできてくるのかなと思いました。


宮古島の隣人
小原さん自身が体験したお話です。
彼のアパートの隣に山田さんという人が引っ越してきました。小原さんと同じ本土からやって来たとのことです。
ある日山田さんと一緒に飲んでいる時に、以前妻を殺してしまったと打ち明けて来ました。
さらに頼み事があるとのことですが……
これも真相がはっきりしないのですが、何だかモヤモヤしつつも寂しいお話ですね。


サトウキビ畑の日本兵
前話宮古島の隣人の少し後のお話です。
当時何をするでもなく無気力な生活をしていた小原さん。
ある日焦げてしまったパンを外に投げ捨てていると、パンが通行人に当たりそうになってしまいました。
ですがパンはその人の体をすり抜けて行ってしまいました。
見るとその人は旧日本兵の恰好をしていました。
小原さんと目が合った日本兵が言った言葉とは……
不思議だけど泣ける話でした。


はぶりか
チャイムが鳴ったのでドアを開けてみると、そこには見知らぬ子どもが立っていました。
その子どもは真っ赤な人形を抱いた、異様な顔をしていました。
子どもは「はぶりか」と言うのですが、意味が分かりません。
その数日後集落で火事が起こり……



小原さんが雑誌の仕事で星の写真を撮りに行きました。
やがて静かでいい場所を見つけで撮影していると、あちこちから牛の鳴き声が聞こえて来ました。
その声が牛ではなく人間のうめき声に思えた小原さんは慌てて逃げ帰りました。
その話を誰にしても真に受けてもらえないので、昼間その場所へ改めて行ってみることにしました。
そこにあった物とは……




全体としてオチがはっきりしない話が多いです。
ですが神がたくさんいるという沖縄ならではというか、すぐそばに霊的なものが存在する土地柄を感じさせる話ばかりでした。
そんな情緒あふれる怪談が楽しめる一作でした。





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最終更新日  2021.06.13 20:00:04
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