相続が開始するといずれ避けて通れないのが遺産分割協議です。相続人が一人の場合には必然的にお亡くなりになられた方の遺産はその方が引き継がれることになりますが通常相続人は複数いらっしゃいますからこれらの方で遺産をどう分けるかというのを相続人間で決めることを遺産分割協議といっています。
相続税は遺産が一定額以上となる場合に相続人等に課される税金ですが、これがかかる相続は4~5%くらいしかありません。つまり100人お亡くなりになられてそのうち4~5人の相続人さんにしかかからない税金ということになります。
これがかかる相続とかからない相続がある訳ですが、意外と相続税がかかる方が遺産分割協議が進む傾向にあると思います。相続税はお亡くなりになられた日の翌日から10ヶ月以内に遺産分割協議を経て申告・納税をしなければならないからです。
いわゆる争族というのも相続税がかかる場合の方が少ないのかもしれません。相続人さんのご希望を満たした状態で相続税がなるべく小さくなるように分割するという落としどころ(?)があるようにも思います。
いずれにせよ、遺産分割は相続人の皆さんが仲良く協力しあいながら進めるのが故人もお喜びになられると思います。
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