昨日、税理士会の高岡支部長から電話がありこんなやりとりがありました。
「先週、本会からこんなファックスがあったんだけど見た?」
「はい、商工会で申告相談する際の電子申告の件ですよね。」
「そうそう、あれ、支部単位で対応するようにってあるけどどういうことなの?」
「商工会で電子申告するときの代理送信のことですが、税理士本人のICカードを使うと責任問題が後から生じたときに厄介なるからどうしようということだったのですが、どうやら税務支援用のICカードをもう一つとってそれで積極的に電子申告をやりなさいということらしいですね。」
「内容の確認はしないでいいって書いてあるね」
「それ、おかしいですよね。散々、名義貸しはダメって言っておきながらこれって名義貸しじゃないですか?」
「そうだね。税理士制度の趣旨からいうとおかしいよね。」
「当局が電子申告の件数を伸ばしたいのはよく分かりますが、これじゃ本末転倒です。何でもありでとにかく数字を上げればいいということにしちゃうと後々どうなっていくのかということは分かるでしょうに・・・」
「とりあえずこの件については本会の部長に聞いてみてくれる?」
「分かりました。」
私は電子申告推進派で、名義貸し禁止の意味も十分分かっている者です。しかし、このやり方は税理士会(しかも、日税連)が税理士の存在を軽んじめる方策だと思います。無償独占を守るために電子申告を推進するのはこれも本末転倒だと思っています。電子申告がこの「何でもあり」に利用されていると考えるととても悲しい気持ちになります。
北陸税理士会高岡支部の総会 June 24, 2008
北陸税理士会の総会 June 18, 2008
帰宅する間もなく June 3, 2008
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