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秋の味覚の王者サンマ。私は今確かに美味しい季節となったと言いましたが、美味しさというものは人の口に入ってこそ美味しいと言えるもの。口に入らないのでは、決して美味しいと言えるわけがないのでした。年々漁獲量が減少し続けているというサンマ。今年はどうなんだ、果たして人の口に入るのかと気の揉まれることです。水産庁の発表によれば、「来遊量は昨年を上回るが、依然として低水準」とのこと。・・・まあ、いかにも霞が関のお役所らしい発表ですこと。「日本の経済は緩やかな回復基調にあるものの、依然として弱含みである」なんていう日銀の発表とよく似ていますね。・・・サンマ、サンマ、サンマ苦いか塩っぱいか。サンマを食べながら叶わぬ恋に涙したのは佐藤春夫でしたが、文壇に残る複雑怪奇な色恋話は別にして、サンマを塩焼きにして喰らえば、はらわたは苦かろうし、塩が効いているところは塩っ辛いだろうと、私なんぞは素直に思います。(笑!佐藤はサンマに"青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて喰ろうた"そうですが、当地ではごく普通に大根おろしに醤油をかけて食します。またひじょうに残念なことだ思うのですが、私は佐藤のごとく大胆で赤裸々な恋愛感情は持ち合わせていませんので、サンマの焼ける煙りに目をしばたかせることはあっても、焼けたサンマに涙するということはありえません。・・・正直に告白します。できるものなら、一度涙を流してみたいものだと。( ← イエローカード!・・・大爆笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月30日

私らが子どものころは、コーヒーといえば、タバコや酒と同じように大人が飲む嗜好品で、褐色のただただ苦いだけの飲み物は、飲みすぎると胃をこわすだけでなく、カフェインによる中毒症状を引き起す不健康な飲み物というように思われていたものでしたが、昨今はコンビニの店頭で入れてくれる挽き立てのコーヒーが大ヒット商品になるほど、誰でも手軽に口にできる飲み物にとなったようです。そこには不健康といったイメージは微塵も感じさせませんが、事実コーヒーは体によいという報告がこのほど国立がん研究センターから公表されました。ウエブトピックスより、コーヒー3~4杯で病死の危険が急減 国立がん研究センターなどが公表そもそもコーヒーが飲まれるようになったのは13世紀に遡ることが出来るそうですが、元々は塞いだ気持ちをやわらげる効果を期待する薬として飲まれたのがコーヒーの起源だそうです。歌にもありますね。昔アラブの偉い お坊さんが♪恋を忘れた あわれな男に♪しびれるような 香りいっぱいの♪ 琥珀色した飲みものを教えてあげました♪やがて心うきうき とっても不思議このムード♪ たちまち男は 若い娘に恋をした♪・・・ナルホド、そうしてみればアラブの偉い坊さんは、偉かったのだなと。(笑!かく言う私も、今入れたてのコーヒーを飲みながら、この文章を打っています。私も多い日で1日3~4杯、まったく飲まないという日はまずないようです。そうすれば脳血管障害や呼吸器障害で死ぬ確立は、少しは回避できているのかなと喜ばしく思っています。ただ「心うきうき」して「たちまち 若い娘に恋をした」という経験が皆目ないのは残念なことではあります。一度くらい「とっても不思議なムード」に浸ってみたいものだと。( ← イエローカード!・・・爆笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月29日
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仕事に追われ日々時間に余裕のない生活を強いられている現代人にとって、1年365日どこをとっても1日は24時間と決まっております。秋分の日が過ぎて早4日。やがて一月も経てば、昼夜の長さは完全に逆転し、夕方5時を過ぎれば辺りはもう薄暗くなっているのに気づき、思わず仕事の手を早める人も多いことかと思います。では昔はどうだったかというと、当時の時間の単位は文字どおり「時(とき)」、一時(いっとき)が現代の単位で約2時間ということになります。今約2時間と言ったのには訳があって、昔の時間は昼と夜で長さが伸び縮みしていたがために、はっきりと2時間と言い切ることができなかったのです。「旧暦はくらしの羅針盤」(小林弦彦著 生活人新書)に詳しく書かれております。旧暦はくらしの羅針盤 [ 小林弦彦 ]価格:734円(税込、送料無料) (2016/9/27時点)すなわち、昼は昼で日の出から日の入りまでを6分割したものを一時(いっとき)とし、夜は日が暮れてから翌日日が昇るまでを6分割していたから、これからの季節昼より夜の一時の方がはるかに長くなるというわけ。反対に夏になれば、昼の一時が断然長くなる。「秋の夜長」や「春眠暁を覚えず」の例えは、こういった背景があって出たものだということが推察されます。文明の力・電気の恩恵を受けている現代と違って、昔は日が落ちれば月夜でもない限り夜は真っ暗。ろうそくや行燈の油などは、当時は超高級品であったがために、夜になればそれこそ寝るだけ。せいぜい囲炉裏端で囲炉裏の火をたよりに、細々と夜なべ仕事をするくらいだったことが想像されます。季節はまさに「読書の秋」。「灯火親しむ候」とは、これからの季節を言うのでしょうが、二宮金次郎の例えを引くまでもなく、昔の人は本を読むにも時間に物理的な制約があったことがうかがい知れますし、そもそも本を手に入れること自体並大抵のことではなっかたことを思えば、現代に生きる我々は何と幸せなことかと思うのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月28日

「夢枕に立つ」という言葉があるくらいですから、わが国でも神仏が夢に現れてお告げをくださるということがあるのでしょう。残念ながら私は寝覚めの悪い夢こそしばしば見ますが、夢に神仏が現れてありがたいお告げを授かったという経験はとんと記憶にありません。日ごろの不信心のなせる業というものでしょうか。なるほど私もこんなお告げなら、ぜひ授かってみたいものだと思いますが・・・。ウエブトピックスよりインド政府が金1000トンの発掘調査、「お告げ」信じるいかに敬虔なヒンズー教徒の多い国インドといえども、インド政府の公共機関がヨガの修行を積んだ賢者が見たという夢の「お告げ」に従うということがあるだろうか?わが国ではまったく考えられないことです。東照大権現が夢枕に立って、徳川埋蔵金の在りかを告げたという巫女の言葉に従って、政府が埋蔵金の発掘調査をするというのと同じでしょう。政教分離を国是とするわが国では、そんなことをすれば、首相の首が幾つあっても足りないということになりますね。以前やはり、インドの賢者が何年も飲まず食わずで生きているというニュースが報じられたことがありました。どうもインドのヨガの修行を極めたという賢者とやらからは、怪しい気配が漂って来るような気がしませんか。これは私が思うに、インド政府はあくまで歴史的・文化的価値から宮殿の発掘調査をしようというもので、それにヨガの賢者とやらが自分に世間の耳目を集めようと、夢のことを意図的に吹聴したのではないか?考えても見てください。自分だけに知らされたお宝の在りかを世間に公表するようなお人好しがいるものだろうか?まあ、欲がないから賢者というのかも知れませんが・・・。(笑!なまじっか修行を積んで賢者などと名乗るから、めんどうな夢をみることになる。少々寝覚めの悪い夢を見ようとも、愚者のままの方がいいです。(爆笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒編」「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月27日

暑さ寒さも彼岸までとは、暑さも寒さもお彼岸の頃には落ち着くという意味でつかわれる慣用句。秋の彼岸ということであれば、だらだらと続く残暑も彼岸のころまでには、秋らしい過ごしやすい陽気になるものだという意味になりますね。昨日当地北陸富山では、朝方こそ肌寒さを感じる陽気でしたが、日中は長袖の上着の袖をたくし上げなければならないほどまで気温が上昇しました。さすがに最高気温が30℃を超すというこたはなかったようですけれど。今日26日は彼岸明け。天気予報によれば、この先も気温は平年より高めに推移し、西日本や東日本では10月に入っても最高気温が30℃を上回る日も多いと予想されているそうです。昔から伝えらて来た歳時記も使い方に気を配らなければならないほど、この星の気候変動が顕著になったということなのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月26日

皆さんに問います。日本の三大大仏といえば?奈良の大仏、鎌倉の大仏、・・・はて?三番目の名が出てまいりませんよね。奈良、鎌倉は誰も異議をはさむ人はおられぬことと思いますが、わが国には全国に数多くの大仏様が建立されていますから、どうしてもおらが故郷の大仏様こそ三番目にふさわしいということになりそうです。我が故郷富山県高岡市は、古くから銅器・鋳物の街として知られています。全国にあるお寺の梵鐘は、8割方当地高岡で作られていることをご存知でしょうか。その技術を使って建立された高岡大仏は、わが町の自慢の一つ。当然奈良、鎌倉のあとに名を連ねるべきであると、我われは固く信じて疑いません。(苦笑!秋分の日の23日、その高岡大仏のお身拭いの儀式が執り行われたという話題。お身拭いが終わり、さっぱりと綺麗なお姿を取り戻された大仏様には、長さ8メートル、幅0・85メートルの「交通安全ジャンボたすき」をお掛けしたということです。袈裟ならぬたすきとは、大仏様もさぞかし戸惑いになられたのではないかと思いますが、交通安全のためなら人肌脱ぎましょうと思召されているのでしょう、にこやかに微笑みを浮かべておられるようにお見受けできます。大きさばかりでなくこのお顔立ちの良さも、三大大仏に高岡大仏を上げる大きな理由でもあるのでした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月25日
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今読んでいる本、浅田次郎著「長く高い壁」。長く高い壁 The Great Wall (角川文庫) [ 浅田 次郎 ]価格:748円(税込、送料無料) (2022/9/24時点)楽天で購入高く長い壁とは万里の長城のこと。時は1938年というから、日本が泥沼の日中戦争に嵌まり込んで、すでに抜き先ならぬ状態に追い込まれてしまったころのこと。南京を抜けば蒋介石の国民党軍は白旗を上げるであろうと考えていた陸軍であったが、蒋介石は大陸の奥深く重慶にこもって徹底抗戦の構えを崩そうとしない。加えて全土に共産主義を標榜する八路軍の蜂起が湧き起る。重慶攻略のために新たに武漢作戦が発動され、北京の北西・万里の長城・張飛嶺に拠った守備隊に動員命令が下った。1000人規模の将兵が新たな作戦に引き抜かれ、張飛嶺にはわずか30人の守備隊を残すのみとなってしまった。これが八路軍の知るところとなれば、たちまちのうちに攻め込まれ全滅の憂き目は免れないというのに、何としたことか当直に当たっていた1個分隊10人全員が死亡、しかも戦死ではないらしいという不可解な事件が発生した。従軍作家として北京に派遣されていた探偵小説作家の小柳逸馬は、軍からの突然の要請で検閲班長・川津中尉とともに前線へと向かうことになる。ことの性質上公にはできない軍上層部が下した苦渋の判断、それが従軍作家の現地派遣ということになったのである。国が掲げた理不尽な大儀のもとに守備隊として張飛嶺取り残された兵隊たち、中でもヤクザ上がりの札付きの一人の伍長は、軍隊という組織にどっぷりと浸かって人間として守らなければならない真実の"大儀"を忘れてしまった仲間を許せなかったのかもしれない。・・・見捨てられた張飛嶺の守備隊に何が起きたというのか?はたして従軍作家小柳逸馬が解き明かした驚くべき真相とはいかに?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第一部「酒」編「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月24日

『「酒」と「そば」と』のご紹介です。この度、このブログの酒とそばについて書いたものを加筆編集して、新たに幻冬社より出版しました。しばらく、「はじめに」を掲載してまいりましたが、読者にさらに立ち読みの気分を味わっていただこうと、本文をご紹介していきたいと思います。まずは第一部「酒編」より。「過ぎたるは及ばざるがごとし」古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか?しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月23日

もしタイムマシンに乗ることが出来たら、貴方は、いつの時代へ行ってみたいですか?もしタイムマシンがあったら、どの時代に行きたいか。子どもたちに聞いてみたところ(複数回答)、1位100年後の未来59人、2位1000年後の未来57人というアンケート結果になったそうです。その理由は、1位2位ともに地球と人類の行く末をみて見たいということらしいです。子どもたちは、それほど今の地球環境に危機感を持っているというこなのでしょうか。さしずめおごれる者久しからず・・・の心境と言えるかもしれません。一方、過去を見たいという子どもたちは、7位28人の恐竜時代と10位26人の江戸時代を除けば、自分の赤ちゃんや幼児だったころ(4位44人)、自分が幼稚園に行っていたころ(8位27人)、自分が生まれたとき(8位27人)と幼児回帰の傾向が見られます。小学生、中学生レベルからしてすでに、あのころは良かった・・・というのは、ませていると言うべきか、疲れていると言うべきか、悩むところですな。さて、私が興味を覚えたのは、10位の江戸時代と答えた26人。この子らは歴史好きなのか?もし「そうであれば、江戸時代のちょっと前になりますが、日本人に圧倒的人気のある信長の名前が出てこないのはどういうことか?この年齢では無理からぬことなのでしょうか。1人くらいはいてもよさそうなものをと残念がることしきり。「謎とき本能寺の変」を読まずとも、本能寺の変は歴史ファンにとって、興味が尽きないテーマですよね。歴史学者にタイムマシンを与えたら、10人中9人は「本能寺」と答えるのではないか?加藤廣の三部作、「信長の棺」、「秀吉の枷」、「明智左馬助の恋」を読めばなおのこと、天正10年(1582年)6月2日の京都本能寺を見てみたいという思いにかられるのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月22日

ウエブトピックスより、人間の色覚、天敵察知のため発達か人間がヘビを素早く認識するのは色覚が発達しているからという学説だそうです。人間の4~6歳の子供111人に、画面に表示した8枚の花と1枚のヘビの写真を見せ、ヘビの絵を選ぶまでの時間を計ったところ、写真がカラーだと白黒に比べて選ぶ時間が短くなったという実験が根拠の一つだとか。長年霊長類の研究をなさってこられた著名な先生には申し訳ないのですが、別にヘビに限らずともあらゆる物すべて、白黒よりカラーの方が素早く認識できると思うのですがね・・・?さらに人間が本能的にヘビを恐れる理由は大きなナゾとされていると、一方的に論じておられますが、確かに私もヘビを見るとぎょっと身をすくめる方の人間ですが、ヘビを首に巻きつけて嬉々として笑っている人もいますから、大きなナゾというのも言い過ぎのような気がしないでもありません。しかし、霊長類は他の動物に比べて臭覚が劣っている分、色覚が発達したというのは説得力があるように思われます。サルやチンパンジーがそうであるように、ヒトの先祖も群れで生活していたに違いありませんから、みんな同じように毛むくじゃらの集団の中から、意中の伴侶を見分けるには、目ざとくならざるを得なかったと思うのです。すなわちヒトは、すでにご先祖様の時代から、意中の異性を素早く見つける訓練をしてきたがゆえに、視覚とりわけ色覚が発達したのだというのが私の提唱する説です。どうです、ヘビに由来するという学説よりも説得力があると思いませんか?・・・ダメか!?(爆笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月21日

人は誰でもおぎゃ~と生れ落ちたその瞬間から、老・病・死を背負うて生きる運命にあるのは、今さら言うに及びませんが、普段からそのような意識を持って日々を過ごしているという人はなかなかおられないのではないでしょうか。人生をマラソンにたとえるならば中間地点を折り返して復路を走ることになって久しい我が身、私も出来るものならば最後の瞬間まで健康でありたいと願う者の一人です。病にもかかりたくないのは当然のことですし、老け込みたくない、若い肉体を維持したいと常々思っているのですが。ウエブトピックスより、老化防止には「腹7分目」カロリー制限を・・・なになに、老け込みたくなければ大食いしちゃだめですと?「腹八分目に医者要らず」よりさらに一分目控えなければいけないということに衝撃を隠せないでいます。(笑!ところでサーチュイン遺伝子って耳慣れない専門用語が出て来ますが、人ならだれでも持っている遺伝子だとか。この遺伝子のスイッチが入っているかいないかで肉体の若さを保てるかどうかが決まると聞けば、どうすればスイッチが入るのかぜひ教えてもらいたいもの。生命体は飢餓の恐れが出てくると、繁殖できるタイミングが整うまで生殖力を温存しようとする。つまり、老化を遅らせ、寿命をできるだけ延ばして、健康を維持させようとサーチュイン遺伝子のスイッチが入るという説明は、わかり易いといえばわかり易いですが。そもそも人の大脳皮質の古い部分にある本能と呼ばれるものは、「寝ること(sleep)」(Sと略す)、「食うこと(eat)」(E)、そして自分の「DNAを残そうとすること(reproduct)」(R)ですよね。つまりこういうことか。仮にSを一定としたとき、E ⤵ ならば Rも ⤵ の状態にしてしまうのがサーチュイン遺伝子だと。自分自身を振り返ってみると、DNAについてはお粗末ではありますが、すでになんとか形だけは残せたようではあります。まあ、チャンスがあればという気も未だにないわけでもありませんが・・・。( ← イエローカード!仕事に追われる身は削るとすれば「寝ること」しか残されていませんから、ストレスは溜まる一方。そこでつい「食うこと」で本能を満たそうとしたということだろうか、結果がぶざまな下腹に反映されるということになる。これを記号で表せば、S ⤵ かつ R ⤵(笑!)ならば、E ⤴ 状態。さて貴方の大脳皮質は、はたしてE ⤵を受け入れてくれますか?その前にR ⤵状態というのは少しばかり寂しい気がしないでもありませんが・・・。(爆笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月20日

これは天津飯かと思いきや、さにあらず。卵の下から出てきたのは、ラーメン。天津ラーメンであったというわけ。どんなラーメンかといえば、普通の醤油ラーメンの上に、まーるくふわふわに焼いた大きなカニ玉が乗っていて、その上から天津飯と同じようにとろーりとした甘酢あんがかけてある。麺をすすると初めは甘酸っぱい味が口に広がって、ニ度三度と麺を噛んでいると徐々に醤油ラーメンのガラだしの効いたスープの味がして来る。卵もしっかり3個は使ってあるんじゃないかな、ボリュームたっぷり。ところで本場の中国人が日本の中華レストランに入ってまず不思議に思うのが、ギョーザ定食というメニューだそうですね。本場中国ではギョーザは主食として食べるもの。ギョーザをおかずにしてご飯を食べるということはないということです。ちなみに日本ではギョーザといえば、焼ギョーザのことを指しますが、中国ではギョーザは決して焼かない。日本よりずっと厚い皮にひき肉を饅頭のように包み、それをボイルした水ギョーザのことを言うのだそうです。その次に首を傾げるのが天津飯。我われは名前からして天津発祥の中華丼だと思いがちですが、天津はおろか中国のどこを探しても天津飯なるメニューはないのだとか。しかし、天津飯を食べた中国人は口をそろえて美味しいと言うそうです。私が食べた天津ラーメンも、きっと美味しいと言うと思いますよ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月19日

ようやく沈静化の兆しを見せ始めたコロナ禍の第7波ですが、もはや人心は立ち直れないほどに疲弊してしまいました。「WITH コロナ」ということばが取りざたされていますが、これは「もう、どうしようもない。経済の活動を取り戻さなければコロナが収束する前に枯れてしまう」ということを体裁よく繕っているだけのことのような気がしますね。昨夕、当地選出の県会議員の議長就任を祝う会が催され、恐る恐る出席しました。久しぶり(2年ぶりか?)の飲食を伴う席です。会場は6人掛けのテーブルが40テーブルは用意してあったでしょうか。250人以上もの出席者で通路は体を斜めにしなければ通れないほど。驚いたのはこれが2回目のパーティーだとか。1回目はもっぱら県知事、各市町村長、国会議員などの政治家を招いて開いたということでした。まあ、6人掛けのテーブルはアクリル板で6個入りプロセスチーズの箱のように仕切られていて、隣の席の人と酒を注ぎあうどころか、話すのもはばかられるような雰囲気。お決まりの長い来賓の挨拶の後の乾杯も、テーブルに用意されているノンアルコールワインでするというものでした。えっ、テーブルにはノンアルコールビールとウーロン茶をご用意してあります。アルコール飲料をご希望の方は、ホテルの給仕係に申し付けくださいですと?給仕係ってどこにいるんだ?さて、どうしたものか・・・。給仕係ははるか遠くにいるし、もとより酒を注ぎに回るのは自粛せよ、大声を発するのもいけませんとの再三のお達しだし、ここは静かに6個入りプロセスチーズの一片になって用意された弁当をウーロン茶で流し込むとしますか。というので食べた弁当がこれ。まあ、煮ダコは柔らかくてしっかり味もしみていて美味しかったですよ。・・・「WITH コロナ」を堪能してきました。(涙!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月18日

夏の終りから秋にかけて咲く代表的な草花にサルビアがありますね。秋の花壇造りには、真紅のサルビアの花は欠かすことは出来ません。兵庫県淡路市の観光花園「あわじ花さじき」では、そのサルビアが見ごろを迎えて、多くの観光客で賑っているということです。16万本万本のサルビアが満開の季節を迎えたということです。同時に配信されている写真には、紫色のサルビアも写っていますね。白や紫の花をつけるサルビアもあるとは知りませんでした。ところでサルビアはその花弁を指で摘んで引っ張ると、筒状にスポット抜けることをご存知でしょうか?その花弁の根元には蜜が溜まっていて、チュッと吸うとほのかに甘い蜜の味が口中に広がります。私がサルビアのこの文字通りの"秘蜜(秘密)"を知ったのは、小学校3年生のとき。クラスの悪ガキ仲間のひとりが校庭の花壇に植えられていたサルビアの花弁を引き抜いて、「吸うと甘いぞ」と教えてくれたのでした。その悪ガキ(私も相当の悪ガキでしたが)と二人で、一本また一本、チュッ、チュッと蜜を吸っていたら、止めることが出来なくなった。休み時間が終わって教室に戻るころには、校庭はむしり取られたサルビアの花弁で真っ赤に染まってしまったのでした。あとから先生にこっぴどく叱られたのは言うまでもありません。(笑!サルビアの真紅の花を見ると、いつもそのときのことが思い出されて、私の胸は甘い郷愁に包まれるのです。それから数年経って、悪ガキどもが中学校に上がったころだったでしょうか。こんな歌が流行りました。いつも いつも思っていたサルビアの花を君の部屋の中に投げ入れたくてそうして僕のベットにサルビアの赤い花敷き詰めて僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと・・・なんだ、こいつは。こいつも蜜を吸って叱られた口かと思いましたね。(笑!まったくの晩生(おくて)でしたからね。男女の間の感情の機微などまったく知らぬ純真な少年でしたから。しかし、このあと「泣きながら君のあとを追いかけた」「教会の鐘の音は嘘っぱちだ」という段になって、さすがに事の重大さが少しわかりかけたような気もしたものでした。例年この時期サルビアの真紅の花を見ると、あの頃の少年の日のことが甘酸っぱい郷愁とともに思い起こされるのでした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月17日
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そば通(ソバツゥー)・・・なんていい響きでしょう。私もいつかは、そのように呼ばれてみたいと思うのですが、かなわぬ思いに、そんな憧れにも似た『そば通の本』(サライ編集部 編 小学館文庫)を手にしました。そば通の本(小学館文庫)【電子書籍】[ 「サライ」編集部 ]価格:495円 (2021/9/28時点)楽天で購入意外にもそばは俳句にも多く読まれていることを知りました。そうか、そば通と呼ばれるには、文学にも精通しなければならなかったのか!たくさんあげてあった俳句の中から、私にもそれが誰だか分かる人が読んだ句を抜粋します。蕎麦はまた花でもてなす山路かな 芭蕉落つる日のくくりて染まる蕎麦の茎 蕪村我里はつきと仏とおれが蕎麦 一茶さらに時代が新しくなって、山越えて三島に近しそばの花 子規帰り見れば蕎麦また白き稲みのる 漱石・・・う~む、何となくそば通になれたような、なれないような??われもまた通をよそほい蕎麦詠めど 長く短くことのは切れにし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月16日

カレーといえばインド発祥の食べ物。今さら言うに及びませんが、今や日本で食されるカレーライスは本場のインドを凌駕する勢いがあります。私もカレーが大好き。その勢いを後押しする者の一人です。ウエブトピックスより、ダムに続け!ため池カレー 「深いコク味わって」ライス以外も多彩に確かに各地にある有名ダムをモチーフにして考案された「〇〇ダムカレー」ってありますよね。ライスを水をせき止めるダムの堰堤になぞらえて、ご飯を崩すとカレーが流れ出てきてダムの放流を想像させるところがウケたのでしょうね。そこで「ため池カレー」というわけですが、どうも水をためているのはダムだけではない。ため池にだって水が貯めてあるだろうという発想のようですな。ダムにはドジョウはいなくても、ため池にならドジョウはいるに違いない。柳の下に2匹目のドジョウを探るより、ため池のドジョウをすくおうとしたのでしょうか。しかし、「ため池カレー」とはいかにも不味そうなネーミングではありませんか?ダムの水ならば、清涼感をともなった清々しさを感じますが、ため池となるとどんよりと濁った溜まり水を連想してしまいます。農業に使う水を確保するために造られた「ため池」が88カ所もあるという兵庫県稲美町。ため池をモチーフにしたカレーを提供するイベント「INAMIため池88カレーフェア」を開催して、町おこしにしようというのですが、ネーミングがどうもイマイチ感心しませんな。この町おこし、ため池だけにため息の洩れることにならなければいいがと心配しております。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月15日
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江戸時代にあった武門のさまざまな役職に注目し、その職に就く主人公をヒーローにしたてたストーリーを書かせたら右に出るものがいないといえる著者が、今回取り上げたのは「町方同心」。しかも、大坂・東町奉行所の同心というのですから、これは筆者が大阪在住で歯科医院を開業なさっていた境遇を考えれば、さもありなんと言えましょう。今は作家一本に絞っていらっしゃるということですが、まあ、これだけヒット作を続けられれば、二足の草鞋も履きづらくなるのは仕方ないですかね。戦端 武商繚乱記(一) (講談社文庫) [ 上田 秀人 ]価格:748円(税込、送料無料) (2022/9/13時点)楽天で購入上役の筆頭与力・和田山のわけありの娘を承知のうえで娶った大坂・東町奉行所の同心・山中小鹿(やまなか・ころく)であったが、不貞をはたらいた妻を義父の和田山に公然と突っ返すという所業に出てしまった。結果当然のことながら、奉行所に出仕しても居づらい毎日に甘んじなければならなくなった。一方西国三十藩以上の年貢米を大坂へ廻送し一手に売る権利を有することで、莫大な富を得た米問屋淀屋は、その金を大名に貸すことによってさらにその富を膨らましていた。参勤交代の折には淀屋に寄って挨拶をしない大名はいないとまで言われるようになった。武士が商人に頭を下げるとは何事か。幕藩体制の根幹にかかわる重大事。これを野放しにしておくことは出来ない。ついに時の老中首座・土屋相模守が立ち上がった。俊英の目付の中の一人を新たな大坂町奉行に選んで二人体制とし、新しい奉行に密命を与えた。「・・・淀屋をつぶせ」まさに題名にあるごとく、「武商繚乱」の「戦端」が切って落とされました。新しい奉行の配下として選ばれた山中小鹿に、果たしていかなる難行が待ち受けるというのか。上田ならではの筆が冴えわたります。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月14日

兵庫県香美町の香住漁港で今季初となるベニズワイガニが水揚げされたという話題を取り上げました。西の方の人はいいな。早くベニズワイガニが食べられてなどと言っていましたが、どうも勘違いをしていたようです。我が故郷富山でもベニズワイガニが水揚げされていました。9月1日に漁が解禁され2日に初セリがあったということですから、日本海側沿岸で1日一斉に解禁になったということのようです。どうも私は頭に「紅(ベニ)」とつかないズワイガニ(本ズワイ)の漁期と取り違えていたようです。高級食材の「本ズワイ」など、ここ数年口にしたことがなくて、カニといえばもっぱら「紅ズワイ」のことを指すというのに、まったく情けないというか、恨めしいことです。私は富山県の西部に位置する高岡市在住ですので、お隣射水市の新湊漁港へは車で30分余りで行けますので、漁港へ行ってズワイガ二を・・・ではなかった、ベニズワイガニを堪能してこようかな。漁港のセリというとたいがい早朝と決まったものですが、新湊漁港では午前中になって水揚げされた魚介類もその日のうちにセリにかける「昼セリ」が行われることで有名です。この「昼セリ」見学とカニ小屋で茹でたてのベニズワイガニを堪能できる観光コースがセットになっていて、大人気だとか。今度の週末は新湊漁港へ行くとしましょう♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月13日

一昔前までは結核と言えば死の病と言われました。治療法といえば、滋養をつけて病に打ち勝つ体力をつけるしかなかった。幸いなことに私らの世代はペニシリン、ストレプトマイシンに代表される抗生物質が発見された以降に生まれたので、その恐怖を知ることもありませんが、人類と結核の付き合いは遥か昔人類発祥の時代から続いてきたということです。ウエブニュースより結核菌、初期人類を追ってアフリカから拡大 研究今はどうか知りませんが、私らが小学生の頃には、年に一度ツベルクリン反応検査というのがあって、腕の内側に薬を注射して赤く腫れ上がるかどうか調べる検査がありました。赤く腫れ上がった箇所の大きさを測って、小さいとBCGというワクチン注射を打たなくてはならない。それがいやで、検査直前に腫れ上がった部分を叩いたりこすったりして大きく見せるようにしていたものです。なんとまあ浅はかなことをしていたものだと呆れるほどですが、たまたま私には抗体がすでにあったということでしょうか、以来この歳まで結核でペニシリンやストレプトマイシンのお世話にならなくて済んだのは、ただただ幸いなことであったというしかありません。7万年の歴史を持つ結核菌というニュースに、一人の少年が犯した浅はかで危険な行為を思い出したのでした。たかだか(いや、もうというべきか)、50年前のことですが・・・。その50年経った今になって、結核菌よりずっと小さくて生き物には分類されないという新しいウィルスのワクチンを3度も接種することになろうとは、思いもよらなかったことです。ただ同じ上腕部に打つ筋肉注射であっても、痛みはそれほど強くはなかったですし、多くの人が訴えた発熱とか体のだるさといった副作用もまったくなかったのは幸いでした。三度目の注射を打った時、お医者さんから過去二度の副作用について質問がありました。「いつもと同じです。発熱も体のだるさもまったくありませんでした。先生、薄めたワクチンを注射したんでしょう?」と冗談を言ったら、先生もさるもの。「よし、今度は濃~いヤツ打っておきましょう。痛いぞぉ~」なんて言っておりました。(笑!・・・まったく、笑うに笑えぬコロナ禍です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月12日

昨日9月10日は旧暦では8月十五日。中秋に当たる日。昨晩の天候は全国的に晴れたこともあって、各地で中秋の名月が観測されたということです。共同通信は札幌市東区の公園で見られた「中秋の名月」の写真を掲載していますが、これが実に見事。名月を撮影しているとみられる男女が大きな満月の中に切り絵の様に浮かんでいて、まるでおとぎ話の世界のよう。・・・う~む、写真を撮ろうというのは分からないでもありませんが、惜しむらくは男女がスマホを構えている構図ではなく、二人向き合って目と目を見つめ合い、甘い愛のことばを囁きあっているというのであれば満点でしたがね。共同通信さん、いかが・・・。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月11日

イギリスのエリザベス女王がお亡くなりになったというニュースが、世界中を駆け巡りました。国葬が2週間以内に行われる見通しということです。そうすれば遅くとも22日までには執り行われるということでしょうか。イギリスと同じ極東の島国でも凶弾に倒れた元首相の国葬が、27日に予定されているということですから、世界各国の首脳は、一週間の間にヨーロッパと極東を喪服をまとって訪問することになりますね。そろって深い悲しみに打ちひしがれているイギリス国民は、国葬に反対するという人はよもや現れないと想像しますが、極東の島国の場合は、いささか様子が違うようです。ただでさえ元首相の国葬は、国民の最高意思決定機関である国会の承認も得ずに政府が一方的に決定したのはおかしいとか、前もって費用を明示することなく本年度の予備費から充当しますというのも納得できないとか、甚だしきは自民党が半分持てよとか、あまたの批判が湧き起こっていたところです。支持率低下に慌てた首相が閉会中の国会を開いて説明しますといって、国会が開催された。まあ、今回の国葬決定がこの国の法律から逸脱してはいないという苦しい説明はわかったとしても、後出しで費用が16億円も掛かるというのには、別段凶弾を受けたわけではありませんが、驚きのあまりこちらが倒れそうになりました。ご高齢であったエリザベス女王は、別段ご自身が神に召される時を極東の島国で開催が予定されている国葬の時期に重ねようと意図されたわけではないのは明らかですが、いかにもタイミングが良かった。いや、悪かったというべきか。ヨーロッパの島国ですべての国民が哀悼の意を深く抱いて国葬に臨む儀式が終わって一週間で、それとはまったく風景の異なる名ばかりの国葬が、極東の同じ島国で行われようとしています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月10日

今日の天気図を見ると、大陸に高気圧が幾つもあってその勢力圏内に日本列島はあるとも言えますが、太平洋上にも強い勢力の高気圧があって、両者に挟まれて弱い気圧の谷になっているとも見えます。その影響なのでしょうか、当地北陸富山は朝からどんよりした雲におおわれ、小雨もちらつく生憎の天気となっています。暦を見ると明日9月10日は旧暦の8月15日に当たるそうで、夜晴れるようであれば中秋の満月が観測されるとか。今私は「中秋」と書きましたが、「仲秋」とも書けそうです。調べてみると、「中秋」は陰暦8月15日のこと。「仲秋」は陰暦8月のことを指すようですから、私は15日の満月に言及していますから、「中秋」で正解だったわけです。「仲秋」の月というと、旧暦8月の月。すなわち満月に限らず三日月もあれば、半月もあるということになるのでしょう。秋の月ということですね。我われ日本人は古より、月の満ち欠けに強い関心を持ってきた民族といえましょう。望月、十六夜(いざよい)、立待(たちまち)、十三夜、十五夜・・・と、さまざまな名称を付けていることからもわかります。秋月、冬月、朧月・・・などという文字を目にするだけで、無粋な私でさえ、心を突き動かされてしまいますね。近年欧米から入って来た月に関することばに「スーパームーン」があります。これは地球の周りを巡る月の軌道が楕円であるため、同じ満月でも遠方にあるときは小さく見え、近くにあるときは大きく見える天文現象。現代人に限らず古の我われの先祖も目にしていたに違いありません。確かに「大月」ということばはありますが、はたしてこれが月が大きく見えることからきているのかどうかはなはだ疑問です。私はまったくの不勉強で確信は持てないのですが、古今月を詠んだ歌は数多くあるにしても、「月が大きく見える」と感嘆した和歌はないように思います。アメリカからやって来た友人に明晩月見をするから来ないかと誘ったら、当日そのアメリカ人が望遠鏡持参でやって来たのには驚いた。日本の月見の文化を説明するのにほとほと苦労したという話を、以前ものの本で読んだことがあります。明日10日の晩は晴れてくれるといいですね。中秋の名月をめでたいものです。けっして「大きく見えた」などと言わぬように気をつけないと。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月09日

昨日のお昼は外食。中華レストランのお奨めメニューから、「豚肉とナスの中華風炒め」定食。中華料理の特徴は、言わずと知れた高温の火力で食材をさっと炒める「炒(チャー)」にあります。それと案外知られていないのは、炒める前に食材をあらかじめ火を通しておく「油通し」。肉にしても野菜にしてもあらかじめ熱した油(ラード)を通すことによって、そのあとのさっと炒める「炒(チャー)」が可能になる。ところがこれは家庭の厨房ではなかなかできませんね。普段我われが行う家庭用のフライパンで炒めるという調理方法では、肉に火を通そうとすると野菜の方が柔らかくしなしなになってしまったり、焦げついてしまったりする。メインの豚肉とナスの中華風炒めとご飯に卵スープ。野菜サラダたっぷりに、デザートの杏仁豆腐までついてきて、税込み850円とはお得と言わずして何と言う。家庭ではとても味わうことのできない「炒(チャー)」。「豚肉とナスの中華風炒め」定食、ご馳走様でした♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月08日

兵庫県香美町の香住漁港で5日朝、今季初となるベニズワイガニが水揚げされ、初競りがあったという話題。ウエブトピックスより、日本海のベニズワイガニ漁が解禁秋の味覚の王者ベニズワイガニは日本海沿岸を漁場とする貴重な水産資源ですが、同じ日本海でも解禁日にずれがあるようです。当地北陸富山では、もう少し後になるのでしょうか。西の人はいいな。早くベニズワイガニが食べられて・・・。それにしても水揚げされたベニズワイガニが、初セリで1杯50万の浜値がついたということですから、カニの足は10本あるとして、私なんぞは1本5万のカニ足を食べる人がいるんだろうかと思ってしまいますね。初物のご祝儀相場とはいえ少し高過ぎじゃないか。当地では最盛期になると、魚屋さんの店頭でも1杯1000円を切る値段で買えますよ。一方頭に「ベニ」のつかないほうのズワイガニは、そういうわけにはいきませんね。ズワイガニは山陰では松葉ガニ、福井では越前ガニと名を変えるようですが、当地北陸富山ではそのまま「ズワイガニ」と呼びます。ただ、同じ漁期のベニズワイガニと区別するために、ベニズワイガニのことを「紅ズワイ」と、頭に「紅」と漢字で書くのが一般的です。ズワイガニのことは、あこがれと敬意をこめて「本ズワイ」と呼んでいます。一つ一つの文字に意味を持たせた優れた表意文字漢字で書けば「本」と「紅」ですが、これがカニの頭につくと、その値段は二桁の違いになるわけです。当地ではミズガニとも呼ばれることがあるベニズワイガニは、その名のとおり身に水分を多く含んでいて少々水っぽい。しかし、最盛期に水揚げされるものは、カラに身もしっかり詰まっており、ゆでカニにしても酢の物にしても大変美味しい。「本ズワイ」に勝るとも劣りません。・・・といっても、しばらく「本ズワイ」を口にしたことがありませんから、勝るのか劣るのかはっきり断言するのははばかられるところではありますが。(苦笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月07日

今や日本食は世界中で大人気、アメリカやヨーロッパの各都市でも寿司やラーメン店にはお客が列をなしているといいます。そもそもラーメンって中国が本場のはずなのにと首をひねりたくなりますが、カレーにしてもカレーの本場インドへ日本の大手カレーチェーンが店を出したと聞きます。訪日客のお目当ても、日本の観光地にあるばかりでなく、訪れる先々で日本食を実感するということにシフトして来ているのだとか。ウエブトピックスより、中国人の間で日本の「のり弁」が話題沸騰日本の調査会社が、中国語版Twitterとも呼ばれるSNS「ウェイボー」の投稿から約61万件のサンプルを抽出。19年7月~8月分の「日本で食べた」という意味の中国語が含まれる投稿を分析し、話題になっている日本食のワードをランキング化してみたところ、「ラーメン」や「刺し身」などを抑えて「のり弁当」が16位にランキングされたということです。そもそも中国では、日本の家庭で日常的に作られるような、いわゆる弁当の文化はないのだとか。朝食さえも出がけに街の屋台で簡単にとり、昼食も同様に外でとるか、テイクアウトの食べ物をオフィスで温めて食べるのが中国流なのだそうです。さらにはのりを喜んで食べるのは、日本と韓国でしょう。中国料理にのりが出て来るという話、あまり聞きませんからね。それがご飯の上に張り付いているのは、珍しいというよりまず驚くのでしょうね。「何だ、この黒いのは!?」というわけです。さらにはのりがご飯の上にのっていなくとも、移動の新幹線で食べる駅弁の細やかな配慮と味に驚き、SNSに投稿するという構図らしい。・・・ふーむ。鼻高々ですな。うまいものは誰が食おうがうまいということです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月06日

宇宙には巨大なブラックホールが存在するということは、知識として知っている人は多いでしょうが、どうしてできたのかと問われると答えられる人はまずいないのではないか。その形成の謎を東京大などのチームがスーパーコンピューターのシュミレーションで解明したという話題。ウエブトピックスより、超巨大ブラックホール形成の仕組みを解明宇宙の始まりであるビッグバンによってできる高速のガス嵐が、暗黒物質によってせき止められ星が作られて行くのだとか。最初は嵐が高速のためガスがたまらずに星はできなかったが、1億年ほどたつと、一部で暗黒物質が大量に集まりだし、ガスの流れをせき止めることが分かった。さらに100万年ほどで太陽の3万4千倍の重さを持つ星ができたと。これが最終的に太陽の数十億倍にもなる超巨大ブラックホールの元になったということですが・・・。ビックバンによる宇宙誕生が137憶年前とも138億年前ともということですから、1憶100万÷138億=0.73%という計算になります。人間の一生を100年とすれば僅か9か月にも満たぬ乳飲み子ということになりますから、宇宙誕生の初期も初期、ビックバン直後、まさに生まれたてということになりますね。すなわち宇宙誕生直後には、すでにブラックホールは存在していた。以来、今日まで137億年間にわたって、ブラックホールは宇宙にあって自身の重力圏に近づくすべての物質を飲み込み続けてきたということになりますね。ところが最近の研究によれば、光さえも飲み込んでしまい閉じ込めてしまうというブラックホールから、高速ジェット噴流が噴出しているのを観測によって確認されたというではありませんか。光さえもブラックホールの引力(重力)から逃れられないというのに、どうしてジェット噴流はその引力に逆らって噴出できるのだろう?それはアインシュタイン博士の有名な相対性理論で説明できる事象なのですか?もっとも、飲み込むばかりで出すことがなければ、溜まり溜まったものの行き場所が案じられるのは、アインシュタイン博士の理論に頼らずとも、私たちの胃袋のことを思えばいとも明らかなことではありますが・・・。・・・ブラックホール。貴方は暗黒の宇宙に存在する深淵の淵を覗いてみたいですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月05日
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日本では獣肉忌避の時代が長かったにも関わらず、海洋哺乳動物である鯨は「勇魚(いさな)」と呼ばれたごとく、魚類として食べられて来たのは承知のとおりです。発酵・醸造学分野の第一人者、東京農業大学の小島武夫名誉教授は、研究の傍ら世界中津々浦々を旅し、「食の冒険家」と自称するほどの健啖家で有名ですね。その著書「奇食珍食 」の中で、小島先生はわが国の鯨食文化について触れておられます。奇食珍食 (中公文庫) [ 小泉武夫 ]価格:596円(税込、送料無料) (2018/9/10時点)日本人が土用の丑の日にウナギを好んで食べるように、韓国では「初伏(チョボク)」の日があって、暑気払いに犬肉を食べる習慣があり、やはり欧米から厳しい非難の対象となっています。牛や豚や羊の肉を常食としてきた欧米人にとって、高等哺乳動物を殺して食べる日本人や韓国人は野蛮以外の何物でもないと主張するのですが、そもそもイスラム教徒にとっては、豚肉を食するなど断じてできないことですし、ヒンズー教徒にとっての牛も同様です。牛や豚を平気で食べる欧米人は、神の教えを冒とくする野蛮人だということになります。私に言わせれば、宗教論争の前に、牛や豚は下等哺乳動物なのかの疑問が残ったままですが。小島先生は、我々の身近でない動物が食べられていることを知ると、何んとなしに違和感が生じるのはどこの民族でも同じであろう。食文化の違いだと、いたって冷静に断じておられます。魚、鳥、哺乳類から爬虫類・両生類、はたまた軟体動物・腔腸動物、昆虫まで、普通の人ならまずは口にしないだろうといういわゆるゲテ物、小島先生はそのすべてを賞味しつくし、その料理方法、味、風味についてこと細かく列挙しておられます。もちろん鯨も。私は小学校の学校給食で鯨肉の竜田揚げを食べて育った世代ですが、個人的には鯨肉特有の脂のにおいが鼻について、正直美味しかったという記憶はありませんね。今となっては鯨肉は滅多に手に入らぬ貴重品となって久しく、すでにもうその味の記憶も薄れてしまいました。懐かしい鯨肉をもう一度食べてみたいという気持ちもわかないというのは、日本人として寂しい気もしないでもありません。ただ、小島先生のようにトカゲやカエル、ゲンゴロウやうじ虫まで食えるかと問われれば、残念ながら答えは否。欧米人に野蛮と後ろ指刺されようが、鯨肉の竜田揚げの方を選びます。(笑!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月04日

ウエブトピックスよりヘビを怖がるのは生まれつき? 3歳児も反応 京大発表私もヘビを目にすると一瞬身構えてしまいますが、それが本能だといわれると、直感的におかしいのじゃないかと思ってしまいます。別段京都大学の先生の研究成果にけちをつけたくはありませんが・・・。(笑!「ヘビによる恐怖体験がない3歳児」をサンプルに選んだということですが、無垢な子どもが猛獣とじゃれあったり、平気でヘビを首に巻きつかせたりしている映像をテレビで目にすることがありますね。あるいは野生の子ザルがヘビに興味を示して近づくという映像も目にしたことがあります。これはどう説明するのだろうか?俄か心理学者( ← 私のことです)の説は、こうです。本能とは生物学的に親から受け継いだ性質のことだろう。私の経験からしても、生まれながらにしてヘビは怖いものであると知っていたということはなかったように思います。つまり、物心つき始めたころから、親や周りからヘビに無防備に近づくと危害を受ける可能性のある動物だということを教えられたから、あるいはネズミや小鳥を丸飲みにしているヘビの姿をテレビを通じて繰り返し見たから、さらに周囲の大人がヘビを怖がっているのを見て育ったから、ヘビを怖いと思うようになったのではないかと思うのです。親が石油ストーブやアイロンが危険であると、乳児に繰り返し教えるのと似ていますね。どうです・・・?我ながらなかなか核心を突いている理論だと思うのですがね。まぁ~、ヘビにしてみれば、本能だ、学習だと、迷惑至極な話ではありますがね。。。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。はじめに小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月03日

「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。ぜひご一読いただければ幸いに存じます。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル
2022年09月02日

沖縄南方海上にあって東シナ海を北上しようとする大型の強い台風の影響でしょうか。昨日は温かい湿った南風が列島に吹き込んだため、当地北陸富山では8月も終わろうというのに午前中から気温がどんどん上がり大変蒸し暑い陽気となりました。最高気温は36.5℃にもなったとか。このところずっと雨模様の日が続きましたから、この晴れ間を利用してということなのでしょう、早くも早稲田が一枚刈り取られたようです。日本は瑞穂の国、米どころ北陸富山に生まれ育った者にとっては、農作業の風景が季節の移ろいそのものだと言えるかもしれません。私らが子どものころは、稲刈りは家族総出での農作業でしたが、今ではコンバインが主役。瞬く間に稲穂を刈り取って、あぜ道に止めた軽四輪トラックに移せば、ジ・エンド。刈り取った米は乾燥機で乾燥してしまうので、刈り取りが済んだ田んぼに稲架(はさ)を組んで、稲を稲架(はさ)掛けにして干すということも見られなくなって久しいです。一転して今日は雨。北にあった前線が南下するとともに、台風の影響により湿った南風が前線を刺激し、朝から強い雨が降り続いています。この様子では残った田んぼの刈り入れはしばらく見合わせることになるでしょうね。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村FC2ブログランキング人気ブログランキングPINGOO! ノンジャンル「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄が満載。酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、歴史に名を残す偉人の酒にまつわる逸話に至るまで。
2022年09月01日
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