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本日の日経最終面文化欄、「早大生と歩んだソバ屋 憩いの場・三朝庵112年の歴史にひっそり幕」の見出しに目がとまりました。所用で東京へ出かけることがあるときには必ず一軒でも老舗のそば屋さんに寄るのを常としてきた私ですが、三朝庵さんのことはこの日経の記事を読むまで知りませんでした。三朝庵さんについて調べてみると、卵とじカツ丼やカレー南蛮の発祥の店とありました。もともとはそば屋さんであったものが、早稲田の学生の利便のことも考えて、いわゆる大衆食堂のメニューも扱うようになったのでしょう。そういえば、私が初めて「ざるそば」なる食べ物を口にしたのも町の大衆食堂でした。・・・残念ですね。そんなことなら一度でも立ち寄っておくのだった。店主の加藤峯子さんによれば、この店に嫁いで60年。その間この店の常連となったひいきの著名人数知れずとあります。「人生劇場」で知られる文豪尾崎士郎は、三朝庵の二階の座敷を自分の家みたいにしてものを書き、宇野千代とデートを重ねていたとか。当時幼かった加藤さんの息子さんを膝の上に乗せてよく面倒をみてくれたそうです。ただ、息子さんに酒ををなめさせるのには閉口したと。そば屋の2階でデートとは、いかにも大正ロマンの香りがしますね。大正ロマンは鰹節のだしの臭いがするってところか?井伏鱒二はいつもざるそばとカレー南蛮を注文したのだが、カレー南蛮は麺がでろんでろんに伸びきるまで手を付けなかったと。加藤さんはそんな食べ方が嫌いで、井伏のことを今でもはっきり覚えていると。ほぉ~、してみれば井伏は猫舌だったのかな。(笑!竹下登、小渕恵三といった多くの政治家を輩出した早稲田の雄弁会についても言及しておられます。2階の座敷はまるで雄弁会の部室のようであったと。最期に加藤さんは、「早稲田の入り口にある店にいつまでもシャッターを下ろしておくわけにはいかない。三朝庵復活の夢は息子に託したい」と書いておられます。息子さんの手によって三朝庵さんが復活した暁には、ぜひその歴史と由緒ある暖簾をくぐりたいものだと思います。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**にほんブログ村
2018年08月29日
昨日所用で東京へ行って参りました。航空券のチケットがネットで簡単に予約できるようになってから、出発時間の15分前までに搭乗手続きを済ませばいいので、時間的にずいぶん楽になりましたね。目的地が大崎でしたので、飛行機を利用しての日帰りにしました。ところが富山空港8時20分発に乗るのに、通勤ラッシュを計算に入れていなかったので、空港の駐車場に着いたのが8時5分。さすがに慌てました。出発ゲートではすでに搭乗者の列が途切れようとしているところに何とか滑り込むことが出来ましたが、私の他にもギリギリに手続きをした人がずいぶんいたようで、後から別段慌てる様子もなく何人も乗り込んできましたから、この人たちは航空機の利用の常連さんなのでしょうね。羽田まで1時間、羽田から品川経由で大崎まで40分あまり、10時半の約束に余裕で間に合いました。所用を16時までに済ませて、帰りは羽田発18時20分。朝冷や汗をかいたので十分時間の余裕をみて空港に到着。早目の夕食を、ターミナルの4階にあった蕎麦屋でとることにしました。本日のおすすめは、信州安曇野産そば粉使用という手打ちそばとミニ天丼セット。1380円でした。和食、洋食、中華と軒を並べるどの店も平均2000円以上のメニューの中、お手ごろの値段設定とコシのある手打ちそばの味に大満足。終わりよければすべてよし、朝のドタバタを帳消しにしてあまりある東京日帰り出張の巻でした。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2012年11月14日
昨日食べたそば。久しぶりでそばの専門店で食べました。鴨南蛮そば。連日新年会が続いています。昨日も開演に先立ち主催者の挨拶、来賓各位の挨拶、そして乾杯(・・・この乾杯の挨拶が長かった。。。)、余興、カラオケ、注いだり注がれたり、酔いが廻るにつれ、あちこちのテーブルで、司会者の声などどうでもいいというマイペースの人たちの大声が響きだし、・・・私はトイレに立つ振りをして、そっと会場を抜け出したのでした。ご馳走が十分食べれないのは計算済みのこと。初めから酒は控えめにして、そばを食べる予定だったのです。鴨南蛮は、何といっても鴨肉の透き通った脂が、薄っすらと浮かんだスープが特徴ですね。天ぷらそばなどと違って、この脂が甘辛いダシをよりいっそうコクのあるものにしてくれます。薬味は、長ネギの素焼きにしたもの、椎茸、それに三つ葉と柚子の皮の薄く刻んだもの。刻みネギは、別の小皿に盛ってあり、この店の気遣いが伺えます。まずは、三つ葉と柚子で食べてみてくれということなんでしょう。あっ、そうそう、大粒の実のままの胡椒が入った小瓶がついていて、ガリガリと胡椒の実を削って、振りかけてくださいということでした。う~ん、憎いばかりの演出じゃありませんか。鴨南蛮を、ここまでして柚子胡椒で食べさせてくれる店は珍しいですね。かんじんのそばは、ゴマそばと謳ってありました。見ると黒い粒粒がまだら模様のようについています。すった黒ゴマが練りこんであるらしい。手打ちのしっかりした五割そばとみました。連日の酒にやや食傷気味の、折からの寒い雪空に冷えた身体を甦らせてくれた鴨南蛮そば、980円。ご馳走様でしたっ!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2011年01月26日
一昨日お約束していました東京新橋の蕎麦屋さんの様子をお伝えします。JR新橋駅烏森口、夕方6時過ぎ、大勢のビジネス帰りの人、人、人・・・。早足で駅へ向かうビジネスマン、同僚と早口で何かを話しながらも足を止めようとはしない。人で溢れかえった歩道を器用に肩で縫うように歩いていく。そんな人混みの波の中に身を投ずれば、夕飯は何を食おうかと思案しつつも、立ち止まって店の様子を伺うことなど至難の業。駅から離れるにしたがって少しずつ人の波も静まってくるので、駅から遠ざかることしばし。ようやく一息ついて立ち止まったところに、その蕎麦屋さんはありました。一目老舗の蕎麦屋であることが分かる暖簾が掛けてある引き戸を引けば、「いらっしゃいまし!」の声。落ち着いた和服姿の女将さん、年の頃なら65~70歳か、にこやかに迎えてくれた。「ありがとう存じます」の声で、私と入れ違いに先客が一人席を立っていった。この「いらっしゃいまし」と「ありがとう存じます」を聞くと、いかにも東京だなと感じるのです。店内は、4人掛けのテーブル席が4~5つほど、2人掛けが3つあまり。私のほかには初老の男性二人連れだけで、落ち着いた雰囲気。種ものは、アナゴの天婦羅と桜えびのかき揚げが本日のおすすめ、壁にもテーブルの上のお品書きにも上品に手書きでしたためてありました。桜えびの辛み冷やしそばを注文して、待つことしばし。先客の初老の男性二人連れの会話が耳に入ってくる。日本酒を酌み交わしながら、何やら月と6ペンスとか、サマセット・モームがどうだとか、研究室がどうのこうのと聞こえてくるところをみると、どこかの大学の先生だろうか?蕎麦屋でサマセット・モームを語りあうとは、粋ですなぁ~。・・・さて、ならば私は何を語ろうか? 漱石か、鴎外か?・・・何も語ることを持ち合わせぬ私が、語り合う連れもなく一人きりで蕎麦屋に入ったのは、本日一の幸いなことでありました。(笑!ほどなく運ばれて来た注文のそばを、ただただ黙々とすすったのでした。極細のそばに桜海老のかき揚げに辛み大根おろしがたっぷりのっている。これに甘口の濃い目のつゆをかけて、一気にすする。サクサクのかき揚げの口当たりやよし。ピリッとした大根の辛み申し分なし。細いのにしっかりしたそばは言うに及ばず。この細めのそば、そばだけで食べるとどうだろう・・・と、お代わりでもりを1枚。そば湯をたっぷりいただいて、サマセット・モームもついて、代金は締めて1995円。皆さんもぜひ一度、蕎麦屋で英文学を語ってみられてはいかがか。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年06月10日
そば屋でありながら、ここ最近、そばの話題を取り上げておりませんでした。久方ぶりに私が食べたそばをご紹介したいと思います。昨日さる団体の新年会がありまして、それに出席しました。老舗の懐石料理を出す日本旅館で行われたので、新年会といえば最近はホテルのテーブル席にすっかりなれてしまった感がありますが、靴を脱いで畳の上での宴席もなかなかいいものだと思いました。皆さんご存知のように懐石料理というのは、料理がほんの少しずつ器に盛られて出される。品のよくない素性がばれてしまいそうですが、一口食べて、美味いな、もう一箸をと思っても、料理が残っていないのは残念至極。ついつい隣の席のご膳の料理を見てしまうということありませんか?(笑!酒を注いだり注がれたり、出される料理は小盛で、一品ずつゆっくり出される。そのうち酒のメーターが上がってしまい、最後まで食べないうちに、中座する羽目になりました。料理屋を出て街を歩いているうちに、酔いもさめてきて、ふと腹がすいていることに気がついた。そんなとき目に映ったのが、蕎麦屋の看板。前々からこのお店があることは知っていたのですが、入ったのは初めて。越前そばをだすらしい。竹炭の粉末が入っている黒いそばでした。手打ちの五割かもう少しつなぎの方が多い(そば粉4、つなぎ粉6)かも知れない。しっかりとした歯ざわりで、かつおの効いた少し甘めの濃いつゆ、ほんの少しつけて食べろというのだな。なるほどそのようにして食べると、そばの香とかつおの風味が口の中で混ざって、この上なくおいしい。10分もかからず1枚平らげたら、見計らったように蕎麦湯を持ってきてくれた。飲んだ後の〆は、やはりそばに限ると実感させてくれるに十分な、おいしいそばでした。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年02月23日
さて、昨日、一昨日と話題にしております上野池之端の老舗の蕎麦屋さん。初日の夜は、時間遅く行ったために閉まっていた。翌日のお昼は、早く行き過ぎて暖簾がまだ出ていなかった。で仕方なく、文字通り"不忍池"の端を三四郎よろしく歩くこと30分。この時間すでに多くの方が、都会の中の緑を求めて集まっておられた。・・・足元では、亀も集まっていた。甲羅干しをしてるのだな。己の内なる憂いには、あまりにも鈍いわが身を思えば、三四郎を装うには少なからず不自然であることに気づき、早々不忍池の散策を切り上げました。そうだ、憂いより笑いだ!そういえば近くに鈴本があるはずと逆戻り。亡くなられた小さん師匠は、夜の部のとりを務める前にこの店に寄るのが常だったのだろうか。私が座ったこのテーブルに師匠も腰掛けていたのかもしれない。扇子を箸のように見せてそばを食べるあの高座と同じ仕草で、師匠は居合わせた客にそばをすすってみせたのだろうな。この店の店主が著わした本に書いてあった一節を思い出しながら、私も小さん師匠よろしくそばをすすってみたのでした。そうそう、それから上野駅へダッシュで駆ける羽目になったことについては、結論を先にいいますと、セーフ!上越新幹線MAXとき号は上野駅にもしっかり停車してくれました。上野発が12時18分。蓮玉庵さんからは思っていたよりは近くて、大通りを一本渡ってアメ横の通りに入って線路沿いに早足で10分もかからずに行けました。なんだ、それならもう一枚すするんだったというのは欲張りというもの、結果上々の出来ではないですか。そんなこんなで、今回の密かな目的「蓮玉庵のそばとお店の雰囲気を堪能する」は、十分すぎるほど達成され、満足のできる結果となったのは、喜ばしい限りでありました。◆酒そば本舗トップページへ◆
2009年06月12日
さて、昨日の続き・・・・。私が電車に乗り遅れるのを覚悟してまで入ってみたかった老舗のお蕎麦屋さんとは、上野池之端の蓮玉庵。開店の11時半丁度に再びお店に行くと、暖簾が出ておりました。暖簾をくぐると本日の最初の"お客様"が私でありました。「いらっしゃいませ。何になさいますか?」ここが問題、思案のしどころ。本日のお昼のお薦めメニューが、2品店頭にもテーブルのお品書にも書いてありました。いづれも1000円と割安な料金になっているようでしたが・・・・、さりげなくこう言ってみた。いつもこれに決めているのだと言わんばかりに、「一枚お願いします。」「ハイ、ありがとうございます。」と言った店員さんは、それが至極当たり前のことであるかのように奥でこう告げた。「一枚お願いします。」数分して私の前に出されたのが、これ!せいろ。これを食べてみたかったのです。そば湯が入れてあるのは、銅製の瓶でした。店主が著した本によると、このお店のそばは、やや太めの藪とありましたが、私の見たところ丁度よいかげんの太さでしたね。これなら本に出てきた小さん師匠のまねをして、つゆをつけずにすすって食べても、腹をこわすこともないだろうと思うほどの太さでしたよ。出されたそばをすすり終えるころ、次から次へとお客が入ってきて、たちまちのうちにテーブルがふさがってしまった。そのお客はというと、初老の夫婦連れ、ご婦人はしっとりとした着物姿。これも初老の上品な感じのご婦人方三人連れ。びしっと紺のスーツにネクタイ姿のビジネスマン、中年二人と若者一人の三人連れ。一見して常連と分かるご老人お一人。もうこの雰囲気はなんとも言えず気持ちいい。こういうものがただでさえおいしいそばにプラスされるのだから、もり1枚630円は超々お得というもの。電車に乗り遅れたっていいやと、もう一枚頼んじゃった。蒸篭二枚に銅製の瓶に汲まれたそば湯をすっかり飲み干して、大満足と言いたいところでしたが、そのあとがどうも情けない。時計を見ると12時10分前。上越新幹線MAXときが上野に停まることを願って、一目散に駆け出す羽目とあいなった次第です。その顛末については、また明日お伝えしたいと思います。・・・お楽しみに♪◆酒そば本舗トップページへ◆
2009年06月11日
昨日は所要で東京へ行ってまいりました。一泊して今戻ってきたところです。田舎者が東京へ行く機会はそうそうあるものじゃありませんから、限られた時間で花の都巡りを無理やりやろうということになりますね。昨日の9時半の電車で当地を出立し、東京へ1時過ぎに到着。それから翌日12時過ぎの上越新幹線MAXとき321号に乗るまでが、私が東京人になりすましていれる時間。一日目の午後は仕事に費やすので、実質夕方6時過ぎから翌日の午前中いっぱいしか時間がない。所要を済ませてからホテルにチェックインしたのが6時過ぎ、今回密かに計画していた目的地までの行き方をしらべていたら、7時を回ってしまった。その目的地とは、上野池之端にある老舗の蕎麦屋さん。あわてて地下鉄を利用してその蕎麦屋さんへ行ったのですが、残念。「本日は終了しました」の札が出ていた。このお店上野の仲町通りにあるのですが、この仲町通り、夜行くとすごかった。最初お店が分からなくて素通りしてしまったのは、お店が閉まっていたからだけでなく、老舗の蕎麦屋さんにとっては、どう考えても良いとは思われない環境・・・・、別の言い方で表現すると田舎者には少々刺激が強いお店がずらりと並んでいるから。ついつい赤や青の色鮮やかなネオンに誘われて、通りを奥へ奥へと彷徨い込んでしまったのです。なんとか心を(理性>誘惑)の状態にキープしながら、池之端の通りに出て、もう一度戻ってみると、なんだ入り口から100メートルも行かないところにひっそりと店があった。ならば、明日の午前中にと帰りの電車の時間を気にしながら、今朝張り切ってお店に出向いたのが11時。昨晩の喧騒とひめやかな匂いがまだ通りの隅々に残っているのを感じ取りながら・・・。すると、あれ、暖簾が出ていない。引き戸をそっとひいてみると、これが開くんです。「おそばいただきたいんですが・・・?」「申し訳ございません、11時半からなんです。もうしばらくお待ちいただけませんか」仕方がないから、また昨晩のように池の端まで出て、時間を気にしながら、文字通り"不忍池"の端をぶらり。11時半に店の前に戻ると、出ていました、出ていました、お店の歴史と伝統を感じさせる暖簾が。どうしよう・・・。帰りの上越新幹線MAXときが上野に停まってくれることを願いながら、そばなら5分ですすれるから、ダッシュで上野駅まで行けば、東京発12時12分なら上野発は12時20分くらいか、ならばなんとか間に合いそうだ・・・・というわけで老舗の蕎麦屋さんへ入ったのです。出されたそばとお店の雰囲気については、明日お伝えしたいと思います。お楽しみに♪◆酒そば本舗トップページへ◆
2009年06月10日
5回にわたって「計画の決行日」シリーズをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?「計画の決行日」「計画の決行日」PART2「計画の決行日」PART3「計画の決行日」PART4「計画の決行日」PART5今日は番外編として、『思い出の東京編』をお届けして、このシリーズを終了させていただこうと思います。田舎に住むものにとって、"トーキョー"という響きは、蛍が仲間の発する青白い光に吸い寄せられるごとく、一種怪しげな甘美な刺激を与えてくれます。東京といえば、まず上野からお話しなければなりますまい。私が初めて東京に行ったのは、今をさかのぼること35年、高き志を内に秘めた青年と言いたいところですが、その実はまだ童顔の残る世間知らずの少年であったころ。朝早くに夜行列車が滑り込んだ上野のあのプラットホームに降り立ち、さてどこへどうやって行けばいいものやらと、不安と焦りにさいなまれる心を必死で打ち消しながら、人がぞろぞろ向う後を着いて行ったものでした。その先に山の手線内回り・外回りの案内板があるのを見つけたときの喜びは、今も忘れることができません。帰りは浅草の"並木藪蕎麦"さんから上野へ戻り、時間すれすれに上越新幹線Maxとき号に飛び乗ったのでした。列車が行き止まりになって入ってくるあの思い出のプラットホームの地下深くに、東北・上越新幹線のホームがあり、かって私が降り立ったそのホームを左に見ながら、長い長いエスカレーターに乗って、今度はいったいどこまで降りたらホームが現れるのだろう、地獄の門にたどり着くのではないだろうかという不安をかき消しながら、手すりにしがみつくことになるのでした。次に山の手線。今も昔も緑の山の手線。昔は全身うぐいす色に塗り固められていましたが、今は精悍な緑のストライプが窓の下の部分に走っている。まぁ~るい緑の山の手線♪、真ん中走るは中央線♪・・・と歌で覚えるんだ、この二つの電車に乗れば、広い東京でも行けぬところはないから大丈夫と教わって、あの時意を決して夜行寝台特急北陸号の3段寝台の最上段に身をもぐらせたのでした。だから、今でも私の東京の行き場所の基点は、山の手線のどの駅からどちら向きのところにあるかが一番大切なんです。地下鉄はたくさんありすぎて、どの線に乗っていいものやらさっぱり分かりません。・・・あれから、いつの間にか年月が経ち、童顔の美少年も向学心に燃えた青年も、一片の面影もないくらいに・・・、鬢に白いものが煩わしいほどに混ざる髪を七三に分け、疲れた様子で、・・・そう、あの山の手線の車両に乗り込み、膝にかばんを抱え込んで座席に身を沈めれば、ぴったりまわりに溶けこんでしまう・・・黄昏の車窓が良く似合う・・・オジサンになってしまいましたことです。。。(苦笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2007年03月03日
さて大変長らくお待たせいたしました。計画決行シリーズ、今日で5回目。永坂更科太兵衛さんでいただいたそばです。渋谷の東急本店の8Fのお店でいただきました。6時少し前だったと思いますが、店内は私のほかに2~3組の夫婦連れのみ。店員さんも心なしか手持ち無沙汰のように見えました。そこで、麻布十番にある本店にも伺おうと思ったのですが、残念ながら地理が無案内で、渋谷から地下鉄を乗り継いでいくことにしたものですから、気がついたら神谷町に来てしまった。それならって言うので、砂場さんだろうというので巴町砂場さんの暖簾をくぐったというわけ。それで、いきなり"特もり"を注文して、「しまった!」と悔やむことに相成ったのでした。悔やんだのは私の対面上のこと、お味はやはりはるばる訪ねて来ただけのことはありますね。十分満足できる逸品でありました。英語のお勉強もできましたしね、JOHN って正直者だったんだってね。。。(爆笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2007年03月02日
昨日に引き続き、並木藪蕎麦さんの様子をお話したいと思います。並木藪蕎麦さんでは、"もりそば"のことを"ざる"というのです。お品書きで"もりそば"を探してみてもないわけです。ごく普通のそば屋さんで言うところの"ざるそば"は、"のりかけ"といいますね。粋ですね、シャレてますね。"ざる"というだけのことはあって、ざるに盛られて出てまいります。ところがこのざる上下逆さま、ざるをひっくり返してざるの湾曲した部分が上になっておりまして、その上にそばが盛ってあります。工夫してありますね。濃いめのつゆがちょうど良い加減に入っておりまして、まさしくそばの先につゆをちょいとつけて、いっきにすするという食べ方を実践できるのが、こちらのそばだと思いました。ものの5分もかからず食べ終わり、残ったつゆにそば湯を入れて、わさびとネギをちょいと放して、グビリ。。。えもいわれぬ一時を過ごすことができました。・・・すると、玄関先のテーブルで、お一人のご老人がそばを食べ終わり、席を立とうとしておられます。どうも、見るからに常連さんのご様子。ご老人いわく・・・「どうも、しょうがねぇ~なぁ~、ご隠居さんは一日が長くってしょうがねぇ~。そばでも食わないといられねぇ~や、お勘定頼むよ。ご馳走さん、いつ食ったってうめぇ~そばだねぇ~。。。」もう少しイントネーションをうまく伝えることができたらと残念に思うのですが、まさしくこれが江戸弁。時代劇で耳にするような話し方。かぁ~、カッコイイ!!・・・行く行くは、こんなご老人になりたいものだと思った次第です。ゴメンナサイ!ついつい話が長くなって、今日は「並木藪蕎麦」さんだけになってしまいました。「巴町砂場」さんと「永坂更科」さんのおそばの画像は明日にさせてください。どうぞお楽しみに♪◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2007年03月01日
昨日夕方無事戻ってまいりました。東京で一泊して、13時32分東京駅発の上越新幹線Maxとき325号に乗るまで、またそばの食べ歩きをしようなどと思っておりましたが、よくよく考えてみると、それはこちらの勝手な都合でして、老舗のそば屋さんっていうものは、たいがいお昼時めがけて暖簾を出すものなんですね。駅の構内の立ち食いそばも立派なそばなんですが、今回の計画は少し気取って粋に決めたいものだとかねてより心に決めておりましたので、よく吟味して一軒だけお邪魔することにしました。時間がないのです。そこで浅草寺にも参拝しようと急きょ思いたちましてね、「かんだやぶそば」さんは、泣く泣く次回にすることにして浅草の「並木藪蕎麦」で今回の計画を締めくくることにしました。11時半に開店ということでしたので、品川シーサイドにあるホテルを10時に出立しまして、上野まで山の手で、地下鉄銀座線に乗り換えて終点の浅草駅下車。東京は交通網が整備されていて、電車の発車時間も気にせずそこへくる電車に乗り込めばいい。しかも傘なぞ無用。(富山じゃ弁当忘れても傘忘れるなといいますね。。。)ただし、そこには利用する人のレベルに起因する非常に致命的な欠陥が隠れております。それは、一端駅の出口を間違えると、「ここはどこ?僕は誰?」状態になってしまうことです。浅草駅の雷門方面への出口へ間違いなく出たはずなのに、「並木藪蕎麦」さんへなかなか行けなかった。ウロウロしていたら、交番が目についたので、「並木藪蕎麦」さんへ行くための目印にしていた雷門ってどこですかと、手に持った地図を示してお巡りさんに聞いたのです。私「雷門はどうやって行ったらいいでしょう?」お巡りさん「・・・はい、え~と、ここが駒方橋でしょ、するとこっちがこうだから・・・?あれ?あっ、ここですよ!」って言って、指差したのが交番のすぐ横にあるあの有名な雷門。記念に撮って参りました。ナント、私めは雷門の脇にある派出所で雷門の場所を尋ねたのであります。聞く方も聞く方だけれど、応える方も応える方だと思いませんか!?!?お巡りさんの名誉のために言っておきます。何しろ大勢の観光客で歩道は、ごッたがえっておりまして、外人さんやおのぼりさんの対応にお巡りさん総出で派出所の前に出ておいででした。その喧騒で私の言っていることが良く聞き取れなかったのでしょう。雷門さえ分かればこちらのもの、門の正面から真っ直ぐ200mほど下ればあるはず。ありました!ありました!!店内に入ったのが12時半をまわっておりました。浅草寺にも参拝したいし、電車には乗り遅れるわけにはいかないし、あせることあせること。・・・さて今日はここまでにしまして、並木藪蕎麦さんでいただいたそばと店内の様子、さらにその前日に食べ歩いた「巴町砂場」さんと「永坂更科布屋太兵衛」さんでいただいたそばの画像については、明日の日記でお知らせしたいと思います。どうぞお楽しみに♪◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2007年02月28日
昨日は東京で一泊いたしました。で、今朝宿泊先のホテルからこの日記書いています。何しろ北陸の田舎者ですから、そうそう花の都東京へやってこれるチャンスはありませんから、この時とばかり欲張るものですから、どうしてもハードスケジュールになります。東京に着いたのが、12時半。それから西日暮里経由千駄木へ。お世話になっている方のところへお邪魔して、西日暮里まで戻り浜松町からモノレールに乗って流通センターまで。そこで1時間半。モノレールの途中駅天王洲アイルまで戻って、りんかい線に乗り継ぎ途中下車してホテルにチェックイン。それからまたりんかい線で大崎まで行き、山の手線渋谷経由で中目黒までバスで。お世話になっている方にご挨拶。これからが、本日の目的である計画の決行。渋谷まで戻り、東急本店にある「永坂更科布屋太兵衛」へ"重ね"をいただきました。更科そばとお茶切りそばの盛の二段重ね、だしが甘汁と辛汁が用意されていました。薬味はネギとわさび、焼き海苔を手もみにしたの、いたってシンプル。そばはどちらも細切りで、更科はそうめんと見間違うほどの細さと白さ、しかしすすると口の中に広がるものは、間違いなくそば。お茶切りは、濃い緑。お茶の苦味と香りがはっきりと感じ取れます。デパ地下の食品売り場をぶらりと探索すること1時間。渋谷駅に戻り地下鉄を半蔵門線→大江戸線→日比谷線と乗り継ぎ神谷町まで。「巴町砂場」は、六本木から麻布、虎ノ門へと続くビル街の中にあって、探すのに一苦労。7時半閉店とあったので、あせることしきり。ようやくとあるビルの一階の歩道に面したところにあるのを見つけたのが7時15分ころ。さっそく店内に入ると、予想に反して家族的な雰囲気。私が入った後からも続々会社勤めが終わったビジネスマン風の男性客が連れ立ってやってまいります。7時半回ってもたくさんの客でにぎわっておりました。その様子を観察して気がついたことは、皆さん必ずといっていいほどお酒を注文されますね。肴はかき揚げの天抜きとか注文して、まずはグビリとやってにやり。それからおもむろにそばを注文なさっておられました。・・・私はというと、"特もり"なんていきなり注文するものだから、女将さんにお飲み物はお茶でよろしいですね・・・などと言われてしまった。しまったっ!辛口をぬるめでなんていってみるのだったと悔やむことしきり。。。トイレをお借りしたのですが、トイレの便器の前に立つと目の前の壁にこんな英文が貼ってありました。Please stand closer.Your Honest John is not so long as you think.私の Honest John が用をたし終えるころ、ようやくその意味が分かったんですけど。。。用が済んでから、半歩前に進んだ次第でございます。遅いっちゅうの!(爆笑!!そばの写真は携帯で撮ったのですが、後日掲載したいと思っております。お楽しみに♪◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2007年02月27日
今日これから東京へ参ります。かねてより心ひそかに計画を温めて参りましたことをついに決行いたします。・・・別段に、悪いことをしようなんっていうわけじゃないですから、どうぞご心配無用に。本場江戸そばの老舗のおそばの食べ歩きをするのですっ!結果については、また後日ブログにてご紹介いたしますのでお楽しみに♪では、行ってまいりまぁ~す。。。。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2007年02月25日
明後日の26日、所用で東京へ参ります。かねてより密かに温めておりました計画を実行する千歳一隅のチャンスと考えます。その計画とは、本場江戸そばの老舗のお店を訪れて、そのそばを堪能しよう・・という極めて食い意地のはった計画。。。用事というのが、月曜の15時半ごろまでかかりそうだから、その後もう一件お立ち寄りするところがあって、それ以降はオールそばモード一色に染まりたいと思っているのです。今老舗のそば屋さんのお店の住所と交通手段と巡る時間とを照らし合わせて、まわる順序を考えているところです。こういうウキウキした気持ちって、・・・よくよく考えると、小学校のころの遠足の前の日以来のことだな。。。心ここにあらず、私に誰が何を話しかけようとも、もうそばとしか聞こえてまいりません。非常に"アブナイ"テンションになっております。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2007年02月24日
フォトカタログを整理していたら、こんなそばが出てまいりました。これフォトカタログに収まっていたのですが、と同時に全部私の腹の中に納まってしまったそば。一番食べたのは、なんと言ってもザルそば。私的には、もりそばがあれば一番いいのですが、もりはメニューにないので、ついザルということになるのです。次に冷やしコロコロそば、揚げ玉(天かす)と花かつおが入っている。そして次は冷やし田舎そば、卵が落としてある。これが私のオススメベスト3ですね。温かいそばでは、おかめそば。鴨南蛮そばも2度ほど食べましたが、画像間違えて削除してしまいましたので載せることが叶いませんでした。お許しを。冷やしコロコロそば冷やし山かけそばざるそばと田舎冷やしおかめそばかちんそば田舎そばブログHPのライトナビゲーションのカテゴリー『蕎麦屋さん』を参照いただければ、それを食べた時の記事が出ております。酒そば本舗ただ今セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2006年11月19日
8月31日にキツネとたぬきについて書きました。ところが、この名称は土地土地によってずいぶん違ってくるのですよね。ブログ仲間のお友達から、「大阪ではたぬきといえば、甘辛く炊いたあげの入った蕎麦のことをさす」とご指摘をいただきました。さらに京都ではたぬきと言えば「あんかけ」のきつねのあんがかかったものだとも。えぇ~、そうするとキツネがたぬきで、それが京都だときつねにあんがかかると、たぬきになるんですか?おなじ4本足のなじみのある動物ですが、頭が混乱しますよね。土地土地で、化け合っているのでしょうか。。。。わたしは、キツネ君でもたぬき君でも名前がどちらでも、両方好きです。(笑!さすがにスカンクはいただけませんがねぇ~。。。(爆・爆!!私が8月30日に大阪へ行ったおりに食べたそば。天カスが乗っておりました。コロコロそばといいました。天カスと大根おろし、白ゴマがのっておりました。これが大変にうまい!もうここで三度これを食べております。友達から聞きましたが、九州宮崎地方で天ぷらそばを注文したら、そばの上にさつま揚げが乗っていたといっておりましたが、それはそれで大変おいしかったので満足だったということですが、じゃ~、私たちが言うところの天ぷらそばは、どういうのかな?えびの天ぷらの入ったそば下さい・・・。あまり粋な注文の仕方じゃありませんね。(笑!ところで、食いしん坊の私としましては、さつま揚げの乗ったそばを食べてみたいものです。酒そば本舗ただ今セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2006年09月02日
携帯の画像を整理していたら、こんな画像が出てまいりました。少しピンボケしているけれど、私の腹の中に入ったもの。「とろろそば」先月の末に大阪へ行ったおりに、例の蕎麦屋さんに立ち寄ったのでした。相変わらずの繁盛で、店先で並んだのは言うまでもありません。ところで、皆さんの地方では、この種のそばをどう呼びますか?「とろろそば」がポピュラーだと思いますがね。「山掛けそば」「自然薯そば」などとも言うところもあるでしょう。実は、この自然薯と一口に言っても芋にいろいろ種類があって、世界中では600種類以上にもなると言うことです。値段も当然ピンからキリまで、自生する天然物の自然薯は、それこそ山の中に分け入り、蔓を手繰り根本を深く掘って、ようやく手にできる貴重品と言います。しかし、昔・むか~しにこんな根っこを手繰ってそれを食べてみようと思った、最初の人はどんな人だったのだろうか?食い意地のはった人間であったことには、間違いなさそうです。そして、時代が新しくなって江戸時代、そばが食べられるようになって、さらに食い意地のはった人間が現れた。大根や山芋をすって、そばの上にかけて食べた人も、なかなかのものだと思いますね。そんなこんなで、私たちは、おいしいそばが食べられると言うわけです。ところで私は、最初にとろろそばを食った人から数えること、いったい何人目の人間になるのだろう・・・? バカのことを考えてみたのです。 酒そば本舗ただ今セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2006年07月15日
私は、そば屋ですから、当然そばに興味があります。そして、そばをよく食べます。もともと製麺屋ですからね、うどん、そば、ラーメン、ギョーザの皮、だし・・・これらには不自由はしません。ほとんど毎日といってもいいですね。主に朝ごはんによく取ります。寒い時期は、うどんをよく食べてました。体温まりますものね。最近は、さすがに温かくなってきたので、冷しそば、ぶっかけにして食べています。ところがよく考えてみると、外へ出てそば屋さんでもりそばを頼むなんて機会は、あまりないことに気がつきました。どこそこのもりそばがうまいとか、あそこの店は、自家製の手打そばだ・・・などという店は、あまり訪れたことありません。さすがに長野とか福井とか訪れる時は、必ず土地土地のそばを食べますがね・・・・。最近は、仕事の関係で大阪に行く機会が月に1回程度あり、必ず例のお蕎麦屋さんで食べているのが、唯一のお蕎麦屋さん探訪ということになりますね。携帯のカメラの保存画像を整理していたら、そばの画像が出てまいりました。・・・そういえば、先月24日に大阪中津へ行ってきたのだった。例のお蕎麦屋さんで、この日は暑い日だったので、ざるそばを頼みました。15分ほど店先で待たされて、空いた席が入り口のすぐ前だったので、入り口のガラス戸から光が入って、光っていますね。(笑!私が食べたのが、手前のざるそば、大盛りを頼みました。向こう側が、連れが頼んだ冷し田舎そば、彼は真冬でもこの冷し田舎しか注文しないという、頑固ものです。最後は、そば湯で締めて・・・・満足したのは言うまでもありません。日本全国をぶら~ッと巡って、その土地その土地のそば屋さんを探訪してみたいものだとかねてより思っているのですが、貧乏暇なしとはよく言ったもので、仕事に追われながら、その仕事の産物・・・つまり、自分の所のそば・・・を食べれるだけでも、これは幸せというものなんでしょう。。。。酒そば本舗開店記念セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2006年06月02日
そばはもりで食べるのが一番といいますね。賛成です。もりそば、蒸籠もり、ざるそば・・・基本的に茹で上げたそばを冷水でさぁ~っとしめて、やや濃い目のだしをつけて、いっきにすする。江戸時代の初め、そば切りと言われた時代から、もともとそばはそういう食い方をする食べ物であった。これがそばを食する基本中の基本になりますね。薬味はネギ、わさびが、これまた基本中の基本。時代が進むにつれて、人間の美味いものを食いたいという欲望はエスカレートして行き、いろいろな調理法、食べ方が開発された。天ぷら、鴨南蛮、にしん、おかめ、いなり・・・温かいそばなんかも江戸時代後半になって人気が出てきた。今いなりそばと言いましたが、これは甘からく煮た油揚げが上にのせてあるんですよね。きつねそばとか、関西じゃこれを、けつねそばとも言うのかな?天ぷらを揚げたときに出る揚げ玉、てんかすとも言いますね。これが入るとタヌキになりますね。たぬきそば。私が思うに、最初にいなりがメニュー化され、お稲荷さんからキツネとなり、きつねそばという名前が定着した。天ぷらそばも開発され、そのときにでる揚げ玉がもったいないから、上に乗っけて食べたらこれが、結構いけるじゃないか。名前はどうしよう?キツネがいるなら、タヌキもいたっていいだろう・・・といったノリでたぬきそばができあがったんじゃないかな???実は26日に大阪へ日帰りで行ってきました。昼食は、もちろんそば。中津のそば屋さんで。店先で待つのを嫌って、少し早めに出かけたのですが、皆さん考えることは同じなようで、やはり店先に何人も並んでいた。ちょうど連れと二人店先の列につこうとした時、先に並んでいた団体さん4人が別の店へ行こうと言い出して、立ち去った直後に店から食べ終わった客が3人出てきて、すっと入れた。ラッキー!で今回は何を食べたかというと、コロコロそば。ころころそば?コロコロって何よ???てんかすが乗っておりました!! たぬきそばって言うのじゃないの??それに、大根おろしと白ゴマがたっぷり、薬味はネギとわさびと海苔。これが絶妙にからみ合って、良い味を出すんですね。だしはやや濃い目の甘め、多分大根おろしがたっぷり乗っけてあるので、その分薄くなるのを考慮してくれているんだな、きっと。やや甘く感じたのは、てんかすの油の甘みかな?白ゴマの香も鼻孔に抜けるとき感じられて、なかなかでした。そばは、更科系の細切り、ぷりぷりとした食感がたまらない。もちろん最後はそば湯で締めて、ベルトを緩めて、満足!ところで、コロコロっていう名前どこからきたの?そばのことだけに、帰りの車中ず~っとコロコロのことを考えてましたけれど分かりません。こころ、ここにあらず、目はきょろきょろと宙をさまようがごとく、そんなあやしい男が一人サンダーバードに乗っていたんです。酒そば本舗開店記念セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2006年04月28日
おかめそばおかめって、おかめひょっとこのおかめ。お蕎麦やさんでは、俗にいうたね物の一種。丼に盛られたそばを上から見ると、おかめの面のように具が乗せてあることから、その名前が来たらしいのですが、私もはっきりとしたことは分かりません。蕎麦辞典(植原路郎著 東京堂出版)によれば、蝶々結びにした湯葉が両の目、鼻が三つ葉、蒲鉾を頬に、口が椎茸というふうにトッピングしたものが伝統を継承するおかめなのだそうです。幕末のころ上野・池之端に近い七軒町の太田屋の主が創案し、当時のヒット商品となり、お店はたいそう繁盛したそうです。でそのおかめそばを食べてきました。これ、おかめに見えます?左上の黒い四角のがノリで、そこから左回りに、甘からく煮てある椎茸、鳴門巻き、出し巻き卵、細かく刻んである三つ葉がたっぷり乗せてあって、その下に鳴門巻き2枚と鶏肉が隠れています。実は、昨日大阪は中津へ日帰り出張だったのです。昼食は、いつものごとく例のそば屋さんで。早めに行ったのですがね、やはり10分ほど店先で席が開くのを待たされました。相変わらず繁盛してますね。もりにしようかとよっぽど迷ったのですが、咽が痛かったものですから、熱いそばの方が咽に優しいかなと思って・・・グッドチョイスでしたね。美味かった!!前回はやはり熱いそばでも、焼餅の入ったかちんそばにしたのでしたが、このときも三つ葉がたっぷりのせてあった。ネギは使ってありませんでしたね。ところが、三つ葉の香がなんともいえず、鰹のきいただしとあいまって絶妙の味をかもしだしているのです。だしは、関西の昆布をベースにしたものでなく、関東風の鰹節だけでとってあるようですね。醤油は、さすがに薄口ですがね。これでこのそばやさんで食べた物を古いものから順に並べますと、冷し田舎蕎麦、鴨南蛮そば、ざるそば大盛り、かちんそば、そして今回のおかめそばになりますね。どれをとっても美味しいそばに仕上がってます。満足。今度は何にしようかなどともう思ってますが、私って食いしん坊ですかね??酒そば本舗開店記念セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2006年03月30日
餅(もち)も日本伝統の食べ物ですよね。いつごろから作られるようになって、食べられるようになったのか?不勉強でよくわかりませんが、おそらくお米が大陸から伝わってきて、日本でも作られるようになったごろには、もう保存食としてあったんではないでしょうか?皆さんの地方では、お餅をうどんやそばに入れて食べることありますよね。これをどう呼んでいらっしゃいますか?「力うどん」はよく聞きますよね。ところが、「力そば」って言いますか?あまり耳にしませんよね。メニュー自体があまりないのかも知れませんよね。実は昨日大阪へ日帰りで行って参りました。昼食は例によって中津のお蕎麦屋さん。これで4回目になりますかね。何を食べたか、ちゃんと覚えておりますぞ。古いもの順に、田舎そば、鴨南蛮そば、ざる大盛り、それで今回が『かちんそば』今回も期待どおりでした。難点を言えば、お店に入るまで並ばなくてはならないこと。昨日は待ち時間短いほうでしたけれど、10分ぐらいは店の外で寒いの我慢しなければならない。オーダーきいてから餅を焼いたのでしょう、連れが別のそばを注文して食べ終わるころに『かちんそば』がきた。でも狐色に焼きあがった餅を見て納得。香ばしくてだしと良くあって絶妙の味を出していた。満足でした。心まで温まりました。酒そば本舗開店記念セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2006年03月01日
実は今月18日に大阪へ日帰り出張行って来たのです。大阪といえば、もう定番になりました。昼食は、やはりそば。今回はざるそばを頼みました。昨年の暮れも押し迫ったころ携帯を買い換えたといいましたね。カメラ付きの携帯に変えたのです。どんな機種を買ったらいいのかさっぱり分からなかったのですが、使いこなすこともできない機能がついている最新機種よりは、安い旧型を選んで見ました。それでも使い方が分からずに、今でも苦労しています。で問題のカメラの機能ですが、初めてとってみたのが、かのお気に入りのそば屋のざるそば、大盛り580円。何とか撮るには撮れたのですが、どうやってPCに取り込めばいいのか、これまた苦労しました。ケーブルやカードを持たないものですから、メールに添付してPCに送り込み、それを加工してやっとUPできました。ところが、何をどうやったのか自分でもよく分からないのですが、画像の中に文字が入っちゃった!?!?!あの~、自分では画像のファイルに名前つけたつもりでいたんですが・・・。(爆!これで3回目ですか、ここの蕎麦、今回も期待どおりでした。満足でした。やはりそばはもりが一番ですね。酒そば本舗開店記念セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2006年01月29日
実は、今東京にいるんです。朝少しゆっくりできるので、ホテルの一室でこの日記書いています。昨日は例によって朝一番の電車で大阪へ行ったんです。日記更新かけていたら、ついつい時間を忘れてしまい、今回も電車に乗り遅れそうになりました。今回が一番危なかった。大阪では、午前中に中津で一件、午後から難波で1件、用件をこなして・・・結果も満足、やる気満々、今もモチべーション高いんです。それに昼食は、いつぞやのそば屋さんで鴨南蛮そば食べました。美味しかった。繁盛店だから当然込み合っていて相席です。向かいの客が、やはり外人さん、おそばとご飯のついた定食を上手に箸を使って食べていた。よっぽどおそばお好きなんですかと聞こうと思ったんですが、切り出す勇気でなかった。もっとも、その外人さんそば食べ終わってから、新聞読み始めました。日経を。私みたいに最終面からでなくね。それで、「ごちそうさま!」って言って、お勘定に立って行った。お手並みあざやか!新大阪から、のぞみで東京へ。のぞみ初めて乗りました。地下の本屋さんで本を一冊。車中1時間半は、しっかり読書!!快適!座席の間広いし、E席だったんですが、横の人あまり気にしないで、通路に出れますもの。大阪までの特急サンダーバードだと、そうはいかないですね。通路側の人一端席を立ちますもの。のぞみに乗れて、私の望みも文字どうり超特急で叶いますように!いつもの生活と変った環境になるって、刺激的でいいですね。極々平凡なことでも、新鮮に写る。日記ネタ増えるってわけです。明日は昨日の夜に食事をした、居酒屋風のそば屋さんの話をします。これがまた、愉快なんです!お楽しみに♪酒そば本舗開店記念セール中です!!さ・ら・に!【送料無料お試しセール】好評開催中です!!モバイルはこちらから!携帯電話からもご購入いただけます!!
2005年12月08日
昨日の続き何とか朝6時半のサンダーバードに滑り込むことができました。めでたく大阪へ行くことができたというわけです。大阪といえば、うどんでしょ、けつねうどんでしょ!ず~と前からそう思っていた。ところが大阪にもおいしい蕎麦屋さんがありました!!うれしいじゃありませんか。しかも仕事の打ち合わせ先の方に奢ってもらっちゃったんですから、いうことなし。ゴチになりやす!うまかった!!田舎蕎麦 550円大根おろしとかつお節がたっぷり、それに卵が1個落としてある。何も言わずともそば湯がついてくるなんて(当たり前でしょ!)、うれしいですね。お品書きには田舎そばとありましたが、更科系のそばですね。あの感じは、五割とみました。なかなかの打ち手ですよ。地下鉄御堂筋線の中津駅で降りて3分くらいかな?赤いタコのモニュメントが置いてある公園の近くでしたよ。1時ころに行ったんですけど、店の前に5人くらい並んでいた。おおっと思って並んでみたんです。そしたら、5分くらいで入れてもらえた。私の経験からすると、こういう感じの時はたいがい当りなんです。そしたら、ナント、ナント、大当たり!!中に入ったら、お一人外人さんがいらして、これがもりをすすっておられたのには、ビックリ!!恐るべし!あの食べ方は、なかなかの通ですぞ。こんな感じのお店でした。 ちょっとハードな一日でしたが、仕事も順調に消化できたし、うまいそばはもちろん文字通り消化できたし、言うことなし。大満足、感謝感激の一日となったのでした。酒そば本舗も負けないように頑張らなくっちゃ!酒そば本舗開店記念セール中です!!
2005年09月27日
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