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インタビュー記事を作るライターは、全文起こしをするものでしょうか。「全文起こし原稿があったほうが、記事を書くのが楽」ということは言えると思いますが、おそらく作っている人と作っていない人と両方いるでしょうね。大手出版社・新聞社などの日刊や週刊の刊行物は、どんどこインタビューして、どんどこ記事を書かねばなりませんから、テープ起こし業者に依頼していることがあります。そういうところは外注費を最初から用意しているので、アウトソーシングできる。編集部内で、若手にやらせることもあるでしょう。でも、フリーのライターがテープ起こしを外注する場合、自分の取り分から出さねばならないので、「出せるお金がない」というのが現実です。だから、全文起こしが必要なら自分で作るのが普通です。ところでこのテープ起こし、ライターといえども得意とは限りません。とてつもなく時間がかかりますから、できればやらずに済ませたい人も多いと思います。「テープ起こし原稿がないと記事が書けないなんてまだまだ。現場のメモだけで記事が書けてこそプロ」みたいな言い方をする人もいますが、「外注する予算がない。自分でやると時間がかかりすぎる」というのが理由です。私はテープ起こしもライティングも両方やるわけですが、記録作成用のテープ起こしと(自分の)ライティングのためのインタビュー起こしはやり方が違います。記録作成用の場合、そのまま記録として読み物になるので、徹底的に細部まで聞き取って文字にし、かつ読者に意味が通じるところまで日本語を加工します。最初に起こす段階より、聞き直して、調べ物をして、文章を調整することに時間をかけます。一方、ライティングのための下打ちだと、ばーっと適当に入力しておしまいです。聞こえないところはそのまま。変換間違いやタイプミスがあっても、気にせずガンガン打ちます。私自身の発言なんか要旨しか入力しないし、調べ物もほとんどしない、聞き直しもしません。このやり方だと、不明個所が出てくると録音に戻って確認することになるので、タイム併記はしておきます。先に分数を入れておいて、その時間の発言を右に連ねていきます。1 ~2 ~3 ~4 ~5 ~6 ~7 ~8 ~ライティングのためのテープ起こしは、(本職ですが、それでも)面倒くさいなと思います。だって、記事には3分の1とか4分の1の分量しか使いませんから、せっかく入力したのに捨ててしまう場所が多すぎますよね。でも、全文起こしを作る意義は幾つかあります。まずは、「自分のインタビュー技術を振り返る」時間になること。インタビュアーとしての振り返りに録音を聞くのはうってつけです。凹むこと請け合いです。(笑)それから、人間というのは実は会話の6~8割くらいしか聞いていないものなので、全文起こしすると、「あれ、こんなこと話していたっけ?」「ああ、ここはこういう意味で言っていたのか?」というところが必ず出てきます。特に、メモをとったり、次の質問を考えたりするインタビューの場では、会話の中身はかなり聞き流しているのが普通です。「インタビューの全貌を知るためには全文起こしが必要」なのです。もう一つ、雑誌に載せずにカットする部分も自分自身の資料になります。録音を聞き、全文を文字にするという過程を経ると、インタビューの内容は自分の知識として定着します。さらに、「文字としてアーカイブを取っておく」と、のちの検索が楽になります。そういうわけで、インタビュー記事の場合も私は全文起こしします。まあ、得意分野ですしね、一応。
2015年04月20日
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やってもやっても終わらない仕事。というか、なっかなか進まなかっただけだけども。終わってみたら人名索引が96人でした。これだけ出てきたら、裏取りに時間かかって進まんわけです。一生分のお話を伺ったわけではない。時間もたったの2時間。人生の一部分を切り取ったそのお話に登場する人名は96人。本の著者とか、直接の知り合いでない人の名前も出てくるけど、そういう出会いも含めて、この方は少なくとも96人の人と関わりを持った人生を送っていたのですよねえ。奥行きのある人生です。♪友達100人できるかな、の世界みたいですね。
2015年04月16日
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