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2005年02月21日
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カテゴリ: 話し言葉のこと
18日日誌のコメント欄より転載

Re:テープ起こし者総転職計画 なますたたきさん

「テープ起こし者はよい話をつくれない。よい話かどうかは話し手の問題だ。ヘボい話し手の話はヘボい文章にしかならない」
 これは興味深いところです。よい話は、一定レベルがあれば、誰が起こしてもそれなりによい話になります。ヘボい話や、話し下手な人の話をどう料理するか、これが問われるのかな、と思ったりもします。突然で、失礼いたしました。(2005.02.19 05:48)」(転載終わり)

----

18日の日誌は、

何を言いたいかという文章の本質的なところを抜きにして、体裁だけを整えるだけでそこそこの文章がつくれる

という文脈で書いています。


「テープ起こし者はよい話をつくれない」という言い切りに、テープ起こしを実際にやっている方は「うーん。そうとも言えるかもしれないけど、ちょっと言い過ぎじゃないか」と戸惑いを感じたと思います。
そう、戸惑わせるために、いわば読者を煽るために断定口調をしているわけです。 ←「煽りは無視しろ」って最近書いた記憶が……。
そこをしっかりと突いてきたなますたたきさんに、私はニヤリです。

----

「よい話」には二つの方向があると思います。

一つは何を語りたいかという部分。もう一つは話術の部分。

何を語りたいのかという部分が箸にも棒にも引っ掛からない話し手というのは、まあいるんですよ。それをなますたたきさんはどうにか料理するとおっしゃる。興味深いです。今度どう料理するのかについてお聞きしたい。ふーん。ヘボい話を料理できるのかな? あはは、テープ起こしって面白いですね。

もう一つ、話術の部分では、私はある仮定を持っています。 素晴らしい話は素晴らしい書き言葉にならない。
巧みな話術で語られるドキドキするような話は、文法的に乱れていることが多いんです。ある程度直すでしょう。そうすると、話し言葉が光を失っていく。「私のやっている作業は不毛だな」と。あれ、テープ起こしは不毛な作業なのか?

一体、そのまま書き言葉にしても素晴らしい文章になる言葉を語る、そんな話術を持った話し手は存在するのか。そういう話し手が見つかるまで、私は仮定を持ち続けるのです。素晴らしい話は素晴らしい書き言葉にならない。

さてさて、この仮定、逆さまから見ると面白い発想ができます。
「君が聴衆を魅了するためには、めちゃくちゃなしゃべりをマスターしよう!」 ってなわけです。
いかがですか。





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最終更新日  2005年02月21日 16時01分11秒
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