新 緑仙の日々是好日

新 緑仙の日々是好日

PR

Calendar

Freepage List

Comments

Favorite Blog

昨晩は少し大変でし… New! masatosdjさん

いつもの道(コセン… New! きのこ555さん

お出かけマルシェに… New! chiichan60さん

人生終盤も幸せ♪ New! たくちゃん9000さん

初秋の馬見丘陵公園2… リュウちゃん6796さん

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

R.咲くや姫

R.咲くや姫

2024.03.23
XML
カテゴリ: 学ぶこと






18歳で急病で亡くなっている。
そこで
天明元年(1781年)閏5月18日に
一橋家の治済の四男豊千代を養子とし
諱を家斉と定める。

家斉は14歳で新将軍となるが
この時、すでに田沼意次は失脚している。

天明の大飢饉は年を逐うて
甚大な被害を農村に与え続けていた。

幕府内は
幕府の要職や大奥に根を張る田沼派の勢力が
松平定信を中心とする反田沼派と
依然対立をしていた。


松平定信は御三卿の一つの
田安宗武の息子で
つまり、八代将軍吉宗の孫になります。


ちなみに「御三卿」とは‥


徳川将軍家や徳川御三家に
後継ぎが生まれなかった際に、
後継者を提供する役目を果たす「お家」です、




徳川御三家と異なり、
創始されてから明治時代になるまで
藩を持たずに江戸城内の屋敷で
暮らしていたといわれています。

さて

家斉は、生まれた時から
大奥と特殊な関係にありました。


母はお富の方と言い、
御三卿の一橋家当主・一橋治済の側室であり
お富は、そもそもは10代将軍・徳川家治時代の
大奥の女中だったらしい。
それを治済が見初め、
大奥から譲り受けて側室に迎えたという。

先代将軍家治の実子でもない家斉が若干14歳で
将軍に就けたのは
父の治済の政治工作が大きかったとも言えます。

家斉が若年であったために
父の治済と実力者だった白河藩主の松平定信とで
若い将軍を支えてゆく体制となりました。




ちなみに
治済と定信は二人ともに
あの8代将軍吉宗の「孫」にあたります。


11代将軍家斉は
健康に恵まれ
歓楽を極め尽くして69歳まで生きます。
側室の数と子供は
江戸時代の将軍の中では断然トップで
その数なんと男女合わせて53人にも
子供を産ませました。

この子供達を
全員、江戸城内で育ててゆくことは
大変なことですから
各大名へ養子に出したり
嫁入りさせたのですが
その為には、ずいぶん無理なことを
しなければなりませんでした。

政治的にも
また、大奥でも
日々、落ち着いてなどいられなかったことと
思います。
養子や嫁を貰うにしても出すにしても
双方、多額の金子が掛かるわけです。

尾州家などは4回も家斉の子女を
押し付けられています。
その度に
まぁ所謂、人事異動があったり
出世したい人は裏金工作したり
表と大奥では
今では考えられないほどの
醜い争いがあったことは否めません。




さて、酒池肉林のような生活を
送っていた家斉は
吹上御苑の中に吉原の茶屋を真似した
建物を設け、豪奢を極めた日々でありましたが
それは、一般の武士も
庶民も乱脈の中で
衣装風俗は繊巧精密で箱庭、点茶
盆栽、園芸などの趣味が流行し
また、迷信も盛んになって行きました。
色町の繁盛も劇壇も盛んになり
「文化文政時代」と
のちに呼ばれることになります。

文化.文政期は260年余り続いた
江戸幕府の中でも
「泰平の世」であったと言われています。




「大奥」が映画、ドラマ、舞台で演じられる際
特にこの「家斉11代将軍」の時代が
多いと思われます。


これだけ子供の数が多ければ
問題が次々と起こったとしても
不思議ではありません。


だから、物語をどうにでも脚色できるし
また、庶民文化が花開いていることも
ドラマ化、映画化するのに
打ってつけの時代なのでしょうね。

今、放送されている「大奥」では
田沼意次も松平定信も気の毒なほどに
悪者に描かれていますね〜



次回は
松平定信のことを書いてみます。





にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村



にほんブログ村 ライフスタイルブログ その日暮らしへ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.03.23 11:34:15
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: