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サリィ斉藤

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カテゴリ: 今日のつぶやき
先日、地元のデパートの地下で食材の買い物をしていたときのこと。

たくさん並んだパック入りの梅干しを前に、どれにしようか考えていると、売り場に立っていた店員の男性が
「これなんてどうです?梅は中国産だから安いけど、漬け込みは本場紀州でやってるんですよ」
と一言。私、日本の伝統食・梅干しの業界にもそんなことが起こっているとは知らなかったので、ちょっと驚きました。

ついこの間、経済制裁がらみのニュースで、北朝鮮産のアサリが日本には大量に流通しているということを知ったばかりだし、ずいぶん前には、中国産野菜の残留農薬について騒がれたこともありました。そして、先日「一日だけの復活」をした牛丼にすごい行列が出来たみたいですが、BSEの件でアメリカ産の牛肉については未だに先行きが不透明な状態。
以前、テレビで、日本が大量に輸入しているモロッコのタコが、乱獲でどんどん海からいなくなっていて現地の猟師さんが困っている、という話も見たことがありました。

「日本は食料自給率が低い国です」
ということは、小学生の時社会科の授業で習って以来、いやというほど耳にしてきた言葉だけれど、スーパーで生鮮食品の産地の表示を見ていると、「こんな国から、こんなものが輸入されているのか!」と、新発見をすることもしばしば。


でも、私の場合はどうしても、野菜・肉・魚といったものに関しては、多少高くても国産品を選んでしまう(国産では獲れないアボカドやグレープフルーツを除いて)。…それは、別に立派な主義・主張に根ざしたものじゃなくて、もう感覚的な好みに近いもので・・・
「より近く(=国内)で獲れたものの方が新鮮に思える」という、恥ずかしいくらい単純な思考パターンによるものです。
恐らく、外食したり調理済みのお惣菜を買ったり、そんなときは相当外国産の素材を口にしているんだろうし…。
冒頭で書いた、中国生まれの梅干しのパッケージには、大きく「紀州産」と書いてありましたし、輸入のアサリも一回日本の砂浜に撒いてから収穫すれば「○○湾産」となるそうですし…ハァ(溜息)。ここまで来たら何を信じたらいいやら?という感じですし、ね。

ただ、「安さ」って今の世の中ではものすごいパワーを持っていることだから、これだけ世界中からたくさんの食べ物が押し寄せて、価格競争を仕掛けている現状では、国内の農家の人たちもいろいろと大変だろうなぁと思うのです。
そんな訳で、一消費者として、「日本の農業の皆さん、がんばってください」という、僅かばかりのエールを送っているつもりです。

「スローフード」という考え方が広まりはじめ、「食育」に国を挙げて取り組むという動きも出てきているらしいですが、スローフード運動の中には「地産地消」という考え方が基本にあるはず。これだけ世の中が便利になって、フランスのチーズをおつまみにイタリアのワインを飲んでデザートはスイスのチョコレート…なんて贅沢を、誰もが手軽に味わえるのは本当に幸せなことだけれど、身体づくりの基本になる「根っこの食事」は、出来るだけ近いところで産み出された食べ物で作りたい、と思うのでした。

ところで、 1月10日の日記 にも書いたとおり、インスタントのだしの素に別れを告げて、天然素材のおだしに凝っている私ですが、今回はじめて
『自家製・無添加「かつおぶし屋さんの美味しい だしパック」』


を購入してみました。

おだし屋さん

というこのショップは、奈良県の鰹節屋さんが経営しているお店ですが、このだしパックが楽天でもかなりの人気商品らしく、手元に届くのはもう少し先になりそうです。


そんな訳で、台所を預かる主婦としてのささやかなポリシーは持っているものの、最終的には「安くてお得」なお買物にやっぱり弱い私なのでした(苦笑)。





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最終更新日  2005.02.21 18:47:42
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