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カテゴリ: 旅の話
いろいろと書きたい題材が出来て、続きものとしてベトナムの話を書くつもりが予定が狂ってしまいました。

スマトラ沖地震による各地の津波被害を見た今となっては、複雑な思いが胸をよぎりますが、私がアジアのビーチリゾートが好きになったきっかけは、バリ島への新婚旅行でした。
滞在したホテルで、本来予約していた部屋から、プール付のヴィラにランクアップしてもらえるという幸運に恵まれ、初めて独立式のコテージで過ごす快適さに目覚めたというわけです。

ベトナムで、ここ数年開発が進んでいるリゾート地。サービスはまだまだ未熟だという情報もあったりして、半分賭けのような気持で訪れたのが、ニャチャンのアナ・マンダラです。
ana-mandara resortホームページ
ニャチャン ビーチの朝焼け

結論から言うと、とても充実したリゾートライフを楽しむことが出来ました。

ちょうど、こちらのホテルのHPで「Japanese Market Only」(!)の“レディースプラン”なるものが紹介されていたのがラッキーでした。
ランチ付のアイランドホッピングのツアーやレストランでのディナー、スパでのエステ1回、アオザイのオーダーメード体験などが、全て込みで一名$159、という非常にコストパフォーマンスの良いプラン。
この時(’04年6月)は、私と母、そして叔母と従妹という女4名の旅だったので、まさに私たち「レディ」(笑)のための企画!と大喜び、早速メールで申込をしたわけです。

これが大正解で、ともに60代の母親世代二名には、次々に目の前に差し出されるコース料理のように、スケジュールをこなしていくのが本当に楽しかった様子。

まるで、お昼寝をいやがる幼稚園児です。呆れました。

アナ・マンダラのスパは、海を眺めながら休める中庭のあずまやが素敵で、女性のマネージャーの対応も大変に気持のいいものでした。
アナマンダラホテル スパのお休み処


また、私たちの一行がプランの中で一番気に入ったのは、ギフトショップでのオーダーメードです。
アオザイ以外のものも作れるということで、せっかくだから実際に着られるものを…と、ワンピースや、ブラウスとパンツのセットアップなど、思い思いのデザインをお願いしました。

テーラーのお姉さんは、ホテルの近くにある自分の店からホテルまで、スクーターを飛ばして通ってくるとのこと。
チラシを切って束ねたようなメモ帖に、私たちのサイズと、大体のデザイン画を書きこんで、採寸の翌々日には見事な出来映えの服を届けてくれました。
ベトナム・シルクを使って、自分だけのオリジナルデザインで作るお洋服。
正規料金でも、ワンピース1着が約4000円で作れてしまいます。
縫製もしっかりしていて、細かい部分の始末にも手抜きがない上に、ホックの代りにリボンで結ぶようにしたり、ボタンを共布のくるみボタンにしてくれたり、可愛い工夫をいろいろとしてくれていたのが嬉しかったです。

アナ・マンダラの経営・プロデュースは、各地のビーチにホテルを展開している大手のSIX SENSESグループが行っているので、インテリアや敷地内のデザインに目新しさは感じません。
でも、朝食の美味しいフォーと、海辺のホテルでもオーダーメードが楽しめるというのが、ここはベトナムなのだということを実感させてくれました。


そして、日本の戦後の復興を目に焼き付けて育った二人にとっては、ベトナムの現在のエネルギッシュな姿に、いろいろと思うところもあったようです。
戦争は過去のことになったとはいえ、まだ余韻が色濃く影を落としていて、目を凝らせばその傷跡がいくらでも見えてきました。

そういえば、ベトナムの旅行記を書こうと思い立ったのは、映画 「地獄の黙示録」 がテレビで放映されたのがきっかけでした。
そこで、主人公ウィラード大尉が、カーツ大佐の暗殺指令を受け取る司令本部の場所は、アナ・マンダラのあるニャチャンという設定だったこと、先日久しぶりに観てはじめて気がついたのでした。


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最終更新日  2005.03.05 16:26:44
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