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サリィ斉藤

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カテゴリ: お気に入りの話
着物が好き、と日々このブログで告白していながら、実は私自身は着物を殆ど持っていません。

着付けのお稽古のときに、先生からお借りする着物をあれこれと着られるので、何となくそれで満足しているというのもあります。

また、私にとっては、やはり着物は「ハレの日の衣裳」なので、着飾って出かけることなど滅多にない今の生活に、着物を登場させたくなる日があまりない…ということも。

そんな私の手元に、先日、実家の母から反物が数点送られてきました。

「おばあちゃんが、私に似合いそうだからって買ってくれたのよ」
…と、懐かしそうに言うわりには、着物とは殆ど無縁の母。
三十年近く、箪笥の肥しになっていた反物たち。それならば、私が活用させていただくしかないでしょう(笑)

大喜びで、着付けの先生に相談し、まずはお茶席にも着ていけそうな、クリーム色の上品な小紋を一枚、誂えることにしました。

お仕立ての際には袷の場合、着尺の反物のほかにも、裏地の胴裏と八掛が必要です。


着物姿の人を見慣れるにつけわかってきたことですが、袂からのぞく長襦袢や、ひるがえる裾から見える八掛の部分は、下着や裏地だからといって決して侮れません。体の動きにつれて、意外と人の目につくのですよね。

主役はあくまで着物や帯だけれど、ふとした拍子に「ちらり」と見える部分が“素敵!”と思わせる・・・
そんな、細部にまで手を抜かないおしゃれの心意気こそ“粋”だなぁと、憧れています。

お財布の中身とも相談しつつ、あれこれ悩んだ結果、今回は楽天のオークションで、破格で胴裏と八掛のセットを購入。
こんな取り合わせで、私の「お仕立てデビュー」が決まりました。

反物


着付けの先生に紹介していただいた呉服屋さんにお願いして、来月の半ばに完成予定です。

長襦袢も、凝りだせばキリがない世界…
「ちらり」の世界だからこそ、思い切り遊び心が発揮できるというもの。


貝合四十八手長襦袢反物(赤)【送料無料】


着物の愉しみの奥深さを、また一歩、体感しつつあるこの頃の私です。





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最終更新日  2007.02.20 22:59:19
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