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サリィ斉藤

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カテゴリ: 今日のつぶやき
この春は4月に旅行、5月に入院・手術と予定が決まっていたため、仕事もお稽古事も全て、年度末で一段落させてしまいました。

そんな訳で、今はありあまるほどの自由な時間を持っている私。

家でダラダラと過ごすには、もったいないほどのいいお天気、爽やかな気候が続いているので、運動不足解消のため、せっせとウォーキングに励んでいます。

歩くコースは決まっていて、いつも「そろそろ一休みしたいな」と思う頃に、ちょうど図書館の前を通りかかります(笑)

本箱の収納がとっくに限界を超えているわが家、なるべく本は「買うより借りる」を心がけているため、図書館にはいつもお世話になっています。

そして、借りる以外に、私が気に入っている利用法の一つが、自宅にはとても置けない『大型本』の美術書をじっくりと鑑賞すること。

この頃の定番は、窓から気持ちのいい風が入る特等席で、安藤広重の「名所江戸百景」の大型本を眺めています。

【広重最晩年の傑作。この「大橋あたけの夕立」が有名ですね。】



私が見ているのは、岩波書店から出ているもので、ブルックリン美術館の所蔵品を収録したもの。
巻頭には、一つ一つの図絵が江戸のどの場所の風景かを示す地図も載っており、それぞれの絵に、描かれている当時の風俗や版画の技法についての丁寧な解説文がついています。



大勢の群集が描きこまれた作品には、一人ひとりに細かい表情があり、じっくりと見ていくのはブリューゲルの絵を見る時のように、楽しい時間です。

私が強く惹かれた作品は、「王子装束ゑの木 大晦日の狐火」。
お正月の日本橋の風景から、季節を時系列に追うこの画集の、一番最後の作品です。

「大晦日の夜、社の近くにある榎の下に集まった狐が装束を整えて、王子稲荷にお参りする」という画題。伝説を下敷きにした異色の一枚です。

【艶かしい狐たちが、今にも動き出しそうで見入ってしまう。】



気がつくと、ゆうに1時間は過ぎていたりして、結局全然カロリーを消費していない気がするのでした・・・





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最終更新日  2007.05.09 20:42:23
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