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2006.01.18
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丁度、このタイトルのブログを書こうと思っていたら、思わぬ話題が飛び込みポストポーン(延期)。

これは、このブログを書け、との神、いや仏からのご啓示か?

話はおとといに遡る・・・
わが母親が旧知の友人宅を訪れた。
先月、近くのスーパーであった折、彼女のご主人が急逝されたとの由。
以前パート仲間で会った彼女を知る友人立ちに連絡網を回し、数人でお悔やみに窺った、と言うわけだ。
そこで、わが母は自分が「井の中の蛙」であったことを実感した。
かの未亡人となった友人宅には、お骨も仏壇も家財道具も無かった。

長く患い、入退院を繰り返したご主人の為に、貯金も使い果たし、手元はなにも残っていない。
そして、
どちらにも、れっきとした正式な配偶者が実家におり、彼女達に支払われる年金や保険の手続きはなされていない。
内縁関係を20年以上続けていたため、彼女の本当の姓では生活が難しく、預金もご主人の姓で作っていた(昔は本人確認書類無くても作れたんですね、預金)ため、今となっては本人確認書類など無く、預金は引き出し不可能となってしまった。
ご主人の正妻の子供たちに毎年お年玉を届けていたが、そんな恩よりも父親を奪った愛人への憎しみの方が大きく、ご主人が亡くなったと連絡を入れるや否や、飛んできて、お骨、家財道具、家電製品まで、全て引き上げられてしまった、と言うのが、今の彼女の状況。
集まった友人たちは、それまで想像したこともなかった状況に直面して、二の句を告げなかったそうである。
出来ることは、生活保護の申請を相談してみたら?とか、民生委員に頼んで、今の賃貸の契約更新の保証人をどうするか聞いてみるように、などというアドバイスを残し、その家を後にした。

母は、今まで自分の知っていた人間の種類が、いかに少なかったか、と言うことにショックを受け、他の人間を自分の基準の良し悪しでふるい分けていた、ということに後悔し、世の中には、自分には想像もつかないような苦労をしている人がいるんだ、と、まじめに感じ、「自分は井の中の蛙だ」と言うことを受け入れたようです。

私が思うのは、人間、もちろん「井の中の蛙」であっていいのだ。
何が人間の価値を分けるかと言うと、
自分が「井の中の蛙である」と言うことを、観念的に理解し受け入れていると言うことではないだろうか?

般若心経入門 では、布施行について、こんなことが書かれています。

布施行=自分に必要なものを人に捧げることだが、それはほとんどの人間には無理なことである。
例えば、目の不自由な方に亡くなった方の角膜を提供する、これは布施行のようだが、亡くなった方には角膜は必要ではない。
布施行というのは、生きている状態で、自分の目が見えなくなっても、角膜を提供する、と言うのが本来の布施行である。
普通の人間には、絶対無理な行、それが布施行なのだ。


そんなわけで、人に出会ったとき、私は自分の中にあるデータベースから似たような人物を繰り出し、「きっとこの人はこんな人!」と決込まず、新たな可能性を秘めた人物として受け入れたいものだ。





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最終更新日  2006.01.19 00:32:30
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