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2006.02.03
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カテゴリ: キノウのために
最近、ようやく「自分」を取り戻しつつある。
別に今まで自分を見失うほどやばかった、というわけではない。
周囲に馴らされていた価値観が、自分の本来のものでなかったことに気づいた、というのが正確かもしれない。

例えば、銀行に勤めていたころ、周りにいる男性が銀行員ばかり(当たり前だが)だったため、オトコを見る目が弱っていた、と感じたことがあった。
銀行員→30代で毛髪に不自由している。
   →20代後半で顔面、頭皮の皮脂が豊か。
   →20代中盤で豊富な長さのベルトを愛用。
   →スーツはTPOすべてにあわせられる1着のみを、毎日愛用。
これが普通だった。

私の目はフシアナだった と。

さて、前置きはこれまでとして・・・
で、今回気づいた私のフシアナは。
元姑の 苦労経験 についての感情だった。
結婚して以来、私がオットと買い物に出かけたり、ドライブに出たり、昼食を外食したりするたび、「私はそんなことしてもらったことが無かった」と、いつも愚痴をこぼしていた彼女。
初めは「お義父さんって、家族サービスをしない人だったんだなー」ぐらいに感じていた。
以前、義弟家族が来ていた時、義弟が義弟嫁に「おい、鍵が無いぞ。お前、どこやったんや?」と、アタマから義弟嫁がなくしてしまったように話しかけ、そんなとき義弟嫁は「おとうさんは、何でもおかあさんのせいにするんだよねー、困るよねー」と、子供に話しかけたことがある。
実際、鍵は義弟のかばんから出てきた(だったかな?)し、その場で義弟が「あ、ここにあった、すまん、すまん」と謝って、円満な雰囲気になったのだが、その数時間後、姑の口から出た言葉は・・・
「XXX(義弟嫁の名前)さん、あんなきついこと言うなんて!私やったらお父さんにあんなこと、絶対言えへんかったわ!!」だった。
私には、そんなにキツイ言葉に思えなかったのだが、姑はこの世の終わりか?というほどの口調で、そんなことを言っていた。


いつも怒っている
人のミスをあげつらって(挙げ連ねて)非難ばかりする
思いやりが無い
子育ては妻に任せ、子に欠点があれば妻のせいにする
細かいことにまで口を出し、妻を馬鹿扱いする

なんてひどい人だったんだ!姑も苦労が絶えなくて、辛かっただろうに・・・
心の底から同情していたし、自分のオットがそんな男性でないことに、とてつもない幸せを感じた。
が、そのあたりから私の価値観が、元姑に馴らされてしまっていたようだ。
彼女が発する 「私はかなり不幸」 というオーラに巻き込まれ、私は自分の実の母や、今まで知っていた主婦全てが、姑よりは幸せで、姑よりは楽をしている、と思い始めた。

(周囲から漏れ聞くには、実際の舅はそうでもなかったらしい。風呂を改築する折、姑がピンクが好きなため、内装を全てピンクで統一したり、隣の本家にいた舅の母親が寝込んだ折、介護を交代して欲しいと本家嫁から言われても「○○(姑の名前)は長男の嫁じゃないんだから、そんなことはさせられない」と庇ってくれたそうだ。最近聞いた話では、舅は姑の不機嫌な態度が怖くて、一緒に居たくない、と愚痴っていたとか。)

が、 先日入院した伯母 のことを考えると、「いやいや、伯母の方が元姑よりも苦労人かもしれない・・・」と思い始めた。
伯母の夫(伯父という存在)は、酒飲みでいろんな女性にちょっかいを出し、家出をして帰らなかった日々もあった。
彼は多くの男性と同じように気が小さく、胃がんの手術を受けたとき、真実を知らせられないぐらいに恐れ、伯母が気丈に「小さな胃潰瘍だ!」と言い切り、手術を成功させたというエピソードもある。
また、伯父には長男であるプライドもあり、見栄を張り、亭主関白を見せびらかすようなところがあり、そんなちっぽけなプライドの為に、伯母はコマネズミのようによく働いた。
そして、その伯母が腎臓がんで入院した。
伯父はショックで何も出来ず、自分からは何も言えず、医者から本人告知をさせることになった。

さてこうなると、実際のところ、姑は舅からいろいろ小言を言われたり、いつも怒られて辛かったかもしれないが、大きな決定をするときは舅がしてくれ、それが成功するかどうかは別として、それに従った。そして、成功しなかったときには、舅のせいだと、不平を言う人生だった。
では、伯母は?
大まか全ての決断は伯母に委ねられていたが、周りにはそうと思われないように気配っていた。そして、その決断が成功した折には「夫のおかげ」と思わせ、失敗したときには「自分のせい」と、自分を責めた、そんな人生だった。

どちらが不幸だろう?
いや、どちらが幸せなのだろう?
答えはわからないが、私は伯母を尊敬し、そしてダイスキである。





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最終更新日  2006.02.03 23:14:34
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