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2007.04.27
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30年近くたったワインなので、パニエを使用し丁寧に抜栓。しかし安ワイン用のソムリエナイフではスクリューが短く、途中で折れてしまいました。まだまだ未熟ですね。

抜栓直後。

色は未だに色褪せる事のない深いガーネット色。エッジに渡るにつれてオレンジ色になっている。香りはキノコ、トリュフが混じる赤松と杉の森の腐葉土の香り。これこそがボルドーの腐葉土といった感じに、樽の香り・アルコール・タンニンが見事に調和し、熟成された香りを放っている。アフターにも枯れた余韻が懐かしく、心地よい。良質な古酒の素晴らしさが前面に出ている。でも酸味も見え隠れしているので、かなりデリケートの様子。パニエは正解だったようです。

このポンテカネは若くして飲むとタンニンが痛いぐらいに襲ってくるワインですが、静かに熟成されるとこれほどかというほどの偉大なオーラを放っています。ユーロ高のこの折に70年代のポンテカネを落札できたのはとても幸運でした。このワインの生涯としては、最高に完成された瞬間といってもいいでしょう。このワインは一人で飲むには惜しいワインです。今日はゆっくり、じっくりこのワインの楽しみたいと思います。


イメージとしては

60代前半の初老の男性。生涯を山の中で木こりとして静かに暮らしてきた。体力は元気な若者に比べたら劣るが、今まで山の男として幾多の苦難を乗り越えた経験と時間が作り上げた広い背中が、偉大なオーラを放っている。

そんな感じ。

シャトー・ポンテカネ 1979





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最終更新日  2007.04.28 01:45:14
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