全84件 (84件中 1-50件目)

今日の選択は以前musignyさんが美味しそうに飲んでいたので、それに惹かれて購入してしまったものです。抜栓直後。(12度で抜栓、室温25Cでスタート)色はだいぶ濃い目の黄金色。香りは柔らかいふわっとした感触。表現が難しいが、黄桃のような甘そうな果実のニュアンス。良質なマコネーのシャルドネによくある感じといったほうがより正確に伝わるかも。1杯目。あじわいはまず最初に年季の入った酸味が感じられる。しかし92'とは思えないくらい依然としてしっかりとしたボディを保っている。時間が経てば味わい、香り共にさらに豊かになると見込まれる。全体としては熟した柑橘系の果実の味わい。ボディは厚いがもったりとした南国系のトロピカルさではなく、黄桃、白桃系の爽やかさな濃厚さと酢橘やかぼすのシャープな酸味。アフターには年季の入った独特の酸味が残り、古酒好きの私としては心地よい。2杯目は香りはさらに強く、味わいは複雑さを増している。すでに爽やかさから濃厚さに移行し始めている。飲み頃は抜栓後2~3時間後にピークがきそうだが、30分もすれば十分いいレベルに達していると思われる。4杯目。45分経過。香りの複雑さの中に魅力的な要素が見られるようになる。口当たりも酸味は落ち着き、調和が取れてきている。味わいはどんどん若々しい方向に変身してきており、15年近い年月を経ているシャルドネとは思えない様なパワフルさを感じる。イメージとしては江戸時代に生きる、とある良家の侍。見た目は一見細身で華奢に見え、人当たりも淡白だが、実のところ内面は筋肉質で鍛え抜かれた肉体と懐の深い精神を持つ。戦はしないが古来からの厳しい武士道を貫きながら生きている若者で、最初は接し方に戸惑うかもしれないが、長く付き合うと他に代えがたいほど魅力的な人物、といった感じ。プイィ・フュッセ VV 1992 タストヴィナージュ/ルネ・ゲラン
2007.06.27
コメント(3)

ブログ休み中に購入しました。本当はボーナス後に購入しようと思っていたのですが、今年はいつもより気温が高くて、サブのワインクーラーに入れているワインが心配だったので早めに購入しました。値段の割には容量が大きく6本入りケースはそのまま入ってます。(元あるワインセラーとワインクーラーの大部分をこちらに移したので、もう満席です。)使用感想ですが、とにかく静かです。扉を開けないと動作してるのかわからないくらいです。ただ今のところ、湿度が40%~50%程度しかないのが若干心配です。ドメティック ワインセラー CS200
2007.06.20
コメント(6)

久しぶりのブログ更新です。ご無沙汰しておりました。今日は一仕事終えたので、久々にワインを抜栓。今日の選択はブログお休み中にオークションで落札したうちの1本。残念ながら搬送されてきたときに液モレがありました。しかし赤は久々なので、楽しみです。色は濃い目のルビー。リングは明るい紫色。一杯目。スミレなど、鮮やかな紫色の花の香り。口の上ではややタンニンと酸味がめだつ。まだ、バランスが取れていない感じ。後にほのかにしっとりとした甘い洋菓子の香り。二杯目。注いだ直後にカカオのようなスモーキーな香り。続いて獣の香りなど複雑な香りが発生。一杯目の印象とまったく別物になっており、ちょっとびっくり。しかし程なく若干の獣の香りを残しつつも一杯目の軽めの花の香りに戻る。舌の上ではにわかにタンニンが突出。どうやらもう少し温度と時間が必要か。三杯目。ようやく本領発揮か。香りは獣の香りが落ち着き、最初に僅かに感じていた洋菓子の香りが強くなる。マロンケーキ、シフォンケーキあたりのニュアンス。豊かな香りと奥行きはさすがです。タンニンのカドもとれつつあります。今日はゆっくり飲みたいので、また変化を感じたらコメントしたいとおもいます。ジュヴレ・シャンベルタン メ・サンク・テロワール 2004 ドニ・モルテコメントの続きです。四杯目。抜栓後から約2時間が経過。ボトルは1/3程度を消費。とても豊かなボディと細やかで柔らかなタンニンが舌を包み、香りは依然豊かな花と洋菓子の香りを織り交ぜながら調和している。今日のベストの時間がやってきたようです。中盤(5~7杯目)。調和の取れたベストな状態は依然続き、このワインの柔らかな輪郭に全身で浸かっていたい感じ。ボディは徐々に厚くなり、ややボルドー系のニュアンスに近づいてきた。香りは舌先の味わいは華やかなブルゴーニュを保ちつつ、喉の奥で感じるボディやコクはサンテミリオン的な雰囲気を感じる。久々に赤を飲んだせいか、とても楽しい気分です。イメージとしてはここは暖炉がともされた暖かい家庭のダイニング。銀製の蜀台に照らされた白いテーブルクロスの上には、ローストされた七面鳥や豪華なご馳走、広い皿に盛り付けられた様々なケーキやタルトなど洋菓子が華やかに並べ立てられている。何かの記念日だろうか。6人くらいの人々がそのテーブルを囲んで楽しそうに話をしている。きっと気の置けない友人や大切な家族なのだろう。にぎやかに、皆楽しそうに会話を弾ませている。その幸せそうな雰囲気を眺めながら佇んでいると、そのうちの一人がこちらに気づき、嬉しそうに私を7人目としてテーブルの中央に迎え入れてくれた。どうやらこのディナーの主賓は私のようだ。彼らの多くの優しさに満ち溢れたテーブルでの、この上ない幸せなひととき。そんな感じ。
2007.06.18
コメント(4)

ご無沙汰してました。久しぶりの更新です。とりあえず仕事で一番忙しかった今月末の締め切りが終わり、ほっと一息。ということで、今日はワインを久しぶりに開けました。抜栓直後。色は輝く明るい黄金色。若干青みがかっているか。香りはパイナップル、何かしら東洋系のスパイスの香り。ボディはぽってりしており、酸味は抑え目。もう少し時間が経つと香りと味わいにさらなる複雑さが増すと思われる。イメージとしてはここは午前中の青物市場。道を歩いていると暖かな日差しにまだ朝のひんやりとした風が心地よい。メイン通りにはフレッシュな南国の果物と、東洋の香辛料が並びたてられて売られている。人の入りもそこそこあり、よく活気付いている。休日の一日の始まりとしてとても元気な気分を分けてもらえる楽しいひととき。そんな感じ。6月半ばに仕事でもう一つ締め切りがあってすぐに更新を復活するのは難しいですが、少しずつ更新頻度を回復していきたいと思います。コンドリュー ベネティエール 2003
2007.05.31
コメント(4)

今日飲んだワインはアメリカのスパークリングワイン ドメーヌ シャンドン リシェ今日はグラスを準備するときにフルート型グラスを割ってしまい、白ワイン用グラスで代用。抜栓直後、色はややピンクがかった黄色。香りはリキュールの香りが中心で、ブリオッシュ系の香りはあまりしない。爽やかな飲み口がフルーティでやや甘口。気軽なパーティーやビールの代わりにスパークリングワインが飲みたいときによさそう。イメージとしては春の桜が明るい日差しを浴びながら、その花びらをスターダストのように輝かせて舞散らせる中、キャンプシートを敷いた上の色とりどりのランチをほおばる感じ。最近仕事が忙しく、ブログを更新する暇がなくなってきました。これから一月くらいしばらく更新が滞りそうです。気長に見てやってください。ドメーヌ シャンドン リシェ NV
2007.05.13
コメント(4)
GW中でかけていたため、更新が滞ってしまいました。そこで今日はGW後半に飲んだワインを紹介します。コノスル シャルドネ(ヴァラエタル)2005酸味が効いたパイナップル中心の南国系の味わい。2日目もさほど劣化はありませんでした。新世界の白は大きな期待さえしなければ、安くてもそこそこの品質を持っているものが見つかりやすいので、気軽に買いやすいです。クロード・デュガ ブルゴーニュ・ルージュ 2004これは以前も飲んだことのあるもの。室温状態からの抜栓だったためか、一杯目は血と鉄のニュアンスが前面に出てきており戸惑ったものの、二杯目からは以前飲んだ時と同様、八角の様なスパイス系の香り戻り、一安心。やはりうまかったです。
2007.05.07
コメント(2)

今日はちょっと暑かったので爽やかなシャブリを選択。香りはアカシアなど白い花中心の香り。ただし香りの強さは控えめ。舌の上ではしっかりとしたコクのあるボディと爽やかな酸味が共存している。いまは若々しい果実の味わいが楽しめる。イメージとしては雄大な春の草原に黄色や白の花が咲きほこり、その花たちにミツバチやモンシロチョウなどが楽しそうに舞っているそんな感じ。シャブリPC ヴァイヨン(1er Cru) ドメーヌ デュフェ
2007.05.02
コメント(2)

GW前半の旅行(というか趣味の山仕事)から帰宅。今日は以前にも飲んだことのあるベネティエールのコートロティを選択。抜栓直後。やはりシナモン、ナツメグ中心の香り。室温放置状態からの抜栓のため、前よりタンニンが強めだが、時間が経つとともにそれも落ち着いて元気な果実味が姿を現してくる。このワインは今飲んでも美味しく、やはり非常にピュアで上品なワインです。コート・ロティ・コードルー [2003] ベネティエール
2007.04.30
コメント(2)

今日は70年代のボルドーの古酒。長期熟成型のポンテ・カネの古ビンテージは以前から飲んでみたいと思っていました。30年近くたったワインなので、パニエを使用し丁寧に抜栓。しかし安ワイン用のソムリエナイフではスクリューが短く、途中で折れてしまいました。まだまだ未熟ですね。抜栓直後。色は未だに色褪せる事のない深いガーネット色。エッジに渡るにつれてオレンジ色になっている。香りはキノコ、トリュフが混じる赤松と杉の森の腐葉土の香り。これこそがボルドーの腐葉土といった感じに、樽の香り・アルコール・タンニンが見事に調和し、熟成された香りを放っている。アフターにも枯れた余韻が懐かしく、心地よい。良質な古酒の素晴らしさが前面に出ている。でも酸味も見え隠れしているので、かなりデリケートの様子。パニエは正解だったようです。このポンテカネは若くして飲むとタンニンが痛いぐらいに襲ってくるワインですが、静かに熟成されるとこれほどかというほどの偉大なオーラを放っています。ユーロ高のこの折に70年代のポンテカネを落札できたのはとても幸運でした。このワインの生涯としては、最高に完成された瞬間といってもいいでしょう。このワインは一人で飲むには惜しいワインです。今日はゆっくり、じっくりこのワインの楽しみたいと思います。イメージとしては60代前半の初老の男性。生涯を山の中で木こりとして静かに暮らしてきた。体力は元気な若者に比べたら劣るが、今まで山の男として幾多の苦難を乗り越えた経験と時間が作り上げた広い背中が、偉大なオーラを放っている。そんな感じ。シャトー・ポンテカネ 1979
2007.04.27
コメント(2)

今日はロワールの赤ワイン。軽めの赤が飲みたくてこれを選択したのですが、予想外の結果に。抜栓直後。色は予想以上にしっかりとした濃いルビー色。香りは控えめで、ナツメグ、ミントの香り。口に含むとボディは軽めだが、タンニンが突出している。調べてみるとカベルネソーヴィニョン主体のワイン。といってもボルドーとは大きくかけ離れており、どちらかというとフィトゥーのカリニャンのようなニュアンス。アフターはさほど長くなく、ボディの軽さを考えると気軽に飲むタイプとしたいところだが、作り手の気合が空回りしたのか、タンニンのとげとげしさが前に出てしまっている。熟成をさせればこのタンニンも落ち着くだろうが、ボディが軽いので酸味が先に出てしまう恐れがある。もう一本はいつ飲むか悩ましいところ。ワインの出会い方はとても難しく、できるだけそれぞれのワインのもつ最高の状態で飲みたいと常々考えていますが、このワインのようになかなか難しいものもあります。これも修行の一環です。イメージとしては穏やかな風吹く若草色の草原の丘の上。所々に白や黄色の花が咲きはじめており、春のやさしい日差しを浴びている。ところがその丘の中央には、鋼鉄でできた機械仕掛けの塔が作りかけられている。この塔を最後まで完成させれば、きっと多くの人の目を寄せ付ける立派な建築物として完成するだろう。ただしその代償として、その丘の穏やかな自然とそのゆったりとした時間は失われてしまうだろう。そんな感じ。アンジュー・ルージュ [2002] アグネス・エ・ルネ・モス
2007.04.25
コメント(2)
(写真は1997)今日は昔飲んで美味しかったワインの紹介です。今回はスペインのワイン。スペインは長期熟成したものが格安で購入できることが多いため、熟成したワインを気軽に試したい方にはうってつけです。このワインは1000円台前半で購入できます。テンプラニーリョの独特のシガー系の香りと若干の酸味がありますが、深いコクと熟成による複雑な香り、アメリカンオークの長いアフターが楽しめます。このレベルの熟成ボルドーを探すと簡単に3~5000円くらいしてしまうことが多いので、熟成されたボルドー系のコク旨ワインを楽しみたい方にはお奨めです。あともう少し安いクリアンサはもう少し軽めですが、これも結構いけるので、比べてみるのも面白いです。ビーニャ・アルバリ グランリゼルバ
2007.04.24
コメント(2)
![]()
今日は大量オークションの結果が出ました。今回はあまり期待せずに入札したのですが、結構落札してしましました。まんべんなく入札したつもりでしたが、結果的にボルドーばかりとなってしまいました。ブルゴーニュやイタリアはやはり人気があるためか、難しいですね。今回は取れませんでした。シャトー フィジャック [1988] (落札結果はここ)\11200で落札。今回一番嬉しいのはこれですね。じつはフィジャックは以前から飲みたいと思いつつ、まだ飲んだことがなかったワインです。今回いい機会にめぐり合えたので、記念の日にでも飲みたいと思います。サン・ジュヌヴィエーヴ ロゼ[NV] アラン・ギュイヨー (落札結果はここ)\1480で落札。泡物が減ってきたので、補充の意味で。しかしガメイ100%のロゼとは面白いですね。ヴーヴ クリコ イエロー ロゴ ボックス (落札結果はここ)\3400で落札。これも泡補充の一環。この値段なら週末ワインでいけるので、コク旨シャンパンが好きな私としてはいい感じです。ここからは先週末に落札したLICOUR WORLDさんのワインです。ただあまり値段を調べずに入札したためか、あまりお買い得感はない感じです。CH.パヴィ[1994]750ml (落札結果はここ)\5600で落札。これは前から欲しかったもので、ようやく手に入れることができました。94のビンテージというのが微妙ですが。CH.ポンテ・カネ[2002]750ml (落札結果はここ)\4500で落札。先日落札した79と比較試飲をしてみたいですね。CH.クレール・ミロン[1992]750ml (落札結果はここ)\4500で落札。クレールミロンは個人的にもお気に入り。ただ、92がいまどの程度飲めるかはまた微妙ですね。CH.グロリア[2004]750ml (落札結果はここ)\3400で落札。これは以前ワインバーで紹介されて気になっていたもので試してみたいと思っていました。ラ・ダム・ド・モンローズ[2004]750ml (落札結果はここ)\2400で落札。これは落札するとは思っていませんでしたが、最近シャス・スプリーンのセカンドが好印象だったので、ちょっと興味が湧いてきました。以上ですが、今後はあまり飲んだことのない掘り出し物を探してみたいと思います。
2007.04.23
コメント(4)

今日は両親を連れて軽井沢へ日帰り旅行。夕方星野温泉で飲んだのがこれ。よなよなエールは缶ビールとしても売られており、ビールの中ではお気に入りのものです。トロピカルフルーツのようなフルーティさがあり、ビールとしては独特な印象があります。特にこれの生ビールは苦味が最小限に抑えられ、本当にまろやかでフルーティな味わいが楽しめます。店頭でグラス\650でしたが、それに見合う味わいがあります。ビールを注いだ直後から飲み頃にいたるまでの間のグラスは、まるで常夏の島で見るサンセット。夕日が沈み、オレンジから灼熱の赤、漆黒に染まりゆく深いブルー。これらの色を鮮やかに映し出す海と、昼間の太陽で温められた白い砂浜が、これらを分ける泡立つ波打ち際によって静と動の境界線を敷かれ、時間とともに徐々に変化してゆく様を描いている。そんな感じを漂わせます。よなよなエール(缶ビール)
2007.04.22
コメント(6)

最近仕事が忙しく更新が滞ってしまいましたが、今日はボルドーの赤、シャススプリーンのセカンドを抜栓。抜栓直後。色は濃い目のルビー。エッジはガーネット。香りはボルドーらしい腐葉土とベリー系の香り。味はしっかりとしたタンニンのあるプラムや、ダークチェリーを煮詰めたジャムの味わい。アフターは程ほどで、スケールは大きくはないが、バランスは良く、今飲んで十分楽しめる味わい。レルミタージュ・ド・シャス・スプリーン 2001
2007.04.21
コメント(2)
![]()
今日は休肝日のため、お気に入りのワインの紹介です。ベヒトルスハイマー アーネストブレッツ ベーレンアウスレーゼ (写真は2001)最近あまり飲んでいないのですが、お気に入りの極甘口の白ワインです。最近は店頭でも1000円台でハーフボトルのアイスワインが買えたりと随分身近になってきた極甘口ワインですが、これは今でも750mlではかなり安い部類に入ると思います。とろっとしたハチミツのような甘美な果実の味わいがとても印象的で、ワインにあまり親しみのない人にでも受け入れやすいワインです。逆に一度はまるとなかなか抜け出せない道でもあります。ちなみに私が飲んだことのあるハーフのアイスワインではこのへんが1000円台で安くておすすめです。
2007.04.18
コメント(4)

抜栓直後。色はやや薄めの黄金色。香りはグレープフルーツ、白い花の蜜。口の中では柑橘系のシャープな酸味も感じるが、それ以上に重厚なコクを感じる。その後独特な樽の香りが口の中を支配するが、その独特さが何なのか表現が難しい。アフターは結構長く、きめ細かいヴァニラの香りが心地よい。ヴァニラの香りがするレアチーズを上に塗ったシフォンケーキが食べたい感じ。今すぐ飲んでも十分美味しいですが、もう1~2年くらい経ったほうがバランスが整って良い感じになりそう。今飲むなら、ゆっくり時間をかけて飲んだほうがよさそうです。イメージとしては真冬の最中の、厳かな雰囲気を感じるリゾートの邸宅。新しく作られたばかりでまだ人が使った様子はない。建物の中に入ると白木の家具や華麗な装飾に目を引かれる。夏になれば今以上の豪華さ、絢爛さを発揮し、人々を魅了するに違いない。そんな感じ。ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ 2005
2007.04.17
コメント(2)

抜栓直後。色は輝かしい黄金色。泡立ちも良い。香りはハチミツをかけたカボスのような柑橘系の香りとブリオッシュ様な芳醇な香り。口に含むとシャープで切れのある味わい。それに加えて相応のコクもあり、十分楽しめるボリュームを持っている。モエのアンペリアルと比べても同格の味わいで価格が2000円前後なので、お買い得である。他の3~5000円程度のシャンパーニュと十分張り合える味わい。大抵のカヴァはブラインドでも見抜けますが、これは難しいですね。強いて言えば、アフターのミネラル感が、僅かに主張しすぎる感じですね。このスパークリングワインは日本では正規輸入されていないようで、機会があるときにしか買えないのが残念。イメージとしては名もなき新世界の王子。繊細な顔立ちとその白い肌とは裏腹に、イケイケで行動的であるが、そのしぐさにはどこかしら品格を感じる。荒野を駆け抜けるパワーを持ちながら、社交の場ではその優雅さを貶めることはなく、他の諸侯らと堂々と意見を交換できる。そんな感じ。ドメーヌ シャンドン ブリュット クラシック NV
2007.04.16
コメント(2)

今日は気分的に華やかなワイン。ということでこれ。色は思ったより深めのロゼ。泡は大きめ。香りは麦わら、ラズベリー、カシス。口に含むと野苺のようなフレッシュな酸味、飴のようなニュアンスで程よいボディ。ただ、2口目以降はアフターもさほどなく、むしろリキュールがちょっと気になる。どちらかというと軽快でこじんまりとした感じ。もう少し時間を待てば変わるのかもしれませんが、カヴァという意味では価格相応ですかな。今日はもう少し重厚で気品の感じられるワインが良かったので、残念。これはこれでゆっくり味わいの変化を楽しむとします。イメージとしては季節は今時分の春先、夕方になるちょっと前の4時前後。風は心地よい程度に暖かく、薄い雲越しにやや赤みがかった日が差している。広い野原で遊んでいると所々に赤くて小さな野いちごが見つかる。興味半分でそれを摘み取り、ちょっとだけ口に含むと、すっぱくて薄い味。家でよく食べている甘いいちごとは全然違う。あの頃はとてもびっくりしたけど、今にしてみればそんな子供の頃が懐かしく、今でもかすかにその味わいを思い出す。そんな感じ。カヴァ グラン レゼルヴァ ロゼ 2001 マス デ モニルストロル
2007.04.13
コメント(2)
![]()
今日は去年飲んだおすすめワインをご紹介します。コルナス オーギュスト・クラープ去年の飲んだローヌの中ではベストのワインです。前回飲んだマチュー・バレのコルナスとは印象が大きく異なり、これは香りがとても華やかでエレガントなワインです。パワーの強い印象のあるローヌにあってスパイシーさよりは繊細さが光っています。ちなみにこのワインは樹齢が高い葡萄の木を使っているのですが、格下のコートデュローヌはコルナスの樹齢の若い木の葡萄を一部使っているとのことです。しかしその味のニュアンスには大きな隔たりがあり、同一畑で樹齢の異なるワインの違いを知る一助となります。
2007.04.12
コメント(2)
昨日落札したワインを紹介します。CH.キノー・ランクロ 2003(落札結果はここ)3400円で落札しました。これは以前紹介したことがあるやつです。昔これを店頭で買ったときは5500円くらいしたのですが、楽天では通常販売でも今回の落札価格とあまり変わらないくらいの値段で買えるようですね。こんなに安く買えるとワインをネット販売やオークションで買うようになってきてしまいます。ですが個人的にはいいワイン屋を見つけて、そこにしかない掘り出し物を紹介してもらうのも大好きなので、とても悩ましいところです。
2007.04.11
コメント(5)

今日はこの前オークションで落札したこのコルナスを選択。ボトルの底がとても深く、親指一本入ってしまう。なかなか作り手の気合を感じる一本である。抜栓直後。色はかなり濃い黒紫色。エッジはフレッシュな青紫色をしている。香りはナツメグ中心にシナモンなど香辛料系の香り。あと何か新鮮なセロリの様な青臭い香り。香りが強く、グラスを回すと鼻に口を近づけなくても香りを感じる。口に含むとだいぶタニック。舌の上で収斂性を感じる。アフターには僅かに酸味を残し、ナツメグの香りが広がるが、まだ思ったほどアフターは長くない。ポテンシャルは高く感じるが、今はまだ若くもう少し飲み時を待った方がよさそう。現在の飲み頃だけを考えれば、以前飲んだコートロティ、や前回のモルゴンのほうが飲みやすいですが、ポテンシャルはこちらのほうが格上の印象を持ちます。イメージとしては格闘技をやりそうな健康な体つきをしており、見た目どおりぶっきらぼうでがさつだが、何処となく男気が感じられ、将来有望な元気な少年。といった感じ。抜栓2時間ちょっと経過しました。まだタニックな部分はありますが、味わい、香りともにだいぶ角が取れてきました。グラスを回すと依然強い香りを放つので、今後の熟成に期待が持てます。コルナス 2002 マチュー・バレ
2007.04.10
コメント(2)

最近立て続けに飲んでいるので、今日はお休みしようと思ったのですが、何となく飲みたくなってこれを抜栓。本当はオーストラリアのシラーが飲みたかったのですが、昨日のムルソーが予想以上にヴォリュームがあったので、今日は体に優しそうなこれにしました。抜栓直後。色は深いルビー色。エッジは若い紫。香りは熟したイチゴ。カシスの香り。一嗅ぎでガメイとわかるバナナ系の香りもあるが、ボジョレーというイメージよりはローヌとボルドーの中間といった感じ。口に含むと、タンニンがしっかりしているものの酸味がそれを支えているため、口当たりは非常に滑らかでしっとりとした味わい。カシスやプラム、木苺をジャムにして絹で濾した感じ。ボディはしっかりとしており、複雑な味わいがある。1800円で落札したのですが、この値段でこの味わいは正直期待していなかったので非常に好印象。アフターもきめ細やかなタンニンの味わい。控えめな樽の香りが心地よい。一言で言うと華やかな自己主張というよりは控えめでおとなしいがエレガント。品質だけを問えば、1000円台なら非常にお得だったとおもいます。誰が飲んでも美味しく飲めそうで、フレンチレストランなどでの食事にとても合いそうです。イメージとしてはおとなしくもしとやかな女性。腰の辺りまで伸ばした漆黒の髪が印象的。ぱっとした明るいイメージはないが、控えめで人当たりが良く、その笑顔は誰しも和ませる。しかし弱々しいかといえばそうではなく、しっかりとした芯をもっている。そんな気品のある女性。そんな感じ。<最適なシチュエーション>元気になりたいときよりは、ゆっくり落ち着きたいときにセレクトして欲しいです。食事にあわせるのも◎。ポテル・アヴィロン モルゴン コート・デュ・ピィ ヴィエイユ・ヴィーニュキュヴェ・エクセプショネル 2002
2007.04.08
コメント(2)

抜栓直後。色はやや濃い目の黄金色に僅かだがオレンジがかってきている。香りはだいぶ熟成を経た柑橘系の果実の香りがする。表現が難しいが、リースリングを熟成させたときにも感じる共通する香り。複雑さはさほど感じられないが、香りは強い。口に含むと非常に凝縮した果実味を感じる。グレープフルーツ、ライムのフレッシュな酸味と、パイナップル、マンゴーの(決して甘くはない)ような濃い果実の味わい。相反する2つの要素がしっかりと共存している。ただ、アフターが思ったほど長くない。しかしこれも小一時間は時間をあげると開いていくかもしれない。二杯目。ジャスミン系の白い花の香りが出てきた。しばらくゆっくり飲んだほうが本領を発揮してくれそうです。イメージとしては真夏の高原にある避暑地。きらめく太陽の下、緑の鮮やかな芝生の上には真っ白なテーブルクロスをしかれたテーブル、白い椅子が並びたてられ、そのテーブルの上にはユリの花を中心とした華やかな花瓶が飾られている。テーブル、椅子、花瓶はどれも格調高い作りで、無意識にもその場の豪華さを印象づけられる。きっとこれからこのテーブルの上に様々な特別な料理が並べ立てられ、華やかなランチパーティが開かれるのだろう。そんな感じ。p.s.最近ワインのイメージを書いていますが、良いワインだとワインの味わいが刻々と変わってきて、それにあわせてイメージも様々に変化していきます。ポンソの時のイメージもそうですが、これはあくまで2杯目までのイメージということで。三杯目。香りにはさらに花の蜜のような甘い誘惑的な香りが追加されてきました。アフターも次第に長くなってきています。まだまだこれからが楽しめそうです。ルモワスネ ムルソー・モーリス・シュヴァリエ 1998
2007.04.07
コメント(2)
![]()
金曜日はカリフォルニアワインが楽しめる和食店での飲み会に参加してました。そのときに飲んだワインを軽く紹介します。スモーキングルーン ソーヴィニョンブラン 2005カリフォルニアのソーヴィニョンブラン。グラスでの注文でしたが、抜栓したてでした。複雑さはないものの、柑橘系のフレッシュさと口当たりのよさが印象的で、素直なソーヴィニョンブランの味わいが楽しめました。レイヴェンズウッド ヴィントナーズブレンド 2004これもグラスでした。これは果実味が主体ですが、樽のニュアンスがサポートしており、こじんまりとしていながら、久しぶりのジンファンデルの味わいを楽しんでいました。新世界の良質な安ワインは素直に葡萄品種の特徴を味わえるので、食事にあわせて気軽に飲んだり、葡萄品種の勉強をするのにも向いています。
2007.04.06
コメント(2)
昨日半分残していたポンソの続きを飲んでます。味、香りともにほとんど劣化しておらず、まるで昨日の続きをそのままやっているようです。この果実パワーは大したものです。今日も酸味が主体で、フレッシュなイチゴやアセロラのニュアンスがとても心地よいです。やはり良質なワインは二日目でも美味しいですねー。
2007.04.05
コメント(6)
抜栓後約2時間経ちました。現在4杯目。だいぶワインが成長してきました。香りは青草のような香りが複雑になり、スパイシー系の香りと絡めてなんだか妖艶な香りになりつつある。表現がむずかしいですが、これはこれで結構楽しいです。味は酸味が抑え気味になり、果実の柔らかさというか甘みが出てきた。フレッシュなイチゴのニュアンス。温度が上がってきたからかも知れないです。しかしタンニンはそれほど出すぎず、終始サポート役に徹しています。しかし今は朝の3時半です。眠いです。でも眠るとそこでワインの楽しみが終わってしまいます。眠たいけど眠れない。自宅にいながら雪山で遭難してるような気分を味わってます。
2007.04.04
コメント(5)

今日はポンソの赤(初挑戦)を開けました。しかし、稽古開始が1:30を回っているので超特急です。抜栓直後。色はブルゴーニュにしてはやや濃い目のルビー色。エッジまでそのニュアンスが続き、ほんのりと青紫がかっている。香りは酸の要素が強めで、やや青草的なニュアンスを感じる。グラスを強く回すとチョウジ、八角のようなスパイシーな香りがわずかに感じられる。若干設定温度が低いだろうか(15Cのセラーから取り出し)。口に含むとやや酸味が主体。ただこれは良質な果実の若々しさによるもの。最近飲んだ中ではデュガのACブル2004をややボジョレーよりにした感じのニュアンス(デュガACブル04のスパイシーさを抑えて、フレッシュな果実味を主体にした感じ)。まだ若く、完全にバランスが整い切れていない感じなので、この手のブルゴーニュはもう少し時間を待った方がもっと美味しくなりそうです。開栓後なら3時間後、熟成なら半年~2年くらいしてからもう一度飲んでみたいです。2杯目は酸味が少し抑え気味で、タンニンとアルコールを感じられ始めました。予想通りボディに厚みが形成されつつあり、これからの期待大です。しかしもう2時です。眠いです。イメージとしては小学生くらいの良家の女の子。とても丹精に育てられているものの、まだまだ幼く、自分の感情をストレートに出してしまう。これからどんどん楽しいことやつらいこと、色々な経験を交錯しながら、きっとそれらを乗り越えて立派な大人になってくれるのではないか。そんな期待をこめられるくらいしっかりとしていながら、純粋なまなざしをした子供。そんな感じ。ポンソ ブルゴーニュ・ルージュ キュヴェ・パンソン 2004
2007.04.04
コメント(4)
今日は休肝日のため、お気に入りワインのご紹介。このワインはオーストラリアワインが好きな人なら一度は飲んだことあるのではないでしょうか。このメーカではシラーズが一番バランスがよくて好みです。十分なシラーズの渋みと樽のニュアンスがあり重たい赤ワイン好きな人にはお奨めです。ボトルやヴィンテージの当たりはずれが結構あるのですが、当たるとかなり重厚なワインを楽しめます。一方で外れると酸味が強い果実味主体のワインになってしまいます。それでも2~3時間が経てば程よい感じのバランスになるのであきらめずに待っているといいことがあったりします。あー、こんなこと書いていたら飲みたくなってきました。。でも今日は我慢。明日の楽しみにします。ピーター・レーマン シラーズ
2007.04.03
コメント(3)

週末は千葉に旅行に行ってましたので、日記を更新できませんでした。ということで、今日は週末に旅館で飲んだワインの紹介です。これは実家にあったものを持ち込んで部屋で飲みました(画像悪くてすみません)。朝食時に旅館の人が空き瓶を持っていってしまったので、作り手は覚えてません。(写真を見るとアルフレッドなんとか。どちらにしても私の知らない作り手です。)抜栓直後。色は鮮やかなルビー色。綺麗に透き通っている。エッジはガーネット。香りは熟した木イチゴのような赤い果実の香り。しかし口に含むと一転して若々しいラズベリー、イチゴといったみずみずしいフルーツの酸味と果実味が広がる。タンニンは果実の若々しさを支える程度の強さに抑えられている。バランスが良く、期待していた以上に楽しめる。後半は味わいの方も熟したイチゴのようなニュアンスになり、程よく熟成した味わいが楽しめました。今回と前回、続けて安ブルゴーニュの2000を飲みましたが、結構印象良いです。ちょうど飲み頃なのでしょうか。イメージとしては物静かであまり自分の主張を前に出さないものの、存在感はしっかりとしていて皆の中心にいられるような、春の日差しのように暖かい優しさをもった娘さんといった感じ。
2007.04.02
コメント(2)
![]()
今日は入札していた月末オークションの結果がでたので紹介します。先日紹介したものは...な、なんと全滅。。筆頭に挙げていたラフィット60も2000円差で逃してしまいました。残念。逃した魚はなぜか大きく見えます。気を取り直して。あと他に入札していたもので落札していたものがあります。一部を除いてほとんどが予想外の落札ですが、これらを紹介します。レ・ザミ[2003]トルブレック (落札結果はここ)11,200円で落札。これは今日一番の嬉しい落札です。いつもオークションではトルブレックは人気があるので、まさか落とせるとは思っていませんでした。グリッリ・デル・テスタマッタ[2003]ビービー・グラーツ (落札結果はここ)3,600円で落札。これもまずまずかなと思ってます。週末ワインとしていけます。(写真は2001)マチュー・バレ「コルナス2002」(落札結果はここ)3,010円で落札。これはmusigny0209さんに指摘されて気づいたお買い得な品です。これも良質なワインではないかと期待してます。 と、ここまではいいのですが、つぎからは???なものが続きます。シャブリ グランクリュ・レ・クロ[2002] オリヴィエ・ルフレーヴ(落札結果はここ)5,600円で落札。ワイン自体は変ではありませんが、夜遅く入札して眠かったせいか、なぜこの価格で入札したのかはよく覚えていないのです。オードー・ヴィー・ド・フランボワーズエティエンヌ・ブラナ(落札結果はここ)リキュール・ド・フランボワーズエティエンヌ・ブラナ(落札結果はここ)それぞれ1,200円、1,020円で落札。これも入札時のことを良く覚えていませんが、これはこれで経験として試してみようと思います。シンデレラ シュー ブルーキュラソー(落札結果はここ)1,250円(一撃価格)で2本落札。これはとてもきれいだったので見た目に惹かれました。靴は2足ないといけません。こんな感じですが、これからはもう少し節制しないといけないですね。
2007.03.30
コメント(8)

今日は休肝日。のはずがなぜか抜栓。明日もあるので、あまり飲めないし気楽に飲みたい気がしたので、ビール感覚でこれを抜栓。私は聞いたことのないネゴシアンです。抜栓直後。色はやや薄めのガーネット。エッジは程よいオレンジ。香りはグラスに注いだ直後はラズベリー、熟したイチゴ、グラスを回しても特に変化はなし。口に含むと直後タンニンを感じるが、すぐに溶け込んでしまい、酸味が全体を支配する。ボディは細めで、アフターには熟したイチゴ系の香りが立つが、それも短い。1000円台でよくあるACブルゴーニュの典型的な感じ。ルイジャドのACブルとほぼ同等。しかし程よく熟成しており、印象は悪くない。二杯目は酸味が程よく抑えられ、熟したイチゴのニュアンスが前面に出てきた。気軽なACブルもこういう日にはよいです。残りはあと5本。イメージとしては下町の町工場の職人たちが集う一角の安食堂。家柄や学歴などには縁がないが、その道に秀でたいぶし銀のオーラを放つ職人たちが口にしているのは、安い食材で作られた安い定食。自分も彼らと同席して同じ定食を注文する。出てきたのはどこの家庭でも食べられるような質素もの。決して三ツ星レストランで味わうような格調高い濃厚なソースやビロードのような滑らかさはない。しかし食べた後には満足感ではなく、なにやら充実感が体に染み渡り、午後への活力がみなぎってくる。店を出た後、ふと定食の味わいを思い起こす。この味わいはただ料理の腕がいいだけでは難しいだろう。きっと私の知らない所で限られた予算で少しでも食べ頃の食材を見つける努力をしているはず。それは毎日そこに食べにくる職人たちのために毎日行っている努力。この定食の充実感はそんな地道な苦労を続ける人間のエネルギーを少しだけ分けてもらったからではないか。そんな考えがふとよぎる午後のひととき。そんな感じ。クロンヌ・ブルゴーニュ・ピノノワール 2000 レーヌ・ペドーク (480円で6本落札)
2007.03.29
コメント(4)

これは以前自宅でのワイン会で使ったワインの2本目。抜栓直後。色は若干薄めの 黄金色。泡は結構勢いよく出ている。抜栓の瞬間、トースト系の香りが部屋に広がり、期待をさせられるが、すぐに消えてしまった。グラスに注ぐと香りはベッコウ飴、ハチミツといった甘い香りがするが、それほど強くはない。舌の上では酸味よりはコクが主体の味わい。それほど複雑さはないものの、コクがそれなりにあるので飲み応えはある。アフターには黒ブドウ系に良くある良い意味での苦味がワインの輪郭を形作っており、ワインを飲んだ気にさせる。今日は泡が飲みたかったのでこれにしましたが、デイリーでとしてなら、十分楽しめます。(アクア・ヴィタエで¥1000円で落札)イメージとしてはここは初秋の桟橋の上。夜はだいぶ更けており、周りはもうすっかり薄暗い。橋の欄干に手をかけて川を眺めていると、上りかけた月が川の水面に反射してちらちらと黄金色に光るのが目に映る。今はもうあたりに人影はないが、昼間はそれなりの人通りがある場所で、まだまだ蒸し暑ささえ感じていたのを思い出す。しかし今は川が静かに流れる音と、林の木々が風に揺れる音、すず虫の鳴き声がどこからか聞こえてくる。それらがもうまもなく訪れるであろう秋の到来を予感させる。そんな感じ。VDS クレマンデロワールブリュット NV
2007.03.28
コメント(8)
![]()
今月末にまたオークションがやってきます。今回は高級なワインが勢ぞろいしています。アンリ・ジャイエなどはとても魅力的ですが、落札はかなり難しいかと。というわけで、今日は結構ねらい目じゃないかな?というものを紹介します。ラフィットの60。前回確か30000円前後で落札されていたので、落札された方がとてもうらやましかったです。しかし飲み頃を過ぎているリスクもあるので、今回はどうしましょ~。2万円後半を希望しますが、おそらく3万円台かと。ラトゥールの89。これは以前飲んで相当のポテンシャルを感じました。そろそろ飲み頃の入り口に入っているのではないかと。まだかな?これも2万円後半を希望しますが、おそらく3万円台かと。上のラフィット60は希少性、味はこちらの方が良いでしょう。ディッサン 2003。まだ飲み頃ではないでしょうが、ポテンシャルは高いはずです。これは本数が多いので落札しやすいのではないかと。でも送料が高いので、あまりお得にはならない可能性もあります。2000円後半~3000円前半が勝負。これはセット品ですが、入札件数が少なめなのが気になってます。そのほかはワイン館NISHIURA楽天市場店さんの89,90あたりが魅力的です。シャトー・デュクリュ・ボーカイユ[1989] シャトー・デュクリュ・ボーカイユ[1990] シャトー・タルボ[1990] シャトー・コス・ディス・トゥーネル[1990] この辺が1万円以下で落札できたら上出来でしょう。難しいかな?あとバロン・ド・L。今回ブルゴーニュやその他の国のワインをあまり挙げませんでしたが、なんとなく落札ボーダーが高くなりそうなものだったので、紹介は見送りました。あとおまけですが、昨日、一昨日に飲んだ もいいと思います。本数が多いので、入札件数しだいで格安で落とせる可能性もあります。ボーダーライン下限は3000台前半でしょうか。2000円台で落とせたらかなり幸運です。ただし、ブログにも書いたようにまだかなり硬いので、しばらく寝かすか、飲み方に気をつける必要があります。上級者向けです。うまく飲めれば、いまでもペルカルロクラスには引き上げられるでしょう。今回は高いワインばかりの紹介になってしまいましたが、安いワインでいいものがあったらまた紹介したいと思います。
2007.03.27
コメント(2)
今日は昨日のカステッロ・デッレ・レジーネの2日目。半分以上残した状態からの開始です。僅かに丸みも出てきましたが、今日も相変わらず硬いです。香りは少なくなってきていて、穀物系の香りはそれほど感じなくなってます。後半は大小様々の澱が大量に出てきています。個人的にはこのワインはもっと寝かせたいです。ちなみに後で調べたところ、楽天外ではこのワインは、サッカーの中田英寿選手のHP(nakata.net)で8000円弱くらいで販売してました。
2007.03.26
コメント(5)

抜栓直後。色はかなり濃い黒赤色。エッジはガーネット。香りはグラスを回す前はなぜか、穀物系の香り。麦やとうもろこしのニュアンス。グラスを回すと華やかな新樽に由来するヴァニラや、黒果実系のカシスの香り。口の中に含むとタンニンがかなり強く、アルコールがとがっている。ボディは厚く、苦味や渋みも強い。まだ飲み頃を迎えていないワインのようだ。しかし素性は良く、良質なバローロクラスのワイン。最低でも3~5年、できればもっと時間を与えてあげたほうがいいだろう。そうすれば、かなりのレベルに達すると思われる。イメージとしては、真夜中の暗黒騎士の牙城。城には2重の深い堀が掘られており、底は暗くてよく見えない。この堀越しに見えるその城は、全体が黒曜石で形作られており、その中央には太くて硬いマホガニーやレッドシダーで出来た分厚い門が外部の侵入を拒むように固く閉じられている。城の両脇には尖塔が建っており、その城を見るものの緊張を際立たせる。今ここでこの城を攻めるのはいかに屈強な戦士でも困難であろう。この城がここまでして守っているものはいったい何なのだろうか。古の財宝や強大な権力...。だれもがそのような理想を描く中、かすかに香るのは豊穣な農産物の香りである。そんな感じ。カステッロ・デッレ・レジーネ サンジョベーゼ 2000 (中田英寿セレクション)
2007.03.25
コメント(6)
ポンソの続きです。今日は冷蔵庫で冷やして飲んでます。昨日の甘い香りはなくなっていますが、味はいまだにコクのあるフレッシュな酸味が残っています。このワインは酸味もボディもしっかりしているので、昨日飲んだ室温放置(17.2C)が正解だったような気がします。
2007.03.22
コメント(4)
![]()
昨日の夕方、締め切り直前にLIQUR WORLDさんのオークションに入札。予定以上に多く落札してしまいました。その中で、今回は古酒が結構手に入りました。フランソワ・ミクルスキ ポマール[2004]750ml (落札結果はここ)3,400円で落札。これはぼちぼちですね。超がつくお買い得ではないですが。CH.トロロン・モンド[1981]750ml(落札結果はここ)5,600円 で落札。サンテミリオンの古酒。この年数物だと銘柄だけでなく、保存状況が大きく効いてくるので当たり外れは大きいと思います。CH.ポンテ・カネ[1979]750ml (落札結果はここ)6,670円 で落札。ポイヤックの古酒。ちょっと欲しかったので高めに入札。ポンテ・カネの古酒の実力を試したいです。ギィ・ミッシェル ミレジム・ブリュット[1987]750ml(落札結果はここ)5,600円 で落札。今度はシャンパーニュの古酒。綺麗に枯れているといいのですが。お買い得かは??です。ルモワスネ ピュリニィ・モンラッシェ[1989]750ml (落札結果はここ)5,600円 で落札。モンラッシェ系の古酒が欲しかったのでいいのですが、もう少し安く入れても良かったかなとも思っています。ルモワスネ ムルソー・モーリス・シュヴァリエ[1998]750ml (落札結果はここ)5,600円 で落札。これは勉強不足でした。ほとんどお得感はないのではと。でもムルソーは手持ちが無いので良しとします。このLIQUR WORLDさんは品数が多く、今回の落札品は実は後半疲れて甘く入札してしまったものばかりです。(これって罠ですか?)値段がみな同じようなのがわかると思います。もう少し引き締めないと、お財布が薄くなるばかりなのです。あと、今後気になるものはです。今回の総額で入札しましたが、まず無理でしょう。予想落札価格は5~6万円台と見ています。そろそろオークションからはしばらく手を引こうと思うのですが、どうやら楽天の罠にどっぷりはまっているようです。
2007.03.22
コメント(4)

抜栓直後。色はブルゴーニュACにしては濃い目の黄金色。グラスに注いだ直後はハチミツ、あと甘栗のようなニュアンスのある香りが広がる。グラスを回すとこれがマロングラッセのようなエレガントな香りに変貌する。口に含むとシャープなレモンやライムといった柑橘系の口当たりを感じる。しかしながらボディはしっかりしており、マコネー系の口当たりを彷彿させる。おそらく時間が経てばさらにボディーは厚くなりマロンのニュアンスが前に出て複雑な感じが出てくると思われる。またアフターにミネラルを感じ、全体の酸味とコクのバランスを調律している。このワインは単体でも、食事と一緒でも楽しめる親しみやすさがあり、自然と顔がニコニコしてしまう感じのワイン。イメージとしては、爽やかな初夏のお昼過ぎ。外は太陽が照りつけ汗ばむ陽気なのに、夏草の香りを含む爽やかな風が和室の中を吹き抜け、扇風機やクーラーなどは全然いらない感じ。少し小腹が減ってきたので、そろそろおやつの時間。今日のおやつは冷蔵庫で冷やした甘くとろけるようなマロングラッセ。そしてこれをさらっと流し込む氷の入った冷たいレモン水の味わいが心地よい。さあ、これを食べたら今日はめいっぱい初夏の一日を満喫してしまおう。そんな感じ。ブルゴーニュ・アリゴテ 2004 ポンソ
2007.03.21
コメント(4)
今日はオークションを物色。ただ、最近買い物ばっかなので、あまり高い金額を入札できません。で、そのなかで、1000円前後で落札できそうなのでは?と思うものを発見。 締め切りまでに入札件数が1桁なら、800円~1500円前後でしょう。入札件数が15くらいまでなら1200円~1800円くらい、それ以上なら、送料も考えるとあまりお買い得感はなくなります。あとはが気になります。2000円台後半で落札できればOKでしょうが、個数を考えるとおそらく3000円台になるのではと。
2007.03.19
コメント(3)

今日はオークションで落札したワインが到着したので、そのうちの一つをチョイス。色は写真を見てのとおり、白く濁った薄い黄色。エッジはやや青みがかっている。香りは意外にもオークのような香りがする。また普段の白ワインではあまり嗅ぎ慣れない酵母のような乳酸のような香りがある。舌の上では爽やかな甘さが広がり、フレッシュな酸味と相まって、まるでリンゴジュースのような飲み口である。また僅かに微発砲しており、これがいっそう爽やかな飲み口にしている。アルコール度は低く、女性に好まれやすそうなワインである。ただ、一つ気になる点として、アルコールの質に若干とげとげしさがあり、若干カルピスの缶チューハイを飲んでるようなアルコール感があるのが、少し残念。ちなみに、オークションHPの文章にはスパークリングと書いてありましたので、泡物と思って開けたのですが、実際にはスパークリングワインほどの炭酸は無く、普通に白ワインでした。イメージとしては、幼い子供の頃に両親と遊びにいったピクニック。なだらかな斜面を一面に埋め尽くす青々とした芝生の上には、黄色や白の小さい花が所々に咲いていて、その周りをモンシロチョウが飛び回っている。私は夢中でそのチョウチョを追いかけながら、芝生を駆け回っている。しばらくすると息が切れたので、シートを引いて休んでいる両親の元に駆け戻る。うとうとと仰向けでまどろんでいる父のとなりで、母が私にやさしい微笑みを投げかける。私が母に「のどが渇いた」と尋ねると、母は家から持ってきたバスケットの中から一つの小さなヤクルトを取り出す。それを受け取った私はすぐにその容器の口を開け、渇いた口の中に注ぎ込む。すると口一杯に乳酸の甘酸っぱさが広がり、次第にのどの渇きを潤してくれる。そんな感じ。ペティアン・ナチュレル キュヴェ"マミー" シャルドネ エリーズ・ブリニョ
2007.03.17
コメント(6)

今日は久々にスペインのワイン。抜栓直後。色は深いガーネット色。この色調がエッジまで続く。香りはACメドックにありがちな乾いた腐葉土の香りをベースに、プラム、干したイチジクやナツメのような香り。グラスを回すとさらに鮮やかな赤いベリー系の香りが加わる。口に含むと、思ったほどボディに厚みは無いものの、口当たりのバランスは良い。舌の上では、アセロラやクランベリーのような赤い果実のニュアンスと、プラムやブラックチェリーのような黒い果実系の味わいが行き交い、酸味とタンニンのバランスの良さを楽しめる。テンプラニーリョは多くの場合、カベルネSやメルローとは異なり酸味が多い傾向にあるが、これはそれほど酸味が出すぎているようなことは無い。アフターは樽の香りと果実の香りが一体となって出てゆく。とても気楽に楽しめるワイン。イメージとしてはここはヨーロッパの街角にある午後の青空市場。空には所々に薄い雲が見えるが、おおむね晴れており、心地よい陽気である。建物の間の路地を曲がると、狭いレンガ敷きの通路脇にも露店が出ている。木箱に白いシートをかぶせただけのカウンターには、さまざまな色鮮やかな果物が所狭しと並べられている。それらの香りを添えたそよ風を頬に感じながら、ゆらりと午後の散歩を楽しんでいる。そんな感じ。マルケス デラ コンコルディア 2004
2007.03.16
コメント(2)
今日は過去に飲んだワインの紹介。(写真はシャルドネ、メルロー) 1000円以下で買えるワインの中でお気に入りを選ぶとしたら、まず迷わず挙げるのがこのワイン。ベリンジャー・ストーン・セラーズ。種類はカベルネソーヴィニョン、メルロー、シャルドネとあり、どれも1000円以下ワインのクラスは確実に飛びぬけていて、1000台後半~2000円中盤あたりのワインと十分いい勝負ができると思っています。味わいは十分に凝縮した果実味があり、ナパのテロワールの概観を感じることができます。高級ワインと比べてしまうと、「安いブドウを最先端の醸造技術を駆使して良質のワインにした」という感じは否めませんが、他の安ワインにありがちな減点ポイントがあまり無いので、結構するすると飲み進んでしまいます。ワイン単体でも十分楽しめますが、食事にあわせてもいけるオールマイティなやつらです。個人的にはメルローとシャルドネがお気に入りで、たまにほかを差し置いても無性にこれが飲みたくなることがあるほどです。スーパーやコンビニでも見かけることがあるので、なかなか掘り出し物が見つからないときや、気軽にワインを楽しみたいときなどにはぜひお試しあれ。ベリンジャー・ストーン・セラーズ。
2007.03.15
コメント(2)
今日は昨日のクロード・デュガの残りを飲んでます。瓶のまま半分ほど残してあったのですが、味わいの変化はほとんど無く、若干香りの強さが落ち着いた程度で、十分美味しく飲めています。あと、味わいは明らかにピノノワールなのですが、アフターに何処と無く土のような、ボルドー系のニュアンスがあります。味、香りともに非常に力強いワインで、かつ強烈な個性をもつので、これは好き嫌いがはっきり分かれるのではないでしょうか。
2007.03.14
コメント(3)

今日はすっかり元気が出たこともあり、前回飲まなかったクロードデュガに挑戦。といってもACブルですが。。色はブルゴーニュにしては深いルビー色。エッジは紫から褐色に変化しかかっている。香りはグラスを注いだ直後は土のような香りがあり一瞬ボルドーを彷彿させたが、グラスを回すと白檀、麝香の強烈な香りが発生。僅かにナツメグ、香辛料系の香りが見え隠れする。口に含むとグラス中に香っていた白檀、麝香の香りがさらに強く口の中に広がる。舌の上ではタンニンを強く感じるものの、攻撃的ではなく非常に妖艶な味わい。この味わいはその辺のブルゴーニュACからでは想像しにくく、もしこれをブラインドしたらそこそこいい所の一級畑かそれ以上なのではないかと思うだろう。このワインも十分な時間をかけて楽しみたいワイン。イメージとしてはここは中国、それともチベットの寺院の中だろうか。標高が高いのか、空気は薄く、凍てついた黒鉄のように冷たい。小さな窓の外から見える日差しの反射がまぶしく、逆に建物の中の情景は薄暗くてよく見えない。その代わりに嗅覚が敏感に冴えわたる。建物の中で焚かれるお香や、建物自身の塗りや木材が発する香り、仏像を象る香木の香りなど、様々な香りが感じられ、様々な神物がこの部屋に置かれていることが容易に想像できる。そんな感じ。クロード・デュガ ブルゴーニュ・ルージュ 2004
2007.03.13
コメント(4)
(写真は1999)今日はワインを開ける予定でしたが、まだあまり体調が優れなかったのでお預けにしました。そこで、今日はまた昔飲んで美味しかったワインを紹介します。これは以前ブルゴーニュ地区ばかりを飲んでいた時期に気に入っていたワイン。3000円以下で獣臭を学べるお買い得ワインでした。当時同じブレのクロ・ド・ラ・ジュスティスとも比較しましたが、こちらのほうが香りがよく開いていてずっと好印象だった記憶があります。最近では店頭でほとんど見かけなくなってしまったので寂しいですが、今も同じ味わいを見せているのでしょうか。楽天内で検索してみるとまだ3000円以下で買えるようです。ピエール・ブレ サントネーAC
2007.03.12
コメント(4)
![]()
昨日に引き続き、オークション落札結果の紹介です。サロン[1996]750ml(落札結果はここ)\23,500で落札。ようやく落とせましたが、サロンも以前に比べてかなり高くなりました。店頭価格は10年前の約2倍になってます。この落札価格ではとても厳しいです。(でも嬉しいには嬉しいです。)ドメーヌ・ニエロン シャサーニュ・モンラッシェ[2002]750ml (落札結果はここ)\4,500で落札。モンラッシェ系の在庫が無かったので、嬉しいですが、このドメーヌは未経験なので、お買い得かは??です。CH.ブラーヌ・カントナック[2002]750ml (落札結果はここ)\3,600で落札。予期せず落札してしましましたが、まずまずでしょう。【2位まで落札】ロス・ヴァスコス ル・ディス[2000]750ml (落札結果はここ)\3,600で落札。これもブラーヌ・カントナックと同様です。ハイドヴィレーヌ カーネロス・シャルドネ[2003]750ml (落札結果はここ)\7,200で落札。これはかなり高額で落とす結果になってしまいました。前回\6670でも落とせなかったので今回この価格ですが、これでは通常販売となんら変わりません。ウイリアムズ・セリエム ピノ・ノワール・ソノマカウンティ[2004]750ml (落札結果はここ)\5,600で落札。これも予想外の落札ですが、これは結構良かったかなと思ってます。やはりオークションの価格は味よりも注目度で決まってるのではないでしょうか。これとは別に、musigny0209さんがおいしそうに飲んでいたプイィ・フュッセ \4,100とBAR10さんもお勧めする、ポンソのペア\5,250を購入。こちらのほうがお買い得感が多い気がするのは何故でしょう?今週末の到着が楽しみです。P.S.今週末はあまり体調が優れなかったので、ワインを飲みませんでした。元気になっていたら明日にでもいいやつを飲みたいところです。
2007.03.11
コメント(8)
今日はオークションの話。昨日の大量オークションから、以下のものが落札できました。ペティアン・ナチュレル キュヴェ"マミー"シャルドネ(2005)エリーズ・ブリニョ サンジョベーゼ[2000](中田英寿セレクション)カステッロ・デッレ・レジーネ 今回は高級なものも目白押しで、中には少し頑張って入札したものもあるのですが、残念ながらそれらの品は落札できませんでした。で、上のやつはどうかというと、あまり注目されていないものが格安で落札できたという感じですね。(と勝手に思ってます。)人気の高いやつはさらに高い値段を出さないとダメとなると、お店の通常販売に埋もれている掘り出し物を探す方がお得なのではないかと最近思い始めました。明日もアーベンワインショップさんとLIQUOR WORLDさんがあるので、程ほどの値段で頑張りたいです。
2007.03.10
コメント(2)

今日はクロード・デュガとどちらを飲もうかと悩んだ末、結局こちらを選択。何故に今ボジョレーヌーボー??と思われる方は多いのではないかと思います。でも私にとって今自分が何を飲みたいかはとっても大切なのです。今日はちょっと寒いのでそのせいかも知れませんが。抜栓直後、すぐにボジョレーヌーボーのあの香りが立ち込める。色は中心が鮮やかな紫色。エッジはほとんど無色。香りはスミレの花、レンゲなど、赤い花中心。少しだけバナナのような揮発性の香り。...と典型ボジョレーヌーボー。でも思った以上に落ち着いています。味のほうは当初軽やかな口当たりを予想していたが、飲んでみると意外とボディはしっかりしており、軽やかというよりは滑らかな口当たり。アフターはこれまた鮮やかなアセロラのような赤い実の味わいを残してすっと消えていく。タンニンのしぶとさもない。普段は重厚でパワフルなワインが好きなのですが、たまにはこんな気軽な気分で飲むのも心地よいものです。このヌーボーは半年しても十分美味しく飲めます。イメージとしては、薄いピンクや薄紫の服をまとった手のひらサイズの小さな妖精たちが、一足早く桜が満開の春の野原で軽やかな踊りをおどりながら宴会をしている。そんな感じ。マルセル・ラピエール ボジョレー・ヌーヴォー 2006 (\500で落札)
2007.03.09
コメント(2)

今日はこってりとした白ワインが飲みたくなって、これを抜栓。色はかなり濃い目の黄金色、むしろ褐色になりつつある。まるでトロッケンベーレンアウスレーゼのような色の濃さ。香りは飴のようなしっとりとした香り。一口飲んで、びっくり仰天。貴腐ワインだ。それも辛口白の。長年ワインを飲んでますがこんなのは初めてです。口いっぱいに貴腐香が漂い、アフターには樽香とからんでねっとりとした味わいが残る。まるで命のエキスを飲んでいる感じ。予想していたプイィ・フュイッセとは明らかに異なる味わいに驚きっぱなしです。ただ、抜栓直後のためか、香りと味わいに矛盾するようにボディがすっと抜けてしまい、長く複雑さを楽しむ余裕がまだ無いのが残念。2杯目にはシャンパンの炭酸を抜いたようなニュアンスの香りに変化。飴のような香りにさらに洋ナシの香りが加わる。ボディもしっかりしはじめ、アフターには舌の上に僅かなほろ苦さを感じる。年月を重ねて育った古木の果実が、さらにぎりぎりまでその生命を全うしたような、まさに命のエネルギーをダイレクトに感じる味わい。今日は普段飲みとして開けてしまったが、これは気軽に飲まれるべきではないワイン。時間をかけて、大切な人と大切な話をしながら飲んでほしいです。驚きすぎてオーバーかもしれませんが、ちょっとした感動すら感じます。購入前に感じたオーラは本物でした。この世に数ある華やかなワインにはその美味しさという点では勝てないかもしれないですが、これは相応の畏敬の念を持って飲むべきワインと感じます。というか、こんなワインたくさんは造れないでしょ。イメージとしては夕闇が迫り、太陽が黄金の輝きを放ちながらその姿を消そうとする時間。これで世界が終末を迎えようとしているような、とてもさびしいような悲しいような情景が目の前に広がる。目の前にあるのは、果てしなく長い年月をかけて育ち、そして滅びてゆく森の最後の一本の老木。今まさにその老木が数千年の生を終えようとしている。その老木が実らせる最後の一粒の果実が私の目の前に差し出される。もう新しい生命を生み出すことのない褐色の大地を見つめながら私はその果実を僅か一刻の生を伸ばすだけのために口に含む。おそるおそる口にするその果実の味わいはとても深く、今まで感じてきた喜びや悲しみなどすべての感情を包みこみ、すべての行いを許してくれるような優しさに溢れている。その優しさはまるで、与えられた生を全うしたその終末は決して無駄では無いと諭してくれるような不思議な安らぎを与えてくれる。そう思うと夕闇の恐怖から開放され、残り僅かの生でもこの老木のように最後まで前を向いて胸を張って生きようという気持ちで一杯になる。そんな感じ。プイィ・フュイッセ“ルヴルーテ”ヴィエイユ・ヴィーニュ 2001 ドメーヌ・ラ・スフランディーズ
2007.03.06
コメント(2)
(リンクは2003)今日は去年飲んで美味しかったワインの紹介をします。去年は2003を2回飲んだのですが、去年飲んだボルドーの中でNo.1だったワイン。抜栓直後から新樽の香りが心地よく、同時にサンテミリオンの腐葉土のような香りもしっかり出ている。少々値段が高いので、気軽には飲めないのですが、そこいらのボルドーの格付けより美味しく、少なくとも去年の誕生日に飲んだレオヴィル・バルトン2001よりは現状/ポテンシャルともに確実に上でした。記念日とか来客用に買いだめしておきたいワインです。シャトー・キノー・ランクロ
2007.03.05
コメント(5)
全84件 (84件中 1-50件目)

![]()
![]()