ミステリの部屋

ミステリの部屋

2010年11月24日
XML


モアン王国内の修道院で、隣国の尊者ダカーンが殺されたというのだ。
このままでは 二国間の戦争に発展しかねない。
殺人現場の修道院に調査に向かったフィデルマは途中、村が襲撃される現場に行きあうが…。
美貌の修道女フィデルマが、もつれた事件の謎を解き明かすシリーズ第二弾。(上巻)
内容(「BOOK」データベースより)

殺人現場の修道院で、調査を始めるフィデルマ。
尊者ダカーンは、そこで何を調べていたのか?
人々の証言から次第に浮かびあがる ダカーンの真の姿。
調べ進むうちに、なぜか絡まり合った幾本もの糸が、モアンと隣国の間にある小王国につながっていく。
裁判の日が迫るなか、フィデルマは、祖国の危機を救うことができるのか。
七世紀のアイルランドを舞台にした好評シリーズ第二弾。
『蜘蛛の巣』に続くケルト・ミステリ。(下巻)
内容(「BOOK」データベースより)


友人に薦められて読みました。
読んだのはかなり前です。

舞台は七世紀のアイルランド。
弁護士と裁判官の資格を持つ修道女・フィデルマが主人公です。

フィデルマは、モアン王国の後継者である兄に頼まれて、ラーハン王国の尊者ダカーンが修道院で殺された事件の 真相を探ることになります。
このままでは モアン王国とラーハン王国の戦争になりかねないからです。

戦士・カースと共に、修道院のあるロス・アラハーへと旅立ったフィデルマは途中で、村が襲撃されているのを目撃します。

なかなか真相は見えてこない上に、新たな殺人も起きますが、様々な出来事をつなぎあわせフィデルマは、複雑に絡み合った糸をときほぐし、謎を解き明かしていきます。

すべての真相が語られる 最後の法廷劇が最大の見せ場であり、読み応えがありました。



たびたび出てくる「ブレホン法」には、男女同権や弱者の保護についても規定されていて、当時の人たちがかなり進んだ法意識を持っていたことがわかります。

だからこそ、フィデルマのような女性が活躍できる、というわけです。

たまに、フィデルマの強さが鼻につく時もあります。
けれども、優しいだけでは成し遂げられないこともあるのです。

つらい出来事や、失敗を乗り越えたフィデルマは、きっと人間的にも成長していくことでしょう。

私は見守りたい、と思いました。


実は、友人に薦められたのは、短編集『修道女フィデルマの叡智』でしたが、できたら最初から読みたかったので、第一弾の『蜘蛛の巣』を読もうと思いました。

ところが、友人が『蜘蛛の巣』は実は五作目で、第二弾の『幼き子らよ、我がもとへ』が本当は三作目だと教えてくれました。
その後訳された『蛇、もっとも禍し』は四作目らしいです。

ややこしいですが、翻訳ものにはたまにこういうことがあります。

色々事情はあるのでしょうが、順番に読む派の私は、1作目、2作目が読みたいです。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年11月24日 21時51分56秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

バックナンバー

2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月

コメント新着

月見草@ Re:夜のピクニック:恩田陸(07/06) 「夜のピクニック」のご紹介ありがとうご…
アルビレオ@ Re:白馬への旅、2日目(07/30) 白馬 行って見たくなりました。ワタスゲ…
アルビレオ@ Re:マフラー(01/29) samiadoさんの優しさがしみます。36ufh
アルビレオ@ Re:冷凍ロールケーキ(02/07) 書き出しの「待っていたロールケーキが届…
アルビレオ@ Re:節分もどき(02/03) 恵方巻きって確かに子どもの頃 福岡には…
アルビレオ@ Re:つらいときは(02/02) 「情けは人のためならず」って、何か辛い…
アルビレオ@ Re:マフラー(01/29) samiado さん 編み物も🧶されるんですね…

お気に入りブログ

『ゴシックタウン』買 shovさん

未定の予定~ラビ的… みっつ君さん
留年候補生W2.0… 留年候補生W2.0さん
魔女の隠れ家 たばさ6992さん
ちょっと休憩 ときあさぎさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: