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2003年10月15日
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それにお客さんとはいえ、彼女目当てで言い寄ってくる客は、いっぱいいた。仕事なのだからと思ってもわりきれないものがいっぱいあった。いつ心変わりするか。そんな心配がないわけはなかった。しかし疑いだしたらきりはない。彼女の私に接する態度や話す言葉から真意を読み取らなければならなかった。カラオケで彼女は『思い出がいっぱい』という歌をうたっていた。
私も、二人で入ったカラオケボックスなどでその曲を二人して歌った。二人にはおもいでがいっぱいになっていた。
よくけんかもした。彼女の国に何度か行った。両親は離婚して母親と兄弟姉妹、彼女をふくめて5人いた。母親は、生活のこともあって彼女にいますぐ結婚して欲しくないと望んでいた。働きたくても、働くとこは少ないし、賃金だってとんでもなく安かった。それに日本人が、この国の娼婦を買いに来ていた。日本人はその経済力をみせつけるように、街を闊歩していた。私は、なんともいえない気持ちでいっぱいだった。この地で子供を作って日本に逃げ帰った日本の男たちの話をいっぱい聞いた。また逆に日本人をだます現地の日本人の話、また日本人をだますこの国の女性たち。人間の欲望と色とが渦巻く姿があった。
一体彼女は日本という国をどう思っているのだろうか。そして私を・・・・。
彼女は、アジアのスラム街といわれるそばに住んでいた。その国の人でさえあそこはと言う場所に。
私は、疲れた体でホテルにもどっていった。ふと見上げた2階のレストランに目を向けた。
そこには、私を見下ろしている男の姿があった。あれ・・と思った。向こうも同じ反応を見せた。下で待っていると、昔、一緒に映画学校に行っていたU君だった。この国でドキュメンタリーの映像の仕事をしているといっていたが。二人は10年ぶりの外国での再会に、驚きあった。彼はもうすっかり現地の人間といった雰囲気をもっていた。
それに取材中、警官の発砲によって瀕死の状態だったことが数年前にあった。日本のテレビもニュースで何度か放送していた。もしかしたらということで仲間は、現地に飛んでいた。私は遠方ということもあり事態をみまもっていた。幸い容態は回復した。


日本にもどって私は、色々と考えていた。彼女との連絡は、しばらくして途絶えてしまった。
やっぱりね。と思った。それから3ヵ月後、今、日本の浜松にいるのと連絡が入ってきた。
私は、うれしいやら、くやしいやらで複雑な気持ちになっていた。






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最終更新日  2003年10月15日 15時56分56秒 コメントを書く


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