2007/03/26
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ほかほか、ぬくぬく・・・ by ミル
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まだ、はっきり判らないわけだけど、
今回の騒ぎの中で、ますます『猫のIBD』への疑いを濃くした私。

「ほとんどの場合IBD猫の血液検査結果は全てほぼ正常」
だという記載にも、ミルの場合、ぴたりと当てはまる。
なにしろ、あれだけピーピーだったのに、
白血球の数さえ、基準値の真ん中少し上程度だったのですよ。

そして、IBDという病名が確定診断として付くのは、
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
1、下痢や嘔吐が慢性経過をたどっていること 
2、 炎症性細胞
の浸潤が認められること 
(リンパ球/形質細胞/好酸球/繊維組織/好酸球/好中球)
3、細菌感染や寄生虫など、
炎症性細胞の浸潤をきたすその他の原因がないこと

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
以上の三つの条件がそろっている場合だそうです。

1と3は間違いなし。
2に関しては、まだ調べてない。
ということは、リンパ球、形質細胞、好酸球あたりを調べると
確定できるということかしら?
今度の病院で聞いてみよう。

ちなみに、猫のIBDの場合、発現頻度は
「リンパ球性形質細胞性(プラズマ細胞性)腸炎」と
「好酸球性腸炎」
が最も多いようです。

それと、
長く嘔吐や下痢が続くのであれば、
血液検査で異常がなくても
レントゲンやエコー、バリウム検査等の
検査をしてもらうことをお勧めします。

という先生もいるので、今度行く病院では
この辺もよくよくお願いしてみようと思っています。

また、やはり、触診は大切だそうで、
ケースによっては獣医が肥厚化した腸管
(お腹の中にこりこりした手触り)
を触知できることもあるし、
腹部緊張の程度、腸管膜リンパ節腫脹の有無など
チェックすることは色々あるそうです。

だよねぇ。やっぱり、猫の体に触れようともしないで、
書籍ばかり見てる先生なんて、
全然信用できないわ。(`へ´)
(あっ、しつこくてゴメン。もう、過去は振り返らない♪)


ところで、『猫のIBD』と言うのだから、人間のIBDもあるわけで、
IBDを知るには、先ずは人間のを知らなければ・・・
と、調べてみました。

IBD=『炎症性腸疾患』
これは、「潰瘍性大腸炎」「クローン病」が代表的なもで、
ひらたくいうなら「腸の慢性アレルギー(アトピー)」
だそうです。

「潰瘍性大腸炎」は、
大腸に潰瘍やびらんができる原因不明の疾患で、
「クローン病」は、主として口腔から肛門までの消化管全域に、
非連続性の炎症および潰瘍を起こす原因不明の疾患
まあ、発生する場所が違うという事で、
この二つはほぼ同じように考えていいようです。
どちらも、人間の場合は『難病指定』で、
原因も根本的にはわかっていないし、
完治も難しい病気だそうです。

さて、人間のIBDに用いられる基本となる薬は、
抗アレルギー薬のペンタサ。
これは、比較的軽症の方から使い始める薬で、
効果はほどほど(ステロイドほど有効でない)だが、
副作用が無いといものらしいです。
(以前から使用されていたサラゾピリンを改良して
副作用をなくしたのがペンタサ。)

そんないいものなのに、どうして猫には使わないのだろう?
と思ったら、猫には猛毒とされる
サリチル酸を含有するからなんですって。
残念。
あっ、ちなみにアスピリンも猫には猛毒です。

そして人間の場合は、ペンタサが効かないような、
中等症~重症の患者に初めてステロイドを使用するそうです。
(特にクローン病よりも潰瘍性大腸炎に中心的な役割。)

ふむ、結局、ステロイドなんですね。

ステロイドにはいろいろな効果がありますが、
治療で使う場合には大きくわけて2つの作用・・・
というか、効果を期待するそうです。

ひとつは、炎症を引かせる効果。鎮痛効果もあります。
そして、もう一つが、体全体の免疫力を低下させる効果です。

この2つの効果のどちらを期待するかによって、
それぞれ投与量がかなり異なります。

炎症を引かせるための使用量を1とすると、
免疫力を下げる抗アレルギー剤として使用する時は
3~4の使用量になるんだそうです。

例えばステロイド注射の場合
炎症を抑えるだけなら体重1kgあたり1mgでいいのですが、
自己免疫疾患を抑えるためには、
体重1kgあたり4mg、注射するそうです。

現在ミルは、【プレドニゾロン】5mgを半分に割って、
1日2回にわけて飲ませています。

しかし、猫IBDの重症期になると、
1日3錠(15mg)飲ませる事もあるようです。

ミルに薬を飲ませ始めてちょうど一週間。
ジャージャーゲリピーは、
「柔らかとぐろ巻きうんにょ」にまで改善しましたが、
お腹のピチャピチャ音は相変わらずなので、
本当はもう少し
多めに投与した方が良かったのかもしれません。

だけど、ステロイドは
途中から増やしていくというのは良くないそうなので、
今回は、この辺で納得するしかありません。
あとは、食事コントロールで、どれだけ改善できるか…
ですが、猫のIBDの原因の3割は食物アレルギー
と言われているらしいので、
となると、残りの7割は、ご飯に関係なく出てしまうわけ。
ミルの場合も、今やっている療法食がもう1週間たつのに
なんとなく効果がなさそうだし、
過去の食事療法も、全て全滅だから
多分、食事とはあまり関係ないとは思うのだけど、
念のためもう少し続けてみるつもりです。

あっ、でも、ミルが思った以上に食べるので、
実は、今さっき、もうなくなっちゃったの。(;^_^A
ネットで注文したのは明日とどくので、
1日半、元のご飯に戻っちゃう。
今のところ、急性の下痢とかにはなってないので
大丈夫ですが。

まあ、念のためステロイドの休止は、
療法食が届いて、療法食に戻して1日がたってから・・・
という事にしようと思ってます。

そうそう、ステロイドを投与すると、どうしても免疫力が落ちて、
他の病原体に対する抵抗力も低下してしまいます。
前回のステロイド治療のときは、
それで風邪をひいてしまいました。
だから、今回は、お水にたくさん ハイポ を入れています。
本当は、フードに入れたほうが効果はあるのだけど、
ドライじゃ無理なので・・・ね。
今のところは、風邪も引いてないし、順調です。(^-^)

そして、ウエットフードを食べさせられるようになったら
こんな↓サプリも買おうと思っています。
Azmiraのユッカインテンシブ

ユッカは、ナチュラルで安全性が確認された
治癒カのあるステロイドの効用が最も高い物質なんですって。

そして、自然界で最も強カな抗炎症作用のある
ステロイドサポニンを含み、
腫瘍、好酸球肉芽腫、風邪、気管支炎など多岐に効果があり、
アレルギーによる炎症も軽減するそうです。

ただ、すごく苦いらしいので、
お水に入れるのは難しいかなって思って、
缶詰ご飯に入れようと思っているんです。
1日2滴ぐらいでいいらしいのだけど、
食べてくれるかな?
これは、購入後にミルからレポートさせます。(´m`)

ハア、また長くなっちゃった。
またまた、これをコピーして次の病院にもっていくぞぉ。(笑)


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アンカを抱いてたら熱くなっちゃった。 by ミル





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最終更新日  2007/03/27 01:07:43 AM
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