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2019年10月14日
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テーマ: こけし探訪(85)
カテゴリ: 佐藤文吉

佐藤文吉 60 代後半の転換 - 眼点の変化について

270 本を越えた。最近、やっと文吉の各年代の特徴を把握できるようになった。

文吉の及位時代は、先達(特に高井佐寿氏など)によって詳細な検討がされているが、天童に移ってからも興味深いものがある。

文吉の 60 代後半(ここでは 65 歳から 67 歳)は天童に落ち着いてから約 10 数年が経過している。

この時代の特徴は、眉の三角ともいえる強いアクセントが弱くなって、かつてのようになめらかに、また徐々に鼻が小さくなり、同時に眼点の入れ方も微妙な変化が生まれてくる。

それまでの強烈な上目使いが微妙に変ってくるのである。この変化は私にとって好ましい。

同時期の 3 本( 30 ~ 30.5 ㎝)の画像をあげるが、特に画像右の 67 歳の眼点は半円ではなく四角(特に右)になる。それによって表情は穏やかになってくる。その微妙な眼点を比べて欲しい。しかもそれは緊張感(呪力)を失っていない。一本一本の微妙な変化と味わい、いつまでも文吉に魅かれる所以(ゆえん)である。

いちばん右の「六七才」とあるものは日付が 2.5.2 と読めるが、この 2 年の意味は不明。昭和なら 64 年、西暦で 1989 年である。

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最終更新日  2019年10月19日 12時52分03秒
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